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2021.03.14

「auto flags」リフトアップも良いけれど敢えてチョイアゲに拘る!

20年余りデリカのオリジナルパーツを提案し続け、九州のみならず全国のデリカユーザーに支持されているオートフラッグス。

5インチのリフトアップを施し、オーバーフェンダーを追加して1回り以上大きくなったスタイルは、まさに4WDらしさを極限まで追求した仕様で、これに憧れる人も多いだろう。だが代表の杉村氏は「憧れる気持ちは分かるけど、D:5のユーザー層はファミリー層がほとんど。奥さんや子供達が乗りにくい仕様は家族のためのクルマとは言えないし、理解も得られない。だからと言ってカスタムを諦めるのではなく、ノーマル車高や1インチリフトアップでもできるカスタムがある」というコンセプトの元に仕上げられたのが、今回紹介する白と黒のデモカー。
まずはノーマル車高のブラックのデモカー。オートフラッグスの顔とも言うべきGOQBUTO、マッドフラップ、BUCK ARMORを装着し、ヘビーデューティな雰囲気を演出。ルーフには昨年末に発売し、ファーストロットがわずか15分で完売したBUSTER2080を装着。サイド部分にはテストケースとしてオーニングを装着しているが、以前紹介したルーフトップテント同様、いずれ製品化を予定。また注目すべきはその足元で、XTREME-JのXJ07だが、D:5のノーマルフェンダーでツライチとなるインセット28を装着。既にインセット35が発売中だが、僅か7㎜でもその差は歴然。細部にこだわる事で、愛車をよりスタイリッシュに仕上げることが可能だ。
白のデモカーは、1インチリフトとは思えないほどの存在感を醸し出す。D:5をオフロード風にアレンジするオーナーの殆どは16インチホイールをチョイスするが、このデモカーにはKMCの最新作KM545TREKの17インチをセット。タイヤはBFグッドリッチのAT、KO2(245/65R17)を組み合わせており、1インチリフトするだけでノーマルよりも2回り大きなタイヤが装着可能となる。リフトアップするとどうしてもクルマの重心が上がり安定感がスポイルされる傾向になるが、スプリングだけでなく専用のビルシュタインショックを組み合わせることで、快適な走りも実現。こちらも、GOQBUTO、BUCK ARMOR、BUSTER2080を装着するが、2.1mの立体駐車場にも入場できる実用性の高さも見逃せないポイント。
他にも5インチリフト仕様には、開発中のリアラダーを装着。ラダーと同時装着できるスポイラーも計画中で、今後も新製品ラッシュは続きそうだ。

家族で使うことが多いから、リフトアップは絶対無理。だからカスタムは夢のまた夢…と思っている世のお父さん!諦めるのはまだ早い!リフトアップやオーバーフェンダー装着を行なわなくても、ここまでD:5はスタイリッシュにアレンジできるというお手本が、まさにこのデモカー。ボディ色に合わせ各部をブラックで統一し、ブロンズのホイールが差し色的な役割を担うことで、存在感を演出する。
ノーマルバンパーにフィットする形状で、ボディ後部をしっかり保護するBUCK ARMOR。両端部の牽引シャックルはダミーだが、オフロードテイストを盛り上げてくれる。
ノーマル車高でも、お年寄りや小さな子供を乗せる機会が多い人に特にオススメしたい電動サイドステップ。格納時は非常にすっきりとしており、全く見えないほどスマート。左右セットと純正オプションを装着してしまった人のために、運転席側だけも発売する。
ドレスアップアイテムとしてのイメージが強いマッドフラップだが、ダートなどを走った際に巻き上げた小石などでボディが傷つくのを防ぐ効果もある。オフロードを走る機会があるなら、装着すべきアイテムだ。
インセット28という、まさにD:5のノーマルフェンダーのために作られたXTREAME-J XJ07。オープンカントリーR/T(235/70R16)を組み合わせる。タイヤ&ホイールの交換だけで、スタイリングは見違えるほど逞しくなっている。
以前よりも17インチタイヤの選択肢が広がったことで、オートフラッグスでは満を持して17インチホイールを装着。これまでD:5=16インチというセオリーを敢えて打ち崩し、ニュースタンダートとなるスタイルがコレだ。僅か1インチと思うかもしれないが、キャンプ場や河原などではこの差が意外にも大きく、スタイリングの違いはもちろんだが、安心感も格段にアップしている。
フロントバンパーのガード的な役割だけでなく、ランプステーとしても活用できるGOQBUTO。中央のスキッドパネル部分にはD:5のグリルをイメージしたスリットが設けられており、全体のバランスを考慮したデザインがなされている。
BUCK ARMORにはオプションでヒッチメンバーを装着することが可能。さらにその奥にはアドブルーのタンクガードも装着。オフロードを安心して走行するためには必要不可欠な装備だと言える。
ヘッドライトの周辺の窪みには、オートフラッグスのオリジナルシートを追加し、イメージを一新。何かパーツを追加するだけでなく、色を変えるのも十分カスタムと言えよう。
せっかくカスタムしても、ノーマルマフラーのままではいささか興ざめ。かといってマフラー交換は…という人のために、マフラーフィニッシャーもオートフラッグスでは発売中。純正マフラーに追加するだけで、スポーツマフラールックに早変わりする。
D:5のボンネットは比較的小ぶりだが、それでもスチール製なのでかなりの重量となる。リフトアップするとこの重さがかなり辛いが、ボンネットの開閉をスムーズに行えるボンネットダンパーがあればそんな苦労も不要となる。
オートフラッグスのオリジナルスプリングで、1インチリフトアップ。スプリングだけでなく専用のビルシュタインショックを組み合わせることで、車両の安定感や操縦性を向上させているのがポイントと言える。
KMCのKM545TREKと、BFGoodrichのATKO2を組み合わせる。ブロックパターンのタイヤと幾何学的デザインのホイールが
見事にマッチしており、オフロードテイストをより一層強調してくれる。

BUSTER2080

すでに全国各地で目撃しているオートフラッグスのオリジナルルーフキャリアのBUSTERS2080。D:5のルーフをほぼ埋め尽くすほどの面積を確保しつつ、アルミ素材を採用することで軽量化を実現。最大のポイントは極力低く抑えたデザインで、荷物を載せていない時に立体駐車場に入れる点に尽きる。先端部には整流効果を高めるディフレクターも備わる。

NEW

ルーフキャリアをリリースしたなら、やはりリヤラダーもラインアップせねば、ということで、初夏の発売を目指して鋭意開発中。写真は試作品で、若干仕様が変更されるが、ワイドで使いやすさを考慮した形状はそのままとなる予定だ。