TOP > 記事 > 「4WDプロジェクト」国内外の競技経験を生かして作るストリート快適仕様のセットアップ

2021.01.28

「4WDプロジェクト」国内外の競技経験を生かして作るストリート快適仕様のセットアップ

滋賀県にある4WDプロジェクト。代表の西川氏は長年アジアXCラリーやスモーキンホイールに参戦し選手をサポート。国内でもダートレースを主催する経歴もあり、レースを舞台にさまざまなパーツの開発を行っている。
ただし同社の作るパーツはあくまでも普通のユーザーが日常で乗れるスペック。たとえばサスペンション。同店では4タイプを用意しており、このクルマにはタイプ4に交換される。キットはコイルとショックのほかオリジナルアームも含めている。セッティングは快適志向でカスタムしたジムニーに乗っているとは思えないほど。路面の継ぎ目をほぼ感じさせないほどに衝撃吸収性を高めつつ、それでいてフワフワしないまさに絶妙のセッティング。助手席に乗っていても硬くなく、柔らかくない味付けなので奥さんや子供が乗っても不満なく乗れるだろう。
またエクステリアではバンパーとボンネットをオリジナル品に換装。ただのドレスアップではなく例えばバンパーのフォグは少し外側に向けて、悪天候時の周辺の視認性を高めるなど、実用品であるヨンクの機能性を高める工夫も凝らしている。
シンプルな仕立ての中に込められた深いノウハウ。4WDプロジェクトのパーツにはそんな技が込められているのだ。

4WDプロジェクトではパワーアップにも余念がない。まずターボをボルトンでパワーアップできるDanGan!!ターボに換装し、特に低中速でのパワーアップを行っている。さらにDanGan!!レスポンスジェットとDaNGan!!アクセルブースターを装着して電子スロットルのツキの悪さやブーストのかかりを向上し、アクセル操作に対してリニアに反応するクルマに仕上げている。
ボンネットには排熱のダクトを装備しておりエンジンの熱気を積極的に排出してくれる。純正のキャッチが使えるので防犯面でも安心だ。また強度もあり走行時のバタつきも皆無だ。
新型ジムニーの重量が重くなったことに最速で対応したのが4WDプロジェクト。FRPボンネットでフロントを軽量化したのだ。デザインにもこだわっておりスポーティーなルックスはカスタマイズをアピールしてくれる。
タイヤはTOYOオープンカトリーM/T。サイズは225/75R16だ。ホイールはレイズのグラムライツをチョイス。シンプルなデザインながら品質や軽量化などのスペックにもこだわる同社のカスタムにマッチしている。
前後バンパーを交換してスタイリッシュに仕上がったエクステリア。センターにはスキッドプレートも装着。見た目がよくなっただけでなく、アプローチ・デパーチャーともにアングルを向上して悪路走破性を高めている。

フロントサスペンション

リアサスペンション

オリジナルのスプリングにタニグチ製ダンパーをセットしたサスペンション。アップ量は2.5インチでスタイリング的にもスタイリッシュ。このキットでは前後アームのほかラテラルロッドやバンプのオプションもセットされている。

◆音質チューニングにこだわり軽らしからぬ低音を実現する

どうしても軽い音質になってしまうジムニー。そこにチャレンジしたのがこのマフラー。フジツボと共同開発しており車検対応なのは当然だが、音質を低音にチューン。大人がかっこよく乗れるサウンドとなっている。

フジツボ社とコラボレートして開発した4WDプロジェクトのオリジナルマフラー。ステンレス製なので耐候性がたかいだけでなく、美しい仕上がりはリアビューのアクセントにも最適。特にこだわったという音質はアイドリング時から感じられ、軽とは思えないサウンドを聞くことができる。踏み込むとより迫力の音質となる。ただしうるさいわけでなく、あくまでも音質が低音気味のセッティングとなっているだけで車検でも安心なのだ。