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「横浜ゴム」ルックス良し!走って良し!全地形を征服するエクストリームA/Tとは?

◆GEOLANDAR X-AT

4WD・SUVタイヤのスペシャリストとして、充実のラインナップを誇るヨコハマタイヤ「ジオランダー」シリーズ。従来からのジオランダーM/T G003、同A/T G015、同H/T G056、および同SUVに加え、近年はエクストリームタイヤである「ジオランダーX-MT」、オンロードのスペシャリティ「ジオランダーX-CV」といった“Xシリーズ”と呼ばれるラインナップを設定。趣味性の高いユーザーに向けた、より魅力的な展開をはかっている。その“Xシリーズ”に新モデルが追加され今まさに注目されているA/Tタイヤのエクストリームモデル「ジオランダーX-AT」だ。

最近のオフロードタイヤの傾向だが、A/Tタイヤは環境規制や快適性の追求からどんどんオンロード指向が強くなっている。一方でM/Tタイヤはドレスアップ性や悪路走破性の追求から、よりアグレッシブなルックスとなってきている。X-ATは、ポジショニングが離れたA/TとM/Tの中間を埋めるキャラクターだ。つまり、見た目はアグレッシブでM/Tのようだが、乗ってみるとA/Tのように快適という性能を意識して開発されている。
特徴は、路面でのトラクションを確保し操縦安定性や静粛性を向上。コンパウンドは、M/Tタイヤ系で採用されるもので、耐摩耗性・耐チッピング性を確保する。内部構造は3プライ構造・ナイロンフルカバーを採用して、耐久性や耐パンク性もM/Tタイヤのタフさに匹敵するレベルだ。
サイズラインナップは、外径32~37インチの計10つ。これらはハイラックスや大型4WDに対応するものだ。

ジオランダーX-ATの特長

トレッドパターン

新開発のアグレッシブブロックパターン

 

タイヤプロファイル

X‐ATのトレッドパターンは、新たに専用開発されたもの。また、タイヤプロファイルには4WD・SUVタイヤ専門ブランドとしてのノウハウがしっかりと注がれている。さらにコンパウンドや内部構造にはM/T系を、一方パタンノイズを低減するピッチバリエーションにはA/T系の技術が応用されるなどのいいとこどりの性能にも注目したい。

構造&コンパウンド

A/Tタイヤ系のピッチ数や配列を採用。これにより、パターンノイズの低減に貢献している。
TRDラリー仕様のトヨタ・ハイラックスは、プラド同様に純正サイズ同等の「LT265/70R17」を装着していたが、マッディな路面での安定感が印象だった。ハンドリングは良好だし、とくにハイスピード時の挙動の乱れが起きにくいのが好印象。M/Tタイヤに匹敵するとさえ、いえるだろう。