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「ヒルトップ」褐色の大地を駆けるたくましい仕上がり

200を凌ぎ、今や人気実力ともにマーケットで高く支持されている150プラド。とはいえ、純正に物足りなさを感じている人は少なくない。やはり四駆モデルとしての硬派な部分を強く押し出したくなるのが心情で、とくにカスタムユーザーであればなおさら。
全身を真っ黒でコーデした150プラド。その肉体にこれでもかと言わんばかりに屈強なボディパーツを纏わせる。ARBのスチールバンパーにサファリシュノーケル、さらに追加したライトは13灯で、抜かりなしといったフォルム。だが、このスタイルを形成する一番の肝は足回り。トータルケオスのロングトラベルキットを主軸にロングトラベル専用のセッティングがなされたKING製サブタンク付きコイルオーバーショックをインストール。さらにロングトラベル用3バイパス方式を採用したセカンダリーショックも追加装着するなど、まさに完全武装で硬派に仕上げた本格派だ。

LAND CRUISER PRADO 150

 
フロントはARBのデラックスブルバーにLight FORCEのドライビングライト×3を組み合せ、吸気系にはサファリシュノーケルを装着してヘビーデューティなスタイル。
ルーフラックの種類も今や豊富にある中からセレクトしたのがPRINSUのルーフラックで、取り付け位置を低く抑えつつ前方部にはKCの6灯LEDライトバーを装着。
リアバンパーはMetal Techのスウィングアウトバンパーへと換装しただけでなく、ハイリフトジャッキを忍ばせてよりタフなスタイルへと導く。さらにMetal Techのフューエルカンホルダーも装備。
足もとはBFグッドリッチMT KM3(295/70R17)に、METHOD RACE WHEELS・ダブルスタンダードの17インチをセット。
 
サスペンションにはトータルケオスのロングトラベルキットを組み込むとともに、KINGのコイルオーバーショックを装着。フロントはさらにもう一本追加してWショックとしている。

LAND CRUISER 70 

上で紹介しているプラド150の様に、ランドクルーザーのポテンシャルを高めるカスタムに定評のあるヒルトップ。“らしさ”を高めるエクステリア&足回りのブラッシュアップは欠かすことができないだけにヒルトップでももちろん力を入れているわけだが、それだけにとどまらずパフォーマンス性の向上にも力を注いでいる点も注目すべきポイントである。元々重量のある四駆、それをカスタムすれば重量増は避けられず、走行性能をスポイルしかねない。そんなデメリットを補うための策として導入しているのが「スーパーチャージャー」だ。取り扱うのはマグナソン社製で、専用のインテークマニホールドやプラグなど必要なものがすべてキットに含まれている。ちなみに写真上の76には1GR用のaFe製コールドエアインテークシステムが組み合わせることで、Dyno計測で最大20hpアップを果たしている。さらにトラスト製のeマネージ(サブコン)を組み合わせることで、スーパーチャージャーの性能を最大限に発揮する様調整が施される。