1996年に登場したラングラーの2世代目となる通称TJ型は、その硬派たるスタンスを崩すことなく、サスペンションを一新。当時の評価では、乗り心地が格段に改善し、快適性を増したとの声が多かった。トランプカースクエア代表の松田さんは、ラングラーのルーツともいえるTJ型を後世に残すために、〝できる限り新車時に近い状態に戻すことが最善〟という考えのもと、徹底的なメイクをTJ型に施し、市場に送り出してる。
リメイクのベースに使われるTJ型は、自社で販売した経緯を持つ管理車両か、フルノーマルで状態の良いものばかり。手を入れる部分は多岐に渡る。水回りやセンサー類、ブレーキなど、TJ型の弱点となるパーツの不具合の有無に関係なく新品パーツへ交換される。〝サビが発生していて普通〟という下回りは、それを除去し再塗装を実施する。内装は、パーツ全てが外され徹底的にクリーニングされる。白く劣化しやすい樹脂パーツ類は、黒さを長期に渡り維持できるように塗装によるリメイクを施す。こうしてセミレストアと言っても過言ではないほど徹底的な整備やブラッシュアップを実施した後、販売車両として店頭に並ぶことになる(半年間走行距離無制限の保証が付く)。仕上げまでに多くの時間と費用を費やすため、販売価格は決して安くはない。しかし、購入者の満足度は高く、同社を慕ういわゆる熱烈なファンも多いのだ。
オフロード仕様 TJラングラー






オンロード仕様 TJラングラー






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