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【ToFit】内部パーツの改良で性能がさらにアップ!サビから愛車を守る“電子の力”

多湿で酸性雨や塩害などにもさらされやすい日本は、サビにとっては絶好の環境。
 まずは、サビの発生原理から簡単に説明していこう。鉄は原料である鉄鉱石から酸素を追い出して作られていて、放っておけば空気中の酸素とくっ付いて元の安定した状態に戻ろうとする。その時に手助けをするのが水分で、水が電気化学反応を発生させることで鉄をイオン化させ、空気中の酸素と結合しやすくなる。こうしてサビは発生する。だから錆は梅雨時や秋の長雨時に発生しやすい。この結合を、電子の力で防止しようというのがラストストッパーだ。
 サビはちょっとした傷やヘコミを入り口にして、ボディ全体をむしばんでいく。一見きれいな車体に見えても、下回りなど目の届かない場所にできた傷が元で、知らないうちにサビが進行しているケースだって決して珍しくはない。一旦発生を許してしまえば、サビは見る間に領土を広げていき、気づいたときには高額な補修費が必要になってしまう。アウトドア遊びの相棒として乗り回すことを考えれば、サビ対策は最優先課題と言ってもいいだろう。
 そこでオススメしたいのが、自動車向けのサビ防止装置「ラストストッパー」。

ヘビーデューティータイプ

レギュラータイプ

電子の働きを利用して、鉄板の腐食作用を軽減・消滅させるという画期的なメカニズムを持つ本製品。その働きは欧米を中心に50年以上も前から研究・実証されており、コンビナートや地下パイプライン、海沿いの水道施設などですでに応用されている。
 すでに多くのユーザーが導入している「ラストストッパー」だが、現在販売中のモデルは内部の改良がさらに進み、性能を向上!パワーアップバージョン。本体の外観についてはそのままに、LEDの点灯パターンを変更。通常バッテリーが12.3V以上だとLEDが点灯。そして12.1V〜12.3V時はLEDが点滅し、ラストストッパーからのパルスは出力を停止する(点滅時の消費電流は2mAくらい)。さらにバッテリーが12.1V以下になるとシステムはOFFの状態になり、LEDが消灯する。つまり、LEDの点灯パターンで電力の状態も確認できるようになったのだ。さらに、大きな改良点としては内部部品を含めてデジタル化することで、パルス出力の安定性が向上している。
12V全車に対応しており、バッテリーのオートプロテクト機能も標準装備。通常タイプに加え、海辺や雪の多い地域を走るクルマや、Jeepやランクルのような大型四駆、そしてすでにサビが出始めてしまっているクルマ向けに、ボディと下回りの2カ所に設置できるヘビーデューティータイプがラインナップされているのも嬉しいところだ。
 消耗部品とは違い、ボディはダメになったら交換というわけにはいかないもの。すでにサビが目立つとしても、これ以上の進行を食い止めることが、車体の寿命に直結することは言うまでもない。
 愛車に長く乗り続けるためにも、サビの天敵「ラストストッパー」でしっかり対策をしておくべきだ。

□簡単4ステップで装着可能!

1.赤色コードをバッテリーのプラスターミナルへ

装着場所は、作動状態をすぐ確認できるようにバッテリーの上部とするのがオススメ。またターミナルに接続する際、車両側の端子をバッテリーから完全に外さないようにする。

2.黒色コードをバッテリーのマイナスターミナルへ

本体のLEDランプが点灯するのを確認しておく。

3.スケルトンワイヤーをフレームなどに接続する

スケルトンワイヤーは必ず塗装してある面に接続すること。むき出しの金属に取付けるとそこにサビが集まるので注意。

4.LED点灯が確認できたら本体を固定して完了!

本体固定の際は接着面を脱脂して油分を取り除く。

四駆でも安心できない各部をむしばむサビの増殖力!

上の写真はある程度年式の経った先代ランドクルーザープラド120系のもの。溶接部分、ドアのエッジやジャッキアップポイント、エンジンルームや下回りの水が溜まりやすい場所、さらにボルト周辺などなど…対策怠った場合のサビの発生ポイントは多岐に渡っている。

ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑制したが、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生していた。
電気防食法を応用したサビ対策は、石油コンビナート、地下パイプライン、橋げたなどの大規模な施設でも多く採用されている。確かな効果がある証と言えるだろう。ここで紹介しているラストストッパーも同様の原理となっている。