【SUNSETMOTORS】今見ると非常に斬新で随所にコダワリを感じる「悲運の名車」
今でこそ「モデリスタ=純正オプションパーツブランド」と、殆どの人が思っているだろう。だが誕生当時はメーカー自らが製作したコンプリートカー販売を行なうブランドで、ここで紹介するPX10は1997年に800台限定で発売されたモデル。他にもランクル80や95プラドをベースにしたモデルも存在したが、決してヒットしたとは言えない。
その背景の1つに考えらるのは、当時はまだまだ相当数のランクル40が現存しており、言葉は悪いが「HZJ73がベースの40モドキ」に対して風当たりは強かった。だが、フロントマスクやボンネット、前後バンパーなどど、エクステリアにはかなり力を入れて製作されており、オリジナルの73には存在しないメタルトップなど、かなり野心的なクルマ。筆者はFJクルーザーを所有しているので敢えて言わせて貰うが、FJクルーザーよりも遥かに40らしさが滲み出ている。だが問題は登場した時代が早過だった事だろう。
そんな激レアモデルをサンセットモータースでは2台所有。とかく70系はハードなカスタムを施されがちだが、極力エクステリアはオリジナルの状態をキープ。リフトアップ&タイヤを変更しランクルらしさを強調するが、今見ると斬新に見え「アリ」だ!四半世紀前に登場したPX10。
ある意味時代がようやく追いついた感があるが、どうしても手に入れたいと思う人は、まずはサンセットモータースに相談してみてはいかがだろうか。
LAND CRUISER NeoClassic PX10
フロントグリルは楕円型に変更。確かにヨンマルらしいイメージは再現している。だが40の丸型グリルはガソリンエンジン搭載車に採用されたもので、マニアから「ディーゼルエンジンを搭載しているんだから、ここは角グリルでしょ!」とツッコまれたとか。
フェンダーミラーに変更し、シルバー塗装のバンパーに変更していただけに、ある意味惜しい部分だったと言える。
リヤバンパーとナンバー灯&ナンバーステーの取り付け位置を変更。最大の違いと言えるのがFPRトップでなくメタルルーフを採用している点で、リヤのクウォーターには40のミドルに設けられていた縦長の窓を再現。今改めて見ると非常によく作り込まれており、売り切れなかったのが不思議で仕方がない。
スプリングとシャックルはキープスラント製に交換。ノーマルよりもリフトアップし、タイヤサイズを285/75R16に変更。ショックはMX9000を組み合わせる。
40をオマージュし、三角窓を再現。フロントフェンダーやボンネットが新規に設計され、こだわりが随所に盛りこまれたが…。残念ながら800台は完売には至らなかった。
1HZ型4200ccディーゼルを搭載。残念ながらNOx規制に適合しておらず、規制地域で登録するにはDPF装置などが必要。だが、非常にトルクフルな走りが楽しめる。
リフトによって、315/75R16のATタイヤを装着。ブラッドレーVは純正オプションで設定されていた。フェンダー一体ステップなど、専用装備を随所に採用
する。
マフラーはサクソンに交換。極力オリジナルの姿をキープ。40のエンブレムをオマージュしたアラコエンブレムを装着している。
赤のPX10と同じく、シャックルとスプリングはキープスラント。ステアリングダンパーも追加し、直進安定性やキックバックを軽減させ快適性を向上。
ショックはオールドマンエミュ ーのBP51を採用。減衰力を伸び/縮み個別に調整可能で、低速から高速までリーフと思えないほど快適な乗り心地を実現。
車内の質感や機能性をアップグレード!
PX10のインパネは、兄弟車と言うべき70プラドの後期型のパーツを流用。ボディ色に合わせて、標準色以外にインパネのパネルカラーはレッド突ブラックをオプションで設定。またサンセットモータースではオリジナルのカスタマイズパーツも発売中だ。
車両購入からカスタムまであらゆるニーズに応える
SUNSET MOTORS
SUNS GARAGE
ランクルをメインとしつつ、様々な四駆をラインアップするサンセットモータース。サンズガレージの2Fでは、アウトドアショップさながらのグッズを販売中。サンズガレージでは、車検やメンテナンスはもちろん、デフのオーバーホールやボディリフトといったハードな作業にも対応できる高い技術力を持つ。車両探しからカスタムまで、ワンストップで自分の欲しいランクルが手に入る。
オリジナリティ溢れるカスタムも提案中!
今なお絶大な人気を誇る80を10インチリフトし、42インチタイヤを装着。各部はLINE-Xで仕上げており、無骨な雰囲気を感じさせる仕上がり。ちなみにボディを覆うラッピングは、サンセットモータースの頭文字を組み合わせたもの。斬新な手法で、パーツを組んだだけのカスタムとは一味違う。
オリジナルには拘らず、自由な発想でグリーンとアイボリーにペイント。60系が元々アメリカンな雰囲気持つだけに、西海岸を想起させてくれる。外装だけでなくシートもツートンに変更し、可愛らしさも強調する。人と同じクルマには乗りたくない!と思うなら、サンセットモータースに相談してみよう。
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