【4WD PROJECT】1インチアップの凄いやつ！アクティビティのベストパートナー

一昔前は、ジムニー＝オフロードでの特殊なクルマというイメージだった。現行のジムニーになってから、SUV、RVの仲間入りをし、レジャーでの使用を前提としたユーザーが選ぶクルマとなっている。しかし、ジムニーはいじってナンボであり、より楽しくなるクルマだ。ジムニーほど、チューニングパーツが豊富で、個性化できる車両は他にない。4WDプロジェクトでは、代表の西川氏がさまざまなアクティビティににチャレンジしつつ、ジムニーの使い勝手を検証し、チューニングを進めている。
　今回紹介するデモカーのテーマは、「快適に、ジムニー初心者がアクティビティを楽しむオシャレ仕様」だ。リフト量は1インチアップ。コイル交換だけではなく、ダンパーも同時に交換し、キチンと走行性能を確保しているのがポイントで、エクステリア関係は4WDプロジェクトの定番仕様。前後バンパーを薄型に交換。オフテイストを出しながら、純正フォグランプを使用可能としながらアプローチアングルを確保。リアは、近年新たなスタイルとして定番化してきているセンターナンバー仕様。サイドからナンバーを照らす斬新なデザイン。さらに、利便性とルックスを考慮し、ロトパックスを装着。さまざまなアクティビティに対応するために、ルーフにベースキャリアを装着し、SUPなどの大型ツールの積載にも対応している。
　パフォーマンスにも手が入っていて、純正ECU対応のオリジナルターボに換装。熱対策に貢献する、ルーバー付きのエアロボンネットを装着している。

JB64のターボ性能を開放するDanGan!!チューニング術

JB23時代から、ノーマルECUのまま、タービン交換だけでパワーアップを行なう手法を提案し、さまざまな実績を持つ4WDプロジェクト。JB64ジムニーにおいても、すでに完成し、今回のデモカーにも装着済み。低回転域からブーストが立ち上がり、常用域でのトルクを重視。タイヤを大径化するチューニングが定番のジムニーは、出足がとにかく遅くなりがち。この「DanGan！！ターボ64」を装着することにより、この不満は一気に解消される。キビキビとした走りが手に入るのだ。

ハウジングケースが赤に塗装された「DanGan!!ターボ64」。調整式の強化アクチュエーターを装着し、キレのあるブーストを実現。フィンの形状などを煮詰めたタイプなので、ブースト圧に頼らず、エンジン本体の負担が少ない状態で、大幅なトルクアップを実現。ノーマルECU対応なので、コストパフォーマンスもバッチリだ。

エントリー向け商品と思われがちな1インチアップ。確かにチューニング初心者に最も馴染みやすいメニューだが、4WDプロジェクトでは、ちょっと認識が違う。「1インチアップだからこんなもんでいい」という妥協が一切ないのだ。キチンと走行性能を発揮できるようにしたパッケージングで、エキスパートが乗っても、満足できる仕上がりとなっているのだ。

砲弾型のサイレンサーを、後方から見えるように配置された「DanGan!!マフラー64」。ルックスが話題になりがちだが、サイレンサー容積の確保が十分にされていることで、中間タイコの排気抵抗を軽減することに成功。より素早いブースト圧のピックアップに貢献している。

Dangan!! FRPバンパー（フロント＆リア）

をてらうのではなく、ボディシルエットを生かしつつ、走行性能の確保を行ないつつ、軽快感を重視し、スポーティに仕上げた4WDプロジェクトの前後バンパー。リアのナンバー位置は、近年話題となっているセンターナンバー仕様。しかし、よく見るとナンバー位置がかなり高い。ルックスだけでなく、デパーチャアングルの確保まで考慮した他にないセンターナンバー。ナンバー灯も、サイドから照らす新しいシステムとなっている。