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「PISTONwitz」走る・曲がる・止まるの三大性能を高次元でバランスさせる見事な手腕

ジムニーを手に入れて、リフトアップを考えているオーナーが最初に直面するのは「どれだけ車高を上げればいいのだろう?」という問題だ。確かに大きなタイヤを装着すればインパクトはあるし、より4WDらしさを強調できる。だが、リフトアップはメーカーが作り上げたバランスを変えてしまう事であり、上げれば上げただけデメリットも発生してしまう。
もちろん車高を上げれば河原程度のオフロードでも、より安心して走ることが可能。だが、重心位置が上がるので、それに合わせて総合的なサスペンションチューンは必要不可欠となる。
20年以上に渡りジムニーのカスタマイズ&コンプリートカーを製作してきたピストンでは、特に足回りに対して強いこだわりを持っており、オンロードからオフロードまで走りが楽しめる仕様を目指している。

オリジナルのスプリング&ビルシュタインショックで、ノーマルから50㎜のリフトアップを実施。むやみに車高を上げないのがピストンのポリシー。乗り心地だけでなく、しっかりと路面を蹴る感覚は、運転する楽しさを感じさせてくれる。サスペンションと同じく、ステアリングダンパーもビルシュタイン製をチョイス。高速走行時の直進性が向上し、安定感が確実に向上。ロングドライブが多い人にオススメしたい。
50㎜リフトだが、オフロードでのストローク量を確保しているので、プロペラシャフトの干渉を防ぐためにNEOPLOTのスワンクロスメンバーに交換している。
吸排気系は、トライフォースのスロットルチャンバーや、5ZIGENのダブルサイレンサーマフラーに交換。アクセルを踏み込んだ際のレスポンスを向上させ、スムーズな加速を楽しめる。ノーマルよりは大きめだが、心地良いエキゾーストノートを奏でてくれる。
ノーマルよりも重いMTタイヤを装着すれば、自ずと制動性能は下がってしまう。カスタムしても不安や違和感なく走りたいのなら、ブレーキ系の強化は必須。パッド&スリットローターへの交換だけでなく、ステンメッシュのブレーキホースに交換することで、ダイレクトなペダルフィーリングが感じられる。
前後のバンパーやフロントグリルはアピオ製に交換。いずれもABS製となっており、純正品と同等のマッチングの良さもポイント。
Aピラーの内側にはブーストメーターを追加。どの角度からでも握りやすいシフトノブに交換し、確実なシフト操作を実現。どちらもモンスタースポーツの製品で、純正同等のクオリティを誇る。
ピストンの顔ともいうべき、スペアタイヤカバー。64/74はもちろんだが、歴代ジムニー用もラインナップ中。ノーマルタイヤに被せるだけで、雰囲気を一変できる。
50㎜のリフトアップによって、185/85R16のジオランダーM/T G003を装着。レイズ・デイトナFDX-Jを組み合わせるが、このクリアブロンズはピストンだけのオリジナルカラーとなる。

同じ金額なら見える部品を装着したいユーザーは多いが、見た目だけでなく、見えない部分にも手を加え運転のしやすさを向上させる。ピストンのジムニーは、正しい意味でのチューニングが施された仕様だと断言しよう。