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「flexdream」1BOXの概念を覆すリフトUP仕様、レトロさに隠したハイパフォーマンス

ランクル専門店のほかに、ハイエース専門店も展開するフレックス・ドリーム。同社によれば、ハイエースのカスタムコンプリートに乗り替えるファミリー層が増えているとか。その大きな理由のひとつが沢山のアウトドアギアを積むことができるためなのだ。
そんなアウトドア派向けに製作されたのが、この200系ハイエース・FD‐クラシック(撮影車両はワイドボディ)。

フレックス・ドリームオリジナルの丸目2灯クラシックフェイス「FD-classic」を採用したハイエース200系。最新車両のスペックにレトロな雰囲気を持たせたネオクラシックスタイルが魅力だ(撮影車はヘッドライト&フォグにIPFのLEDバルブを搭載)。また、スタイルアップとキズの防止のために、前後バンパーやルーフ、さらにJAOS製スキッドバー&オーバーフェンダーなどにLINE-X塗装を実施済み。
サブフレームとボディの間にブロックを追加して3インチのリフトアップを行う。それだけでなく、KeepSlantと共同開発した8枚重ねのリヤリーフスプリングによって、乗り心地を大きく向上させている。リフトアップに伴い、ショックアブソーバーはランチョ9000XLへ交換。この仕様により、いい意味でハイエース4WDらしからぬ長いサスストロークを確保。
足もとはブルートのディッシュホイール・BR-66と、3インチアップしたからこそ装着できるBFG・A/T KO2(LT225/75R16)という組み合わせ。オフロード性能を格段に引き上げている。なお、リベッド留めしたようなJAOSフェンダーガーニッシュtypeXにもLINE-X塗装でタフな印象を与えた。
ボディに穴開け加工などを施すことなく、RHINO-RACKのルーフラックに装着できるARB4×4 サイドオーニング(アルミケース付き)。3カ所のクイックリリースバンジーコードの脱着でオーニングの展開および収納が行なえる。フィールドですぐに使えるので、アウトドア派にオススメ。ほかにジッパー収納のソフトケースもある。
ルーフラックは北米などで高い人気を誇るRHINO-RACK(ライノラック)。薄型であるのもポイントで、リフトアップしていない標準ボディなら、これを装着しても2.1m以内の車高に収まり、多くの立体駐車場に入庫可能。オプションで折りたたみ式のラダーも設定されている。
ルーフ前方にIPF製LEDライトバーを追加し、アウトドアなどでの夜間の照明を確保。さらにルーフにはキズや凹みに強いLINE-Xが施工されている。見た目のインパクトはもちろん、キャンプ場などの暗い場所での本格的作業にも文句無し!

インテリアはヴィンテージ風のレザーを基調として、フロントシートにはペンドルトンとのオリジナルコラボシートカバーを採用。この雰囲気と合わせるため、ステアリング、インパネ、フロントドアにオリジナルのウォールナット調パネルを新たに用意。お洒落な室内へカスタマイズされた。

アウトドアの車中泊やアクティビティに便利な2/3列目のフルフラット化が簡単に可能となるライトキャンピングカー「FD-BOX」を設定。3/4列目は通常は普通に乗れるのもポイント高し。なお、頭上を有効活用できる仕上げも嬉しい。
flexdreamオリジナルのウォールナット調のウッドパネルを新設定。メーターパネルやグラブボックまでをカバーするインパネ周辺、フロントドア左右のパワーウインドーパネル、ATシフトノブ、レザー×ウォールナット調のコンビステアリングという構成だ。さらに車中泊であると便利な「サブバッテリー」や「FFヒーター」も装備している。
ここまでアウトドアシーンを意識したカスタムが施されていれば、四駆ファンも納得だ。