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【SilkRoad】ノーマルの良さを崩すことなく機能性や個性を高めるカスタム

 クルマをカスタムしようと考えた場合、多くのユーザーが車高を変化させようと考えるだろう。それは確かに、速さを追求する競技や、ドレスアップコンテストなどのイベントでは有効と言えるが、そのようなカスタムを施したクルマに常日頃から乗れるだろうか?特に実用性を最優先した軽トラの場合、車高を下げると段差が乗り越えられなくなる。具体的に言えば田んぼや林道に入れなくなってしまうだろう。また車高を上げると荷台に荷物を載せるのが大変になるばかりではなく、高架下の通行やショッピングモールなどの立体駐車場への入場にも支障が出てしまう。
 働くクルマというものは仕事のためのツールであるし、車高やボディサイズは自動車メーカーが長年の経験から導き出したものである。先代キャリイで一度ホイールベースが延長されたが、現行型で元の寸法に戻された事実が物語っているように、ノーマルはベストなバランスを考えて作られていると言えるだろう。
 仕事で毎日使うから過激なことはしたくないし、実用性は失いたくない。でもスタイリッシュにアレンジしたい!と考えるユーザー向けにシルクロードでは、加工が不要でボルトオン装着できる様々なオリジナルパーツをラインナップ。もちろん保安基準に適合しているので、装着したまま車検を通すことも可能。ONもOFFも1台でこなせてしまう、そんなカスタムをシルクロードなら実現可能だ。

◆SUZUKI SUPER CARRY (DA16T型)

 本格的なクロカン四駆とまではいかなくても、軽トラなら少々のラフロードも問題なく走れる。だが万が一という事態に備え、フロントマスクにはABS樹脂製の前後バンパーの下側に金属製のバンパーガードを追加し、飛び石によるキズを防止する。またTORII(鳥居)と名付けられた大型のロールケージは、見た目だけでなく積載能力の向上が可能だ。
 いずれのアイテムも加工不要なボルトオン装着が可能なので、朝から作業を始めても、夕方にはデモカーと同じスタイルにアレンジできる。その手軽さも、シルクロード製品の魅力と言えるだろう。
タイヤはYOKOHAMA GEOLANDAR A/T G015(155/65R14)に変更。組み合わせるホイールはMIDのGarcia CISCO TypeⅡ。クラシカルな雰囲気は、定番が生み出す抜群の安定感にも通ずる。ディスク部はブラックで、リム部分はポリッシュ仕上げとなる。
荷台には、TITAN50 TORIIと名付けたロールケージを装着。素材はスチールにアルミコーティングを施したアルスター材を使用。長期間使用するユーザー向けに、オプションでブラック塗装仕上げも可能だ。
グリルだけでなく、バンパー部もしっかり保護するフロントガーニッシュセット。ABS樹脂のブラックマット仕上げなので、塗装は不要。デモカーにはダミーリベット付きを装着するが、リベットなしもラインナップ。なお純正SUZUKIエンブレムが装着可能。
50.8パイの極太パイプを採用した、フロントバンパーガード。中央部分にはステンレス製のスキッドプレートも装備。バンパーだけでなくその奥の足回りもしっかり保護するので、不整地にも安心して乗り入れることが可能となる。
ボディサイドのステップバーは、ドレスアップ目的ではなく、実用性の向上と車体の保護を実現。また工具箱の置き場にもなる。
シルクロードのZ9(絶空)マフラーは純国産品で、一つ一つハンドメイドで丁寧に製作される。キャリイ用は、現在鋭意開発中だ。

異なる仕様目的に応じたサスペンションキットもラインナップ

グレードによって異なるが、フロントは17〜25/リアは30㎜ダウンを実現。

前後とも20㎜リフトアップ。増しリーフを追加するので、構造変更は不要だ。

ノーマル車高はあらゆる路面に対応させることを考えて設計されるが、シルクロードでは個性をもっと追求したいユーザー向けに、キャリイ&スーパーキャリイ用のサスペンションキットを発売中。愛車のスタイルをより引き出したいユーザーにオススメだ。

■DAIHATSU HIJET JUMBO (S500P型)

 継続車検に対応する片側9㎜以内のフェンダーエクステンションを追加することで、ノーマルよりもワイドなタイヤが装着可能となり、カスタムの可能性がより広がることになる。またスタイルに加え、走行安定性の向上も期待できる。ABS樹脂のシボ黒仕上げとなるので、塗装不要でリーズナブルにカスタムを楽しめる。
 ラゲッジにはTITAN50のTORIIや、荷室を拡大できるベッドエクステンダーを装着。オリジナリティを感じさせるスタイルを実現しつつ、軽トラとしての実用性も向上させているのがポイントと言えるだろう。
装着するタイヤはTOYO TIRES NANOENERGY3(165/50R15)。ホイールはMID RACING R50typeSを組み合わせる。15インチ化することで、軽トラとは思えないほどスポーティな印象を感じさせてくれる。
スーパーキャリイと同じくTORIIを装着するが、こちらはスタンダードなポリッシュ仕上げ。またベッドエクステンダーは、ベッドが小さいスーパーキャリイやハイゼットジャンボの積載能力を高めるには欠かせないアイテム。
片側9mmワイドのフェンダーエクステンションを装着。ABS素材の真空成形品なので、抜群のフィッティングを実現する。
フロントマスクにメリハリを感じさせてくれる、フロントリップスポイラーを追加。
ガードの役目だけでなく、サイドから荷台にアクセスできるステップバー。まさに一人二役な、優れものアイテムと言えるだろう。
50.8パイの極太パイプが、本格的なピックアップトラックのような力強い印象を演出する。取り付けに際し加工は一切不要でランプブラケットも装備。

キャリイだけでなくハイゼット用のサスペンションキットも発売中

2WDモデルの場合、前後とも25㎜のローダウンを実現。なお4WDにも装着可能だ。

約25㎜のリフトアップを実現。増しリーフ方式なので、継続車検に対応可能だ。

フロントコイルはシルクロードのオリジナルに変更しつつ、リアは増しリーフ方式を採用。これにより構造変更が不要で、継続車検が可能となる。またローダウンキットは可能な限り純正部品を使用することで、ローコストを実現。