【PUT DEPOT】スペシャルなナナマルを手に入れろ!海外仕様のV8ディーゼルという選択
世界各地で、多くの人々の生活を支えるランドクルーザー。各地の気候や使用状況に合わせ様々な仕様が設定されているのはご存知だろう。それらの多くは「はたらくクルマ」と表現するのが相応しく、実用性を追求したものがほとんど。そんな国内仕様とは異なるネイキッドなランクルを逆輸入し販売するのが、PUTデポだ。
今回紹介するVDJ78は、日本国内では販売されていない通称「トゥルーピー」と呼ばれるロングモデルで、搭載エンジンはV8・4500ccのディーゼルエンジン。その圧倒的なトルク感は「これぞ四駆!」と思わせてくれる程で、近年の小排気量化が進む4WDとはまるで別次元の走りと言える。
そんな海外仕様のナナマルを手に入れる際に頼りになるスペシャリティショップがPUTデポというわけだ。丸目に戻った現行の70系もオーダー可能。しかも国内仕様だと直4ディーゼル搭載・4ドアセミロングの「GDJ76」のみのラインナップだが、トゥルーピーやピックアップ、ショートモデルなど、日本にはない仕様の70だって、PUTデポなら必ず手に入る!
国内登録のためには様々な車両試験が必要になるため、オーダーから納車までは長期になることもあるそうだが、それは理解しておきたい。
装備は国内仕様に比べ、グッとシンプル。為替レートで買いやすい中東モデルがメインのため左ハンドル車が多いが、現行モデルはAT車も新たに選ぶことができる。本当のランクル70という選択、アリだと思う!
■LAND CRUISER 78 Troop Carrier【VDJ78L】
海外仕様ランクル70の代名詞的な存在が78トゥループキャリア。5mを超える長大なボディなのに2ドアというプロフィールが、彼の地での乗られ方が偲ばれる。もちろん現行型にも設定があり、いち早く輸入されたモデルは1グレード仕様。丸目ヘッドライトはハロゲン式、エンジンは4.5ℓ/V8ターボディーゼルを搭載する。ミッションは5速MTだ。ちなみに現行型は78、76、79ピックアップで、それぞれV8ディーゼルターボ+5MT、2.8ℓ直4ディーゼルターボ+6AT、4.0ℓ/V6ガソリン+5MT&6ATのパワートレーンが選べる。ショートの70はV6ガソリン+5MT&6ATと、直4ディーゼルターボ+6AT。何より、海外仕様でもATを選べるのが朗報なのだ。
2023年のマイナーチェンジで、海外仕様もフロントマスク、ボンネット、ドアミラー形状が変更された。なおこのVDJ78は中東仕様だが、サイドステップがアルミ製からスチール製に変更。また雨樋部分のメッキモールがなくなり、質実剛健さが強調されている。PUTデポでは25年モデルも続々と入荷中。中東仕様ではホワイトとベージュの2色で展開。オーストラリア仕様では更にダークブルーも加えた3色のカラーバリエーションとなる。
インパネの形状は大きく変わらないが、ルームランプやエアコン下のスイッチ類のデザインが変更。フロントシートはベンチタイプで3名乗車が可能。ステアリングコラムの右には前後デフロックや、国内仕様にはない空気圧センサーのスイッチが備わる。
彼の地では長距離を無給油で走らねばならない関係で、運転席の下にも燃料タンクを装備。そのため給油高は2カ所となる。また国内仕様のようなアドブルーの注入口は存在しない。トゥルーピーにはシュノーケルが装着できるように、最初からピラー部にハードポイントが設けられているのだ。
フロントバンパーに合わせ、リヤバンパーがガンメタに変更。またサイドステップはブラックのスチールとなり、強度もアップしている。またブレーキランプなどは従来の位置のままとなっている。タイヤはダンロップのSP QUALIFERE(225/95R16C)で、スチールホイ―ルながら空気圧センサーを標準装備する。サスペンションは従来モデルと同一で、メインリーフ+5枚+ヘルパーという構成で、重量物の積載にも耐えられる仕様となっている。なおリヤサスペンションには、スタビライザーも標準装備されている。
国内ではこれまで投入されていないV8・4500ccのコモンレール式ディーゼルエンジンを搭載する。シングルターボを装備しており、大きなボディを気にする事なくグイグイ加速できる。また従来モデルはボンネットにインタークーラー冷却用の大きなダクトが設けられていたが、改良によりボンネット裏にエアインテークが装備されている。
PUT DEPOT
トゥルーピーやショートなど、国内で設定されていないモデルを輸入・販売するPUTデポ。ただ車両を輸入するだけでなく、国内の保安基準に適合する改善まで行なって納車してくれる。中東などのオプションパーツなども装着可能で、さり気なくオリジナリティを追求したい人にとって、これほど頼もしいお店はないだろう。