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【データシステム】後付け装備の追加で機能性アップ!セキュリティやテレビ視聴などでランクルをもっと安全&快適にする

 ランドクルーザーユーザーにとっては非常に心配なのが車両盗難だ。車両盗難ワーストランキングでは常に上位にランクされるため、その危険度は多くのユーザーに認識されている。日本損害保険協会が発表した2024年の車両盗難全体の27.5%にあたり、盗難車両の4台に1台はランドクルーザーだという恐ろしいデータが発表されているのだ。
 そこで自分のクルマは自分で守る必要が出てくる。そのためには各種のセキュリティシステムの導入が効果的だ。そのひとつとして注目したのがデータシステムの「スティールブロッカーSOS 820」だ。車両にオーダーメイドで取り付けるセキュリティシステムには比較的高価なものが多い中、このモデルは手軽に導入できる価格であることが魅力だ。最初にこのモデルを愛車に導入したり、他のセキュリティと併用するなど、さまざまな選択肢が考えられるのも良いところだろう。
 ただしこのモデル、手軽な価格でありながらセキュリティのレベルが高いのも特徴。機能的には万が一解錠されて車内に侵入されてもエンジンが始動できない仕組みが施されているのだ。同モデルが“車両乗り逃げの最後の砦”とうたっているのはそんな理由から。愛車の盗難の可能性を下げるために今すぐはじめられるセキュリティ対策を実施してみよう。

車両盗難の1/4をランドクルーザーが占める

日本損害保険協会が2024年の自動車盗難実態調査を発表した。そこでは全体の盗難件数(2,499件)に対してランドクルーザーの盗難が688件とワーストワンとなった。この数字は盗難車両の4台に1台はランクルという計算になる。ランクルのセキュリティ対策がいかに急務なのかがこの数字からもわかるだろう。

■車両盗難防止装置スティールブロッカー【SOS820】

万が一車内に侵入されてもエンジン始動を不可能にする

今回紹介するデータシステムの「スティールブロッカーSOS820」は車両盗難対策に特化したセキュリティシステムだ。その特徴はパスコードを使ってエンジン始動をコントロールする点にある。万が一窃盗犯に車内に乗り込まれても、エンジン始動を不可能にするため車両盗難を回避する可能性が高まるのだ。エンジンを停止すると自動的にセキュリティがオン(オートモード)になり、次回エンジンを始動するにはオーナーだけが知る強固なバスコードを用いる必要がある。ランドクルーザー200、300、250、プラド(150系)に対してそれぞれ専用ハーネスが用意されている。取り扱い店での取り付けが必要になる。
リレーアタックやCANインベーダーなどの最新の手口を使って車内に侵入した窃盗犯。しかし「スティールブロッカーSOS820」で防御されているためエンジン始動ができず、リスクを恐れる窃盗犯は早々に撤退することになる。

■フロントの死角をカメラでカバー【マルチVIEWカメラMVC811】

リフトアップなどを実施した場合に、フロント直下に死角が発生する。これをカメラ映像で補うのがデータシステムの「マルチVIEWカメラMVC811」(価格:1万8,480円)だ。カメラ画角を広角(スーパーワイドビュー)に切り替えると水平方向180度の視界を確保できる。またコーナー→直下を見下ろす角度など6種類のビュー切り替えができるのも同モデルの特徴。

■ランドクルーザーにTVキットを導入する

走行中でも同乗者が純正カーナビやディスプレイオーディオのテレビを視聴できるようにするのがデータシステムのTVキットだ。車種ごとの純正システムを解析して開発を進めているので、取り付けるだけでテレビ視聴が可能になるスマートさが魅力。もちろんランクルの各車にも対応モデルがあるので同社のホームページで適合を確認してみると良いだろう。TVキットにはベーシックな切替タイプから、ステアリングリモコンのボタンを切替えスイッチに用いるスマートタイプや純正風の切替スイッチを用いるビルトインタイプなどが用意される。
スタンダードな切替タイプは付属の小型スイッチを使って制御のオン/オフを切り替える。
純正風スイッチで制御の切替を行なうビルトインタイプ。スイッチをダッシュにビルトイン設置。
純正のステアリングリモコンのスイッチ操作(ボリューム)で制御の切替を行うスマートタイプ。