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「 4×4PRESENTS」王道のアメリカンカスタム、トール&ワイドで迫力倍増

簡単には壊れず、オフロードでもしっかりと走る様々な四駆のハイリフト。それも10インチアップ以上のモンスターマシンを手掛けるのが4×4プレゼンツ。そんな同店だからこそ、デモカーのJB74は当然のごとくリフトアップ仕様だが、4インチアップと控え目。とは言え新型ジムニーの4インチアップはまだ希少な存在だ。245/75R16タイヤとの組み合わせで、その存在感はジムニーの枠を超えている。装飾を控え目にトール&ワイドに仕上げた王道のアメリカンカスタムといえる。
4インチアップのコイルスプリングだが、意外にオリジナルではなくてクワドロペッド製だ。「2インチアップコイルを開発したけど、デモカーでウチらしさをアピールするなら4インチアップということでクワドロペッドさんのを選びました」と話す代表の早坂氏。ショックはプロコンES1000を組み合わせているが「とりあえずの暫定です。コイルスプリングとのバランスには納得していないので…。走りを考えたらFOXがベストなのかな?」とのこと。それ以外は前後ラテラルロッドのダウンブラケット、それもスムーズな動きやショックとの干渉を避けるべく前後にオフセットさせているのがポイントだ。また、大径タイヤやリフトアップによるステアリングのブレを抑えるべく、オーバースラグ形状のステアリングロッドをワンオフ。さらにリアコイルスプリングの湾曲を補正するリアカントベースなど細部までチューニングされている。

フロントサスペンション

リアサスペンション

コイルはクワドロペッド製4インチアップをチョイス。ショックアブソーバーはプロコンプES1000だが暫定とのこと。注目したいのは前後のラテラルダウンブラケットで、ともに前後にオフセットさせているのがポイント。さらにステアリングタイロッドをタイロッドエンドの上部にマウントし、オーバースラグ状ステアリングロッドを追加。ステアリングのブレ防止&優れた直進性を確保している。
ボンネットの開閉作業をアシストするボンネットダンパー。リフトアップ車には必須のアイテムだと言える。
スマホが置けるプレートを備えたステンレス製のドリンクホルダー。スリット入りでエアコンの冷風&温風がしっかりと当たる。
キッカーの2ウェイスピーカーを装着する。純正スピーカーも交換されており、音質が格段に向上。ドライブがより楽しくなる。

ワンポイントカスタマイズ

新型ジムニーの不満点として真っ先に挙げられるのが電子スロットルによるレスポンスの悪さだ。これをスロットルコンピューターで対処し解決している。
エアクリーナーとインテークパイプ、導風板がセットになったGReddyエアインクスキット。
マフラーはモンスタータジマのオールステンレス製に交換。心地良いサウンドを奏でる。
リアのスペアタイヤを外すなどエクステリアの装飾がシンプルな分、高さと幅が強調されて、個体としての存在感が大きく高められている。クルマに近づくほどその迫力に圧倒される。