ランドクルーザーに限らず、近年の4WDはとかくアースカラーが増殖中。10年前では考えられなかったが、GDJ76やランクル250に設定されるボディカラーがまさにその代表例と言える。確かにホテルのエントランスよりもキャンプ場によく似合うし、アウトドアに出かける気持ちを後押ししてくれるのは事実。だが、あまりにも増えると興醒めしてしまうのも事実だ。
元々黒いハイラックスサーフを積極的に提案していたWeedでは、一時期アースカラーの4WDも数多く販売してきた。だが同じようなクルマが増えるとかえって没個性化してしまう。そこで原点回帰という意味を込めて、ブラック&ホワイトのカッコ良さを改めて提案中だ。
Weedの基本スタイルとしては40㎜程度のリフトアップを行ない、細部に差し色を施してノーマルとの差別化を図るというもの。150プラドではコンパクトなガーニッシュやマフラーもラインナップしていたので、今後それらのアイテムが追加されないか、期待したいところだ。
もちろん自社のオリジナルパーツだけでなく、ARBやジャオスの製品を組み合わせることも可能。自分の思い描くスタイルを具現化してもらうことも可能だが、初めてカスタムしようと考えている人なら、経験豊富なWeedのスタッフにアドバイスを貰う方が賢明。きっと想像の斜め上を行くスタイルを実現してくれることだろう。
LAND CRUISER 250
フロントグリルや前後バンパーの一部をラプターライナーでペイント。同じブラックだがトーンや質感を変えることで、メリハリをつける。
発売予定のスプリングでリフトアップを実施。製品版ではフロント50㎜、リアは40㎜アップの予定だ。
LAND CRUISER 300
250と共通のラダーフレームだが、300専用のスプリングを開発。2インチアップ仕様となる。
LAND CRUISER 70【GDJ76】
ノーマルスプリングのまま重量物を積載すると車高が下がってしまう。そこで空気の力で持ち上げるエアバッグマンを追加。オールドマンエミューのMT64に交換し、安定感をアップ。
リフトアップに伴い、ヨコハマ・ジオランダーM/T G003(LT255/80R17)に変更。細身大径なタイヤが70によく似合う。これにMKW M205をセット。
サイドオーニングは、ルーフトップテントと同じiKamperで統一。車両の側面から後方まで270度をカバーし、快適なアウトドアを実現。
◆NOMAD FORGED
念願のランドクルーザーが納車され、最初の数カ月はノーマルのままで満足できる。でも本誌を手にする方々なら、ノーマルのままではツマラナイと思うはず。またカスタムを今までしたことがないという人も、街でまったく同じクルマとすれ違ったら、次第に自分の個性を主張したくなるものだ。
デモカーは共にリフトアップしているが、もちろんノーマル車高でも装着可能。ホイールを履き替えて、ランクルを自分色に染めてみてはいかがかな?
一般的なフィンタイプのホイールはフラットなディスクが多いが、NOMAD FORGEDは屈曲させることで立体感を強調。ただ折り曲げるのではなく、そこに「トゲ」のようなデザインを施すことで、ワイルドさも与えてくれる。
■iKaMPER SKYCAMP 3.0
温泉好きがそうであるように、道を極めるとどんどん他の人とは違う所に出かけたくなるもの。キャンプが好きな人も同様で、最近ではソロキャンというよりむしろ「野営」を楽しむ人も少なくない。そんなワイルドなライフスタイルを楽しむユーザーにオススメしたいのが、iKaMPER(アイキャンパー)だ。
ハードシェルのカバーを開くだけでテントが完成する手軽さが最大の魅力で、慣れれば1分で自分だけの快適空間が完成。設営・撤収作業で貴重な時間を浪費することもない。GDJ76に装着したこのSKYCAMP3.0は、折り畳まれたフロア部分を展開することで、コンパクトな見た目からは想像できないほど、大人が4WD人就寝できる広大なスペースを実現。テントの中を覗くとその広さに驚かされる。
アネックスルームやオーニング、キッチンアイテムなどもラインナップ。アウトドアを満喫したいオーナーの、夢を叶えるアイテムだと断言しよう。
SKYCAMP3.0は、その名の通り星が拝める天窓を装備。マットレスも非常に厚く、快適なひとときを過ごせる。ソロキャンプはもちろん、家族や仲間との貴重な時間を楽しむには欠かせない装備といえる。
- Weed ウィード本社・ショールーム
- 兵庫県三木市府内町401-1
- 0794-73-8000
- 営業時間:10:00〜18:30
- 定休日:火曜・水曜
- https://weed10.com/