TOP > 記事 > 【Kudo-J】洗剤を使わず流水をかけて擦るだけ手軽に美しさが蘇るクリーナーが誕生

【Kudo-J】洗剤を使わず流水をかけて擦るだけ手軽に美しさが蘇るクリーナーが誕生

 約3年の歳月を掛けて誕生したホワイトレタークリーナー。その誕生の裏には、幾多もの失敗の連続だった。その1つが高密度のメラミンスポンジ。確かにこれでもホワイトレターは綺麗になるが、より良い方法を考案したので、お蔵入りとなってしまったのだ。
 とはいえ膨大なメラミンスポンジのデータを捨てるのはもったいないし、何かに使えないかと考えた工藤さん。プロモデラーが艶あり素材の艶を消すのに使う事を知り、「じゃあ元々艶消しならどうなるの?」と思い即実行。実は工藤自動車ではマットブラックのオリジナルホイールや金属バンパーを発売しており、お手入れ方法を模索していたのだ。試しに擦ってみたところ、キズが目立たなくなる。また最近多くのSUVで見られる未塗装部品にも効果的。さすがに加水分解で白化した物は復活しないが、成型時の模様が浮き出たフローマークは、油分の減少だけでなく汚れの蓄積でもあるので、根気よく擦れば目立たなくなる。
 また拭きあげるクロスも非常に重要で、素材によってはムラや生地の跡が残るものもある。そのため高密度のマイクロファイバーをセットして販売開始。まさに至れり尽くせりだが、工藤さんの地道な研究結果の賜物といえる。未塗装パーツの黒が引き締まりホワイトレターが白くなるだけで愛車の雰囲気は格段にアップ。次の休日は洗車に挑戦してみては?

紹介した「ホワイトレタークリーナー」。ジワジワと認知度が高まっているが、11月10日に開催されたレッツゴー4WDフェスに、工藤自動車が出展した。そのホワイトレタークリーナーの副産物として誕生したのが、今回紹介する超超圧縮メラミンスポンジ300だ。

通常の3倍の密度に圧縮した事で高い耐久性とコスパを実現!

超超圧縮メラミンスポンジ300

流水を流しながら、たっぷりの水を吹くまで優しく擦る。大きな面だとムラになりやすいので、なるべく長いストロークで施工するのがポイントだ。なお一方向だけでなく、タテ・ヨコ・ナナメと様々な角度で擦るとうまくいく。なお、一度で仕上げるのでなく数回に分け、根気よく作業しよう。

右側のコンビランプ内側についた縦方向の擦ったあと。ここをメラミンスポンジで擦ってみるとあら不思議、ほとんどわからないレベルになってしまった。もちろん塗装が剥がれたり、深く削れた様なキズは消えないのでご注意あれ。
マットブラックのアルミホイールはカッコ良いけど、お手入れが大変!?そんな悩みを解消してくれるのがメラミンスポンジ。小さくカットもできるので、アルミホイールの細かな傷や汚れの除去に最適だ。また最近のSUVは、エクステリアだけでなくインテリアにも未塗装の樹脂パーツが随所に採用されている。特にドアの内張りやスカッフプレートは傷つけやすい場所なので、定期的な清掃をしよう。
一般的なメラミンスポンジはスグにペラペラになり、またボロボロ崩れやすい。それを改善するためにぎゅーっと圧縮したのが最大のポイント。平滑な面と凹凸な面があり、テクスチャー塗装を施している部分に施工する場合は、凹凸のある面を使用しよう。ちなみに一カ所を強く擦り続けると艶が出るので注意。

マイクロファイバーと言っても吸水性や柔らかさは全く別物!

超密度マイクロファイバークロス

北米系の巨大スーパー店で黄色いマイクロファイバーを愛用する人は多い。だが一口にマイクロファイバーと言っても、その柔軟性や吸収性は全くの別物。せっかくスポンジでキズを除去しても、クロスがキズをつけることもある。

水を含んでいなくても非常に柔らかく、メガネを拭けるのでは?と思うほどしなやかな素材を採用。吸水性も抜群で、キズがつきやすいマット塗装でも安心して拭きあげることができる。
軽く拭くだけでほとんど水が残らないので、作業性は抜群。また水の跡も付きにくいのがGOOD。一般的なマイクロファーバーはスグに固くなったり地面に落とすと枯れ葉などがめり込むが、工藤自動車が選んだマイクロファイバーは目詰まりしにくいのも特徴の1つだ。
環境に配慮し水とメラミンスポンジだけで汚れやキズを除去しちゃいます!ウチの奥様にも好評で、キッチンでも使用可能ですよ♪

ハスラーでも検証してみた

Before

After

新車登録から5年を迎えるハスラーでも、その効果を検証。屋根のない車庫で保管しており、洗車は1年に数回というかなり劣悪な扱いをしており、フロントフェンダーは徐々にフローマークが出現!1回目でメラミンスポンジにはかなり汚れが付着。これは期待できるか?と思ったが、乾くと再びフローマークが出現。この作業を5回ほど繰り返した結果が上の写真。5年分の汚れが一瞬で落ちる訳はないが、施工前と比べるとかなり薄くなっている。マメに洗車を行ない、根気よく続けるとより綺麗になりそうだ。樹脂コーティングの下処理にも最適だ。