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【BOX STYLE】デジタル通信技術を使用した世界最先端のセキュリティシステム

 ボックススタイルで取り扱う業務はセキュリティ以外にも多岐にわたる。タイヤ&ホイールの購入と交換、カーコーティング、内外装のカスタマイズ、さらにオーディオのインストールだ。これが同社の掲げる「一人ひとりに合った快適な車内空間を創造する」というコンセプトである。
 その業務のなかでも核となるセキュリティはオーサーアラーム社のシステムを採用している。オーサー社が日本に進出した時から付き合いがあり、今でも最新のクルマはボックススタイルが解析に携わり、オーサー社に情報をあげることで車種専用のファームウエアを開発しているという。
 そんなオーサーアラームの特長は最新のクルマにも適合する世界最先端の技術を使用している点にある。具体的には近年の盗難の手口でスタンダートとなっているイモビカッターやコードグラバー、リレーアタック、CANインベーダーに対応した最先端の盗難防止装置を開発。このシステムを車両と融合させることで純正スイッチを使用したPINコード入力やスマートフォン認証、さらに専用のキーフォブ認証によりエンジンを始動することができるようにするなど、極めて高度なセキュリティシステムを完成させており、世界中で高い信頼を集めているのだ。
 ちなみにカスタムでも多くの賞を受賞するなど、センスでも日本最高峰のレベルを誇るボックススタイル。ランドクルーザーを任せられる数少ないプロショップだ。

ランドクルーザー300クラスのクルマが何台も入庫できる広い整備工場をもつボックススタイル。内外装のカスタムはもちろん2柱リフトも完備しておりタイヤ交換などの作業も自社内で行うことができる。だから大切な愛車を何度も別の店に預けたり、知らぬところで外注先に出されるということもないのだ。

ボックススタイルがメインで取り扱うのはオーサーアラーム。ラインナップは「イグラ」「キーレスブロック」「クバント」となる。イグラには「イグラ2」と「イグラ2プラス」に分かれる。
 特長はCAN信号に融合させることで既定のPINコードを入力しないとエンジンが始動できないこと。純正キーレスのみでアラームのセットが可能なので使用が簡単なのもポイントだ。なお「プラス」はキーフォブという暗号キーを持つことで、ドアをアンロックするだけでセキュリティが解除となる。またリレーアタック対策には「キーレスブロック」を用意。こちらもCAN信号に融合し、ドアロック後にキーレス信号を受け取らなくすることで盗難を防ぐセキュリティだ。いっぽうCANを使用していない古いクルマに装着できるのが「クバント」。機能としてはイモビライザーとなり、対応するキーフォブを持たなければエンジンを始動することができない。
 いずれも車両の膨大な配線からCAN信号線を見つけ出すなど特殊な作業が必要だが、そこはボックススタイルの得意とするところ。車両盗難やいたずらから愛車を完璧にガードしてくれるぞ。

オーサーアラームはそのセキュリティレベルの高さから、ロシアだけでなく欧州やアメリカでも人気のシステム。ボックススタイルでは日本にオーサーアラームが上陸した当初から強い協力体制を取り、新車両の解読や開発に携わってきた。いわば世界最先端の技術をインストールできる日本最高のセキュリティショップといえるのだ。
スマートキーの隣にあるのがキーフォブ。特殊な暗号化がされたキーホルダーで、これを持つことで正規のユーザーであることが認証される。イグラのほかキーレスブロックやクヴァントでも使用可能となる。セキュリティレベルが高いまま認証の煩雑さを回避できるので、イグラもキーフォブ付きのイグラ2プラスが人気という。

KEYLESS BLOCK

スマートキーの微弱な電波を拾いクルマを解錠する盗難手口である、リレーアタックから車を守るために開発された商品。スマートキーでロック後にスマートキーの電波を車両が受け付けなくすることで盗難を防ぐ。スマートキーのアンロックボタンが有効であり、専用アプリかキーフォブでの認証によりディスアームドとなる。

KVANT

CAN通信を持たない古いクルマにもインストールするために開発されたのがクヴァント。イモビライザー機能を持ち、不正な操作に対してエンジンの始動ができない機能を持つ。認証はキーフォブ、専用アプリ、PINコードで行う。イグラシリーズやキーレスブロックのほか他社製セキュリティとの併用も可能となっている。

IGLA2+

300をはじめ近年の車両ではスタンダードな機能となったCAN-BUS通信を解読し、そこに完全に融合させる次世代のデジタルイモビライザー。イグラの認証はステアリングスイッチなど車両のボタンを使用し、任意のコードを設定するかスマートフォンのアプリで行うが、プラスに同梱されるキーフォブによる認証も可能となる。また本体が非常に小型で純正配線に紛れ込ませることで発見がほぼ不可能なのもイグラシリーズの特長である。
ボックススタイルではパンテーラやゴルゴなども取り扱っており技術レベルの高さは日本トップクラス。最近ではパンテーラを300にインストールしつつ、純正キーレスでエンジンスターターを使えるようにするなど、高度なインストールも行っている。最近はオーサーアラームが中心だが他の商品に関しても相談してはいかがだろう。

さまざまな作業をワンストップでハイレベルに仕上げてくれる

塗装ブースを完備しておりパーツ塗装などは自社で行ない、大掛かりな鈑金作業などは提携工場で行うこともあるという。セキュリティショップでこうした設備を持っているショップはまずないだろう。
圧巻なのはこのCNCルーター。バッフルボードを高精度に製作するには最高の機械だが、オーディオプロショップでもここまでの大型は珍しい。こうした設備が整っていることも人気の秘密なのだ。
こちらはハーレー。ポイントはザラザラとした塗装面が特長であり、人気となっているラプターライナー塗装を行っている点。こうした特殊な塗装もすべて自社工場で行えるのがボックススタイルだ。
最新の車両だけでなく古い車種も扱うため、ボール盤や旋盤加工機など、一般的なカーショップにはまず置いていない工具も揃っているので、ワンオフ作業なども可能となっている。
こちらはオーディオカスタムの一例。ウーハーボックスを製作しスピーカーとアンプをインストール。レザー仕上げで車内をドレスアップしている。ピラーへのツィーター埋め込みなども対応している。
サウンドコンテストやドレスアップコンテストで数々の賞に輝くほどのスキルとセンスがあるのもボックススタイルでカスタムするメリット。ユーザーの希望をワンランク上のレベルで叶えてくれる。
木材だけでなくアクリル加工もボックススタイルの得意とするところ。こちらはクルマのロゴをレーザーで刻印したスイッチやスキャナー。こうした小物でオリジナリティを出すことも可能だ。
タイヤ交換などの作業は外注に出すショップも多い中、ボックススタイルではタイヤチェンジャーとバランサーを完備している。また日本では発売されていない海外ホイールの取寄せも対応しているぞ。

BOX STYLE

CAN-BUS通信に割り込ませると言ってもカプラーオンではない。膨大な配線の中からCAN通信の配線を専用のテスターを使用して見つけ出しセキュリティ本体を紛れ込ませるのだ。こうした手間のかかる作業を行うのが店長の橋本氏。従来のアナログ機器のように内装を大きくばらす必要はないが、高度なデジタル技術が必要とされる。またオーディオカスタムなども得意とし、あらゆる作業をほぼひとりでこなしているという職人だ。
  • ボックススタイル
  • 住所:福島県郡山市田村町上行合西川原90-1
  • 電話:024-926-0162
  • URL: https://www.boxstyle.jp/