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ノーマルでは到達できない場所へ、合法的なカスタムで走破する「Forest Auto」

1961年の登場から2012年まで、スバル(旧富士重工業)で製造されたサンバー トラック。4輪独立懸架のサスペンションやRRレイアウトの採用などから、〝農道ノポルシェ〟とも呼ばれ、絶版となった現在でも高い人気を誇る軽トラだ。このサンバートラック(TT2型)をベースにした50㎜のリフトアップカスタムを、約10年前から成功していたのがフォレストオートである。

SAMBAR TRUCK(赤帽仕様改)

狩猟や工事など、ノーマルのサンバートラックでは入り込むことができない山奥へアクセスしたという、ユーザーからの強い要望に応えることが開発の始まりだった。そのため、違法な改造は御法度であり、かつオンロードでの性能低下も許されない。そうした厳しい縛りの中で、紆余曲折を経て導き出したのが「35㎜」というリフトアップ量であり、その成功例の象徴的な存在がこのサンバートラック(TT2)なのである。ノーマルでは到達できない場所へ、合法的なカスタムで走破するために生まれたフォレストオートのリフトアップスプリング。これは千葉県の「千葉県ものづくり認定製品」として認められている逸品である。

軽貨物運送〝赤帽〟がスバルに特別に発注し、各部の耐久性を大きく向上させた赤帽仕様のエンジンを載せてある。
ストラット式のフロントサスペンションには、フォレストオートの35㎜リフトアップコイルスプリングを装着その他の補正パーツは必要としない。
タイヤはトーヨーのオープンカントリー R/T(165/60R15)を選択。ホイールはパンドラのラグテックネオムーン(15X5.0J)を合わせた。
セミトレーリング式のリアサスペンションにも50㎜リフトアップコイルを装着。荒地での追従性は抜群にいい。

SUPER CARRY

山林や泥濘地の走破が必要なプロユースから、より高い走破性が欲しいとの声に応えたのが、フォレストオートの35㎜リフトアップスプリングだ。
ストラット式のフロントサスペンションに35㎜のリフトアップコイルを装着。リアはリーフスプリングの下にブロックを挟んで車高アップ。
ホイールはwedsのヴィセンテ(13×4.5J) 、タイヤはブリヂストンの604V RD-604 STEEL(145R13)。ラフロード&オンロードの走破性と操安性を考慮したタイヤ選択だ。
オンオフを問わず、安全かつ安心して走行できるカスタムの答えを導き出したフォレストオート。このタイヤサイズで十分なオフ走行が可能なことは、同社が配信している動画やWEBサイトでも確認することができる。