◆TERRATOURA A/T
英国の試験機関で性能を認められた優れモノ
雰囲気だけではなく、アクティブライフをとことん楽しんでみたい、そんな想いに溢れているユーザーにお勧めしたいタイヤが、ダヴァンティのテラトゥーラA/Tだ。あまり耳馴染まないブランドかもしれないが、イギリスでデザインされ、同国の自動車試験機関「TREAD」、ドイツ「IFV」などで、タイヤに求められる性能を証明されている。
これまでテラトゥーラA/TはさまざまなSUVに対応できるサイズを取り揃えてきたが、今回、日本の軽乗用車でスタンダードとなっている155/65R14サイズをリリース。このサイズは、軽乗用車のスーパーハイトワゴン系であるだけではなく、デリカミニにおいては2WDに組み合わせているものでもある。デリカミニの登場によって注目を浴びているジャンルだが、そこに組み合わされるタイヤは、いずれも日常を強く意識した選択ばかりで、その足もとに物足りなさを感じる。そんなクルマオーナーたちの「やる気」を興してくれるのが、テラトゥーラA/Tというわけだ。
これまでのタイヤの購入方法とは少々異なっていることもポイント。購入はオートウェイのWebで行ない、全国にあるタイヤ取付店「タイヤピット」にタイヤを直送。取り付けはタイヤピットにお願いする。購入から取り付けまで、全てWebで完結できてしまうのだ。
デリカミニの活動範囲を大きく広げる!
走り出してみると、ノーマルよりも頼り甲斐があることを感じ取れる。もちろん、A/Tタイヤゆえに、ロードノイズもパターンノイズも、目立つようにはなる。しかし、それらが、ドライバーはもちろん、乗員に不満を感じさせるかといったら、それはノーだ。
印象的だったのは、ノーマルサスペンションの良さを崩していないところ。小さなコーナーが続くワインディングを走ったところ、コーナーでグリップ感をつぶさに伝えてくるだけではなく、ボディが唐突に傾くような挙動を見せることなく、駆け抜けていってしまった。センターブロックによる剛性感がハンドリングを、ショルダー部のトレッドサポートバーがコーナーリング時の剛性感を引き上げている、そんな印象を受けた。多少路面が荒れているところでは、硬さが顔を出すが、高剛性ブロックは頼もしさだけではなく、やはり安心感を引き出してくれる。高速道路では、振動や音が存在感をアピールするようになるが、直進性が高いこと、レーンチェンジの際に余計な動きを見せないことなど、A/Tとは思えぬフィーリングを手に入れていた。
ダート路ではブロックパターンによるグリップ性能が感じられ、頼もしさと共に、操る楽しさも備えていることが分かる。それは、ついついその先まで走って行きたくなるほど、といえば伝わりやすいだろうか。
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