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【TOYO TIRES】OPEN COUNTRY A/TⅢへ待望のホワイトレターが登場

■A/TⅢに待望のホワイトレターが登場

 2022年にOPEN COUNTRYの仲間に加わったOPEN COUNTRY A/TⅢ(以後オープンカントリーA/TⅢ)に待望のホワイトレターが加わった。早速、デリカD:5に装着してスタイルの変化や乗り心地を検証してみた。選んだサイズは、人気の245/65R17(11月発売予定)である。
 ホワイトレターモデルとブラックレターモデルの違いだが、タイヤサイドのホワイトの有無だけで、基本構造は同じである。ブロックをアットランダムに並べたラテラルグルーブデザインを取り入れた。横溝によるエッジ成分は特筆もので、オンロード&オフロードはもちろん、スノートラクションや乗り心地、静粛性までをも大きく向上させている。さらにショルダーからサイドウォールにかけて、スクエアショルダー&バイティングエッジ、もみあげデザインなどはトラクションや耐カット性を高める。この徹底した走りへのこだわりは、アグレッシブなルックスからも感じられる。ちなみにシビアスノー要件を想定したスノーフレークマークが打刻されているのも、オープンカントリー A/TⅢのポイントである。

スタイルを華麗に彩るホワイトカラーの力

 オープンカントリー A/TⅢが作り出すフィーリングは、ビギナーからベテランまで、誰もが安心して乗れるというもの。ロードノイズはとても静かで、オフロードタイヤにありがちなハンドルを通して伝わってくるゴツゴツしたところがほとんど感じられない。ワインディングなどでは、コーナーリング中の腰砕け感もなく、しっかり路面を捉え、キビキビしたハンドリングも楽しめる。オールテレーンらしいオンロード性能は十分確保されているといっていい。もちろん、高速道路の巡航は快適そのものである。
 一方、オフロードでも力強い走りを披露する。ダートでの蹴り返しの強さ、強力なトラクション性能も印象的だ。少々荒れた路面のモーグルのような場所でも、しっかりと路面をつかみ、デリカD:5のトラクションコントロールの介入も最小限に抑えてくれる。さらにヒルクライムの登りではグイグイ加速していける。実に頼もしい限りである。
 さて、ホワイトレターによるスタイルの変化だが、ホワイトレターがタイヤの存在感を高め、デリカD:5によりワイルドな雰囲気をプラスする。ホワイトレターの存在は、オープンカントリー A/TⅢ購入の決め手になることは間違いない。

ブラックレターモデルとのホワイトレターモデルの違いはサイドロゴのホワイトレター部分のみ。基本構造は変わっていない。横溝のエッジ効果を向上させるなど、オフロードやスノートラクションを強化したデザイン。さらに周方向に段差を設けたスタッガードショルダーのほか、サイドにはスクエアショルダー&バイティングエッジ、さらにもみあげデザインなどを採用するなど、トラクション性能のアップとアグレッシブなルックスを実現。コンパウンドは耐摩耗・スノーポリマーを増量することにより、耐摩耗性とスノー性能を向上。さらにグリップポリマーも採用し、ウェット性能も強化している。

ひと手間が必要だからホワイトレターは特別

BLACK LETTER

NEW モデル:WHITE LETTER

 サイドに白いアクセントを与えたホワイトレタータイヤは、今も昔も4WD・SUVのカスタマイズには欠かせない。ホワイトレターをひと言で表現するなら…タイヤウォールに刻まれたタイヤメーカー名やブランド名を白く着色したタイヤを指す。そう、彼の地アメリカでは、4WDやピックアップ、スポーティカーなどのカスタマイズなどに向けて、かつては数多くの種類が設定されていた。
 ではなぜホワイトなのか?100年以上前のタイヤは、ゴムの色そのままの白だった。ただし、白いゴムでできた当時のタイヤは耐久性に難があったのも事実…。そこで接地面を強化するため、ゴムに炭素(カーボンブラック)を混ぜて使い、耐久性をアップさせる技術が確立した。そこからタイヤは黒くなったのである。
 そんな歴史がタイヤにはあるため、1960年代以降のアメ車では、タイヤの外周をぐるりと一周するホワイトタイヤリボンが、ドレスアップとして流行。かつての白いタイヤのイメージを持つホワイトリボンがクラシカルなファッションアイテムとしても見直された。その流れでレター部分がホワイトに着色されたタイヤも数多く生まれてきた。
 そして、1970年代に全盛期を迎えたホワイトレタータイヤだが、現在の日本ではアウトドアブームと四駆人気の高まりとともに、再注目されている。真っ黒なキャンバスに映えるホワイトレターは、足もとを間違いなくオシャレに彩ってくれるからだ。その証拠に、巷ではDIYでホワイトレタータイヤ化した…なんてペイントカスタムの話もよく聞く。そんな状況をさらに加速させるべく、トーヨータイヤが新たにリリースするのが『OPEN COUNTRY A/TⅢ(オープンカントリー・エーティスリー)』のホワイトレターバージョンなのである。

ホワイトレタータイヤは、あらかじめホワイトゴムをサイドウォール内部に組み込んでおき、加硫工程後に研磨することで表面に現れる。通常より明らかに手間がかかり、なおかつ高い技術も必要となる。

ホワイトレターの流儀!

 ホワイトレターは、専門的かつ高度な知識と技術を使い、手間や時間をかけて作られている。いつまでも純白を保ち続けるには、メンテナンスに、ひと手間が必要となる。これを楽しめるのもホワイトレターを所有する楽しみの1つなのである。

Q.ブルーペイントの拭き取り方法は

ホワイトレターを保護するための保護剤を除去するときは、サイドウォール全体に水もしくはぬるま湯をかけ、スポンジやウエス等で擦りとる。高圧洗浄機を使用する場合はタイヤ表面に傷をつける可能性があるので注意が必要。

ホワイトレターの保護剤(ブルーペイント)は、ぬるま湯をかけてウエスなどで拭き取れる。

Q.ホワイトレター部の汚れを落とす方法は

タイヤを使用中もしくは保管中に汚れが付着した場合は中性洗剤を使い、スチールウールやウエス等で軽く擦って洗浄すること。その際にタイヤに有害となる物質やタイヤに損傷を与えるような素材の使用は控える。
ホワイトレターの汚れは、中性洗剤を使用し、ウエスなどで軽く擦ることで落とせる。

■ オープンカントリーなら豊富な種類の中からホワイトレターを選べる

OPEN COUNTRY R/T

マッドテレーンのようなアグレッシブなルックスと、オールテレーンのような快適なクルージング性能を両立した新ジャンル“ラギッドテレーン”タイヤ。

OPEN COUNTRY M/T

北米のオフロードレースで数々の実績をあげながら、2018年より日本に導入。オープンカントリーのフラッグシップとも言える本格オフロードタイヤである。

OPEN COUNTRY A/T EX

A/T plusのホワイトレターモデル。オンロード&オフロードをスマートに駆け抜ける、ミドルクラスSUVをターゲットにしたタイヤである。

OPEN COUNTRY A/TⅢ

2022年6月に発表されたオープンカントリー最新のオールテレーンタイヤ。大型4WDから都会派SUVまで幅広く対応。スノーフレークマークも打刻。