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【To Fit】電子の働きを利用して四駆をサビから守る「ラストストッパー」

 昨今の温暖化によって大型台風が何度も発生。その影響を受けて、沿岸部だけでなく海から20㎞近く離れた広範囲の内陸部にまで海の塩が潮風で運ばれてくる。また中国大陸の発達によって、工業有害物質(PM2.5など)も飛来する。さらに、これらは集中豪雨と一緒に流され、そして乾いて舞う…。つまり、従来は考えられなかった塩害が起きているのだ。言うまでもなく今は梅雨や台風、集中豪雨が多い時期、さらには冬の融雪剤と潮風、春の黄砂など、実は1年中サビとの戦いがあるのが、ここ日本の状況なのである。
 しっかりと洗車できていればまだいいが、塩や工業有害物質や粉塵はどうしてもボディ各所の見えない水の流せない場所にたまりがち。そうなると、ボディのサビ発生が心配だ。傷つけたり、ぶつけたりすれば、そこからサビはたちまち進行してしまうし、一旦サビが発生すると、その補修は厄介(しかも高額だ)。多湿で酸性雨や塩害にさらされる日本は、サビが発生しやすい環境にあるのだ。

「サビの発生を電子の働きで抑制」

 このメカニズムは科学・化学的に証明され、欧米では50年以上前からこのサビ抑制が、コンビナート、地下パイプライン、海沿いの水道施設、橋ゲタなどの鉄の腐食防止にも応用されているが、自動車向けのサビ防止装置として、ツーフィットが開発したのが、この『ラストストッパー』。開発のために数年かけて沖縄から北海道までの全国各地・四季を通して検証されたラストストッパーは、先述のメカニズムと同じく、電子の働きを利用して鉄板の腐食作用を軽減・消滅させる効果を持つ。
 サビやすい環境下における実証実験(上部の囲み)でも、ラストストッパーを装着した鉄板にサビは発生しなかったことが証明済み。12V&24V用をラインナップし、すべてにオートプロテクト機能付きのラストストッパーを導入すれば、バッテリー上りの心配も無用で、サビへの不安は解消できるのだ。

ヘビーデューティータイプ

レギュラータイプ

ラストストッパーは完全防水仕様。水分が装置内部に浸入するのを防ぐためにケースは密閉され、さらに基板にも防水処理を実施。水気や湿気に対する対策も万全だ。
前期型はもちろん、後期型でもアームをぶつけていたりすると下回りにサビが発生しているケースは多い。さらにボルト類はよりサビやすいポイントだ。

塩水を使った実証実験

ラストストッパーを装着した場合と非装着の場合で、24時間後のサビの発生を比較した。ラストストッパーを装着した鉄板(右側)はサビの発生を完璧に抑えているのに対して、非装着の鉄板(左側)には、多量のサビが発生していた。

専門知識がなくてもDIYで簡単取付け可能

1.バッテリーにアクセスするためエアインテークを取り外す。2つの12㎜ボルトを緩めて引き抜くだけだが、固く締まっている場合もあるのでCRC塗布後に大きめのメガネレンチやラチェットでボルトを緩めることをオススメしたい。
2.本体を装着する場所を決めて、赤い線をバッテリーのプラスターミナルに配線する。※ターミナル接続の際、端子をバッテリーから完全に外さない。
3.黒い線をバッテリーのマイナスターミナルに配線、本体のLEDランプが点灯していることを確認する。
4.エンジンルームの適当な場所にボディアースと同じ要領でクリアワイヤー(短い方)を配線する。配線を延ばして後方部分でポイントを取るのもいい。各ワイヤーは振動抑制や回転部に絡まないように付属のタイラップでしっかりと固定。
※スケルトンワイヤーは必ず塗装面に接続。剥き出しの金属に取り付けると、サビがそこに集まってしまう。スケルトンワイヤー(長い方)はフレームに接続して使うと良い。