奥が深く幅広いため、ハードルが高いと思われがちなカーオーディオの世界だが、「グレードアップできるならやりたい!」と考えているオーナーは多いだろう。ここでは、リーズナブルな価格で気軽に取組めるのに、純正との差は歴然!カスタムオーディオプランを紹介する。
対象車両はジムニー&ジムニー シエラ。全グレード・フロント2スピーカーが標準装備のため、カーナビ(ヘッドユニット)のみ交換、なんて人も多い。そんなユーザーに向けて“カロッツェリア”でお馴染みの『パイオニア』が提案するのが、スピーカーのアップデート。まずは純正のフロントスピーカーは13㎝口径だが、同じ位置に16㎝口径のスピーカーを装着できる『カースピーカー取付キット(UD‐K124)』を利用したい。スピーカーの口径が大きくなれば、それだけ出力は増すし、広い帯域で情報量の豊かなサウンドが楽しめる。さらに16㎝口径では、リーズナブルながらハイグレードなスピーカーも積極的に選べる。
そこで最旬モデルのトゥイーター取付キットを使用してセパレートスピーカーに変更すれば、高音部分をしっかり再現できて音質が格段にアップする!余力があればさらにサブウーファーを追加しても重低音に磨きをかけてみても良い。音質と臨場感の向上は劇的でジムニーに乗る楽しみが、ますます高まるのだ。
TS-C1630SⅡ
■カスタマイズ3ポイント
サウンドチューニングのポイントは、スピーカーの大型化変更、トゥイーター付セパレートスピーカーの導入、そしてヘッドユニットの変更の3つ。ドア内蔵のスピーカーを16㎝に変更するだけでも躍動感のある音を楽しめるが、トゥイターが別体のセパレートスピーカーを導入すれば、純正とは全く別物のサウンドを楽しめる。さらにヘッドユニットの変更で、ボーカルの音像までコントロールが可能となる。
サウンド改良 ステップ ❶ UD-K124
サウンド改良 ステップ ➋ UD-K301
ジムニー/ジムニーシエラの堅牢なイメージを意識しながら、車室内に溶け込む高品位なデザインを採用。車室内音響特性に合わせた専用設計により、最適な音場とスムーズな高域再生を実現。純正同様の安全性・機能性を確保しながら、ドアミラー裏のパネル部に美しく取付け可能。
サウンド改良 ステップ ➋ TS-C1630SⅡ
情報量豊かな「ハイレゾ音源」を解像度高く表現するため、構造見直しやパーツ素材の厳選を行ない、振動板や磁気回路を再設計。優れた空間描写力で鮮やかな臨場感で、クラスを超えた音楽再生を実現。トゥイーターはダッシュボード上に設置して自分好みの音に細かい調節が可能。
サウンド改良 ステップ ➌ AVIC-RQ911Ⅱ-DC
NEWモデルにチェンジしてさらに使い勝手と価値を高めた!
スピーカーやトゥイーターを追加した上で、ヘッドユニットはネットワーク機能搭載カーナビとして人気を集めるサイバーナビに変更。モデルチェンジしたばかりの9V型大画面のサイバーナビ『AVIC-RQ911Ⅱ-DC』に変更し、サウンドシステムで変化した音を体感してみた。ちなみに今回のモデルチェンジで最新の地図が搭載され、新規開通道路や新たにつくられた施設データを収録。より効率の良いドライブを実現できる。
もちろん従来から人気のネットワーク機能も搭載済み。NTTドコモが展開する『docomo in Car Connect』に対応し、オンラインゲームに対応するほど強い回線のインターネット環境が使い放題になる(※1年間は通信料無料、ネットワークスティックセット以外はオプション接続が必要)。ゆえに内蔵AVソースのようにYouTube動画を再生したり、独自のレコーダーアクセス機能で自宅のブルーレイレコーダーの遠隔操作&再生も可能。回線が強いため、挙動もかなりフレキシブルだ。
さて、肝心の音の変化だが、3ステップで手に入れたシステムがこれほど厚みと奥行きのある音を奏でるのか!と、驚きを隠せなかった。なおAVIC-RQ911Ⅱ-DCは上機種であるため、さらにベストな状態に「タイムアライメント」の設定可能。すると、ダッシュボードの中央でボーカルが歌い、その後ろでドラムがリズムを刻んでいるのが、走行中でもしっかりと感じられた。このタイムアライメントをはじめ、特別なセッティングの音場が簡単に手に入る音質調整は凄い機能だ。ジムニーシエラの室内は、ある意味弱点が多いが、それらが払拭されているのが分かった。
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