長年にわたり、様々な4WDユーザーをサポートし続ける4×4エンジニアリングサービス(以下4ES)。ベテランの四駆ユーザーに対し絶大な知名度と信頼性を誇っており、特にオフロード走行を楽しむユーザーでその名を知らない者は皆無と言える。
今回紹介するカントリーサスペンションや、同社のオリジナルアルミホイール「ブラッドレー」は、その高い耐久性が評価され、世界中で愛用されている。だがそんなヘビーデューティなイメージが強いためか、ランドクルーザー専門ブランドと思っている人も多いかもしれない。確かに今のラインアップを見るとランクルとジムニーが多いのだが、今年の春に待望の新型D:5用カンサスが誕生。実は4ESでは前期型D:5のガソリン用を一時期発売していたが、後期型へチェンジした事を契機に再びそのラインアップに加えられる事となったのだ。
単純に後期型に対応させるのではなく、様々な新機構を装備。リヤショックの8段階減衰力調整機構はそのまままに、好みやシーンに合わせて乗り味を変更できるのもポイントだ。フロントショックには、HLSバルブという機構を内蔵。これは低速から高速まで、ショックのスピードに合わせ自動的に減衰力を調整してくれるので、操縦安定性と突き上げのない快適な乗り心地という、相反する性能を見事に両立させている。
●価格:201,300円(税込)
●付属品:前後スタビライザーリンク
FRONT
REAR
■リフト量は約25㎜オンからオフまで対応
4ESが開発に当たって最も重視した事は「D:5のどんなシチュエーションにも対応できる走破性をスポイルさせない」という事。単純に考えれば、車高を上げるのはノーマルよりも硬いバネにすれば良い。だが、そんなスプリングでオフロードに踏み込むと、クルマが大きく揺れ動き、ともに走れるものではない。そこで4ESでは、リフトアップしつつもサスペンションがキチンと動くスプリングを設計。実際オフロードを走ってみると、荒れた路面であるにも関わらずしっかりと追従しており、しかも綺麗に衝撃を吸収しているので安定感は抜群。接地感も極めて高く、ダートからクロスカンまで様々な路面に対応してくれる。
もちろん柔らかいバネだとコーナリング時にロール感が増してしまうが、ショックがロールスピードをしっかりコントロールしているので、市街地からハイウェイ、更にはワインディングでも快適性と安定感を実現している。
確実な操縦安定性は欲しいが、だからと言って固すぎる乗り心地では家族から不満が出そう。4ESのサスペンションは、そんなD:5ユーザーの悩みを見事に解決してくれる事だろう。
ON ROAD
OFF ROAD
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