【FLEX】女子キャン?グルキャン?2台のフラッグシップでランクルキャンプに行こう!
日本を代表するランクル専門店として、55周年という長きにわたってランクルと向き合ってきた『FLEX(フレックス)』。とりわけ、販売車両の主力としてカスタムコンプリートを展開しているが、今回はFLEXの中でもフラッグシップと呼ぶにふさわしい車両が相棒だ。
まず1台は『Renoca(リノカ)』という、新車とも中古車とも異なる「リノベーションカー」というカテゴリーで、いわゆるクルマのリノベーションを提案したカスタムコンプリートブランドだ。その中でも、今回フィーチャーするのは、ランドクルーザー100をベースにした『Renoca 106』だ。
この『106』最大の特長は、ランドクルーザー60を彷彿とさせるレトロなフロントマスクを取り入れていること。そう、100系+60系=106というワケだ。
ちなみにグリルやヘッドライトベゼルはランドクルーザー60の純正品を使用し、ヘッドライトは角目か丸目という現代のクルマではあまり見られない古き善きフロントマスクを採用。さらに前後のアイアンバンパー、安全性を考えてオリジナル金型でプレスから起こされたスチール製ボンネット、またフロントフェンダーはこのボンネットやフロントマスクに合わせたFRP製でフォルムを構築。オリジナルパーツを組み込み、ランクル100が自然に60フェイスになるように調和させている。
一方で納車がすでに把握できないほどに人気が高いランドクルーザー300のカスタムにもついに着手。見た目通りのZXグレードではなく、エントリーグレードのAXには残っているワークホース感をあえて生かしながら、ZXフェイスに換装。さらにメッキグリルなどをブラックアウトし、絶賛開発中の2インチアップコイルでリフトアップ。
今回紹介した2台は世代こそ異なるが、共通項が多い。まずはアウトドアフィールドに適した装備やカスタムパーツ、アウトドアギアを装備している点、もうひとつが両車ともにフラッグシップであることだ。
老舗にしてトップランナーのFLEXでなら、キャンプやアウトドアで使えて、普段乗りもすこぶる快適なランドクルーザーがきっと見つかるはずだ。
FLEX CUSTOM LANDCRUISER 300
今後大きな注目を集めそうな、フレックスが手がけたランドクルーザー300。ポイントはエントリーグレードのAXをベースに、ZXフェイスを換装していること。さらにグリルのメッキ部分もブラックアウトするして、渋いルックスとしている。
これが本格派!のランクルらしさをアピールするフェイスとした上で、フロントバンパーガードやフェンダーガーニッシュにはJAOS製を採用。
サスペンションは、セッティングを絶賛煮詰めているFLEXオリジナルの2インチアップコイル(プロトタイプ)に交換。そこにOPEN COUNTRY R/Tの275/55R20サイズとMGモンスターの20インチで、フラッグシップに見合った迫力をプラス。
AXグレードではランクル300には不十分な内装には、FLEXオリジナルのシートカバーをセット。ランクルにふさわしい高級感を演出。
ライノラックのルーフラックを搭載し、270度展開するオーニング・バットウイングをセット。冒険心をくすぐる仕様としているのだ。
Renoca106
Renoca106には、ランドクルーザー100用のベッドキットを搭載。2/3列目をフルでベッドにするパターンから、2列目を活かすパターンなどアレンジは多彩。またクッション性に優れたマットを採用し、横になった時の快適性をも確保。ランクル100専用設計のため、ベッド部分を支える足もしっかりしており、一切ガタツキはないし、設置や撤収もとても簡単だ。もちろん車中泊で使わなくても、キャンプの荷物を整理する目的にもオススメだ。またクラシックな外装に合わせて、車種専用設計のブラウンレザー調のシートカバーに変更。
充実した装備と快適な乗り味のランクル100をベースに、ランクル60の角目4灯マスクスタイルとしたリノカ106。撮影車のボディカラーはポルシェと同じガンメタリックの塗装を施し、さらにスチールバンパーやグリルなどのメッキを全排除してブラックアウト。ちなみにランクル60前期丸目2灯フェイスの選択も可能。
どことなくミリタリー感のあるリノカ106には鉄チンスタイルながら、スパルタンな印象のあるDEAN・コロラドをセット。タイヤはオープンカントリーM/Tの285/70R16を選んでいる。
ライノラックのサイドタープのサンシーカーとPioneer Platformを搭載。さらにラックの先端部や後端部にはLEDライトバー&キューブランプをインストールし、野外活動を快適に行なえるスペックとしている。
写真左)織田 真実那(FLEX GIRL)
写真右)朝倉 咲彩(FLEX GIRL)