◆GEOLANDAR X-AT G016
エクストリームなオールテレーンタイヤとして、すでに多くの4WD・SUVユーザーから支持されているヨコハマ「ジオランダーX-AT」。オフロードタイヤらしいアグレッシブなルックスながら、いざ乗ってみるとオンロードも快適なクルージング性能を発揮する…。これが「X-AT」の何よりの魅力だが、デリカユーザーに嬉しい点がもう一つある。そう、デリカD:5のカスタムにジャストフィットする“LT235/70R16”サイズに、ホワイトレター仕様が設定されているのだ。

このサイズは外径とタイヤ幅はD:5純正より少し大きくなるが、ノーマル車高で無理なく履けるサイズ。さらにホワイトレターもD:5のワイルドなキャラクターをより引き立てるという意味で、重要なファクターとなる。
さて、その実性能はどうか?今回は外装やホイールを「JEPPESEN」のパーツで武装したD:5に装着して試乗した。ちなみにサスペンションは純正のまま、車高はノーマルだ。ちなみに筆者はジオランダーX-ATについては、デリカD:5だけでなくジムニーやラングラー、ハイラックスなど、本格4WDを中心に装着して何度も試乗してきたが、オンロードの快適性は相変わらずだ。いわゆるフレーム車と違い、D:5などのSUV系車種はモノコックボディ構造ゆえ、タイヤの振動や音などがダイレクトに伝わりやすいのだが、タイヤノイズはほとんど気にならないし、乗り味に嫌なゴツゴツ感はない。
また今回のサイズは“LT規格”のためタイヤ自体の剛性もしっかりした構造だ。それが功を奏して、コーナリング時のクルマの姿勢をきっちりと支え、トレッドのグリップを生かしてくれる印象がある。ゆえにハンドリングはキビキビして、ワインディングも気持ち良くこなしてくれる。
一方オフロードでは、サイドウォールの偏平率がアップした分、より安心感がある。それは純正の225/55R18サイズではホイールをヒットさせてしまいそうな場所も、70偏平なら余裕を持ってアプローチできるため。
もちろんトラクション性能も十分。例えばヒルクライム途中からの発進でもしっかりと路面をつかみ、D:5をグイグイ前に進めてくれる。縦方向へのグリッ
プの強さは、同じジオランダーの本格マッドテレーン「ジオランダーM/T G003」と同等と思わせる。X-ATのブロック配置は横方向に溝成分が多いが、これがより強力にエッジを効かせてくれるのだと想像できる。
アグレッシブなルックスはD:5のワイルドなフォルムに貢献し、ホワイトレターの存在感を持ち、さらに実性能もすこぶる高い。“すべてにバランスされた本格的な全天候タイヤ”。ジオランダーX-ATをひと言で言えば、そんなタイヤと言えよう。
ジオランダーX-ATの特徴
裏面の反セリアル側は「ラグタイプデザイン」を採用するブラックレター仕様


アグレッシブブロックパターンなど、マッドテレーン(M/T)タイヤとオールテレーン(A/T)タイヤの中間的なキャラクターを持つ新世代の4WD・SUVタイヤ。コンパウンドはM/T系タイヤが採用するトリプルトリマーによる高強度仕様で、ジオランダーシリーズでもトップレベルの長寿命性を期待できる。アウトラインホワイトレターは、今回のLT235/70R16とジムニーに対応する195R16Cで展開。左右でデザインの異なる“デュアルサイドブロックデザイン”を採用することでも、ドレスアップ派にアピールしている。









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