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【SUPER STAR】ランクル300のボトムチェンジの実装・検証!

 今なお〝納車4年待ち〟が解消されず、納車が進みきっていないためにそこまで表面化してはいないが、新型ランドクルーザー(300系)が登場した時カスタム派のユーザーやホイールメーカーには驚くべき事態があった。
 それがP.C.D.の変更。これまでの5H‐150から6H‐139.7という150プラドと同じピッチとなった。では、プラド用ホイールが装着できるのか…というとそうでもない。様々な要素が絡み合い、ランクル300に履けるホイールは、稀少な存在だ。
 そこで『スーパースター』のホイールである。そもそも先代までのランクル200系/100系、レクサスLX570に対しても、3ピース構造のホイールが生み出すメリットで無数のサイズとインセットを設定していた。それゆえにランクル300とLX600でも、すでにマッチング確認済みのホイールを複数モデル所有しているのだ。
 ざっと挙げると『レオンハルトジーニス』ブランドから3種類、『ピュアスピリッツ』ブランドから5種類と実に8モデルも対応!しかもすべて20インチオーバー。ここでは早速20インチ代表『ピュアスピリッツ・サフォークXC』、22インチから『レオンハルトジーニス・シュタイン』、そして他にはないであろう24インチ『レオンハルトジーニス・ガイスト』をそれぞれマッチングした。

本記事では『スーパースター』監修の基で、ランクル300(そしてLX600)のボトムチェンジの実装・検証をする。幸運にもランクル300やLX600が納車されたオーナーがいるなら、各モデルの特徴やフェンダークリアランスなどの項目を参照して欲しい。また、今回のマッチングした以外の対応モデルはスーパースターのWEBでチェック!

◆PURE SPIRITS SUFFOLK XC

20インチ

サフォークXCは、ピュアスピリッツブランドを象徴する10本スポークモデル。さらにサブネーム〝XC〟が示す通り、大型クロカン四駆に似合う深リムスタイルであることがポイント。ストレート基調で放射状に伸びるスポークが集約されるセンター部は、カバーレスとしてセンターコーンをしっかりと深く落とし込む。結果として、20インチの大径感と骨太さが絶妙に共存した力強いスタイリングを持つ。また定番色のほか、ザラついた質感のディスクにマットペイントを施した「デザート(砂漠)カラー」を採用していることも特徴。
●装着ホイール:ピュアスピリッツ・サフォークXC(デザートブラック or デザートグラナイト):20×9.0Jインセット47/6H-139.7
●対応ディスクタイプ:STD  〇フェンダークリアランス(F:-8㎜/R:-13㎜)

■検証

サイズがZX純正と同等ゆえ、タイヤは本格派BFGのオールテレーンタイヤをセット。ホイールのフォルムや選んだカラーとも相まってすこぶるオフロードテイストを感じられる。ランクルでの20インチOFFスタイル、オススメかも。

◆LEONHARDIRITT Zenith Geist

24インチ

ピュアスピリッツと同様に3ピース構造を採用するレオンハルトの大口径シリーズにあたる〝ジーニス〟の最新にして主力モデル。そのフォルムはツイストした2×5メッシュデザインをベースに、深く静かに落とし込んだコンケイブ断面を採用するなど、シティオフローダーにオススメ。ちなみにこの全周ピアスボルトはすべてリアル。本物の3ピースであることを強烈に主張する。
●装着ホイール:レオンハルトジーニス・ガイスト(3Dブラッシュド):24×10.0Jインセット43/6H-139.7
●対応ディスクタイプ:LOW  〇フェンダークリアランス(F:+3㎜/R:-2㎜)

■検証

ランクル300&LX600の最大装着サイズとなるであろう、24インチとマッチングしたビジュアルは最高!まるでフルサイズアメリカンSUVのような圧倒的な迫力で魅せる。ただしマッチング時にフェンダーから数㎜の突出を確認。9㎜フェンダーの装着を推奨したい。

◆LEONHARDIRITT Zenith Stein

22インチ

ガイストと同じく〝ジーニス〟シリーズのモデルで、シンプルなデザインに立体的なディスク断面を設けたダイナミックさが魅力。特徴はやはりスポーティなスプレッドY字スポークと、緩やかなコンケイブ形状の融合にある。さらに現実的な装着サイズでもディスクがリム先端から突出しないようディスク外周部を削り落とす〝アンダーカット〟を施してより立体的かつ軽量化にも寄与している。
●装着ホイール:レオンハルトジーニス・シュタイン(マットカーボン):22×10.0Jインセット56/6H-139.7
●対応ディスクタイプ:LOW  〇フェンダークリアランス(F:-4㎜/R:-11㎜)

■検証

ランクル300の純正ホイール最大サイズは20インチだが、兄弟車のLX600には22インチ搭載車も存在している。ゆえに22インチホイール(LOWディスク)とのマッチングでも干渉やフェンダーからの突出もなし。プレミアムSUVとしてはむしろベストサイズ感を披露した。