◆COUNTRY SUSPENSION KIT
4WDの走破性をアップさせつつ、快適な乗り味も追求してきたカントリーサスペンションキットこと「カンサス」。スプリングとショックをセットで開発することで、ノーマルを凌ぐ走破性を実現するが、最近ではファミリーカーとして使うユーザーが圧倒的に多いため、そんなユーザーに対応するべく快適な乗り心地も重視する。
そのカンサスシリーズに、後期型デリカD:5用が遂に加わった。以前から前期型用は発売していたが、リフトアップ量はフロント20~25㎜、リヤ25~30㎜となっており、快適な乗り心地を損なわず、また河原などに踏み込んだ時の安心感をアップさせているのが特徴。いわゆる「チョイアゲ」スタイルで4WDらしさは格段にアップするし、それに伴いタイヤの選択肢も大きく増えカスタムの可能性が広がるというもの。
フロントショックのHLSバルブが細かな振動を抑制。またリヤショックは8段階で減衰力の調整が行なえるので、好みはもちろん、荷物の量に合わせてセットできるのもありがたい。長年に亘り、4×4エンジニアリングサービスが培ってきた「コダワリ」が、凝縮されたアイテムだと断言しよう。



◆BRADLEY V
その強靭さで四半世紀以上に渡り多くのユーザーに愛用され続けているブラッドレーシリーズ。

実は今年、発売から40年目という節目を迎えており、様々なアニバーサリープロジェクトを計画中だ。その第一弾が、ブラッドレーVの復刻サイズだ。多くのユーザーにリサーチし、7・0×16、マイナス15と8×16、マイナス25が復活。ターゲットとしているのは本格的なオフロード走行や競技会に参加する、ハードなオフローダー向けと言っても良いだろう。
復刻サイズというものの、単純に旧製品を再生産するのではなく、現代的にリニューアルも実施している。メイドインジャパンやブラッドレーの刻印が新たにデザインされており、従来よりもエッジ部分をシャープに改めているが、どこから見てもブラッドレーVだと分かる意匠を堅持する。デリカD:5用のカントリーサスペンション同様、ユーザーの求めるものを製品化するという、今の4×4エンジニアリングサービスのスタンスを体現するアイテムと言えるだろう。ちなみにブラッドレーシリーズは今後も続々と新モデル、新サイズを計画しているとのこと。今後も4×4エンジニアリングに期待せずにはいられない。

シンプルな5本スポークで一目でブラッドレーVだとわかるデザインをキープするが、従来モデルよりもエッジ部分をシャープに変更。エンジニアリングのロゴも設けられ、装着することに誇りすら感じられる。もちろん、高い耐久性や排土性などはそのままだ。カラーバリエーションは、パールホワイト/マットブラック/マットガンメタリック/ハイパーブラック2の全4色。質実剛健という言葉が最適なブラVだが、機能だけでなくカスタムも楽しめるのがベストセラーの理由でもある。
ブラッドレーVフェイス
●FACE1

●FACE2
