TOP > 記事 > 【トランプカースクエア】往年の造形美を絶妙なカスタマイズで表現!

【トランプカースクエア】往年の造形美を絶妙なカスタマイズで表現!

ラングラーの2世代目となる通称TJ型は、それまでのラングラーの硬派たるスタンスを崩すことなく、サスペンションを一新したモデル。トランプカースクエアでは、ラングラーのJL型のルーツともいえるTJ型を後世に残すために〝できる限り新車時に近い状態に戻す〟という考えのもと、徹底的なリメイクを施し、ラングラーファンに提供している。
 同社が手掛けるリメイクは、とにかく徹底しており、手を入れる部分は多岐に渡る。水回りやセンサー類、ブレーキなど、走行安定性に関わる部分は、不具合の有無に関係なく新品パーツへ交換される。下回りは、サビを除去し再塗装し新車の様な仕上がりに。内装は、全てのパーツを外して徹底的にクリーニングする。ちなみに、樹脂パーツ類は、黒さを長期に渡り維持できるように塗装を施す入念ぶり。こうしたリメイクと言うよりは、レストアと言っても過言ではないほどブラッシュアップされた車両は、販売車両として店頭に並ぶことになる(半年間走行距離無制限の保証が付く)のだが、その販売価格は決して安くはない。しかし、その仕上がりは、マニアも納得の美しさ。全国から同社が手掛けたTJ型を求める声は絶えないのだ。ちなみにベースに使われるTJ型は、自社で販売した管理車両か、フルノーマルで状態の良いものばかり。ここに紹介するTJ型も、同社が手掛け作品なのである。

見事なレストモッドによって誰もが振り返る造形美が完成

足回りは、ラフカントリーの2.5インチアップキットをインストール。これにプロコンプ7031(15インチ)+BFG00drich All-Terrain T/A KO2(32×11.50R15)を組み合わせている。新車然としたアーム類の美しさにも注目してもらいたい。
タックロール風のオリジナルシートカバー、ダッシュボード、インスツルメントパネル、ドア内張を同色にペイント。クラシカルな雰囲気は、ウッドステアリング(グラント製)、シフトノブ(オリジナル)の絶妙なパーツコーデによるところが大きい。
リアパートは、USテールへ交換、リヤナンバー移設などを実施。BESTOPのソフトトップにはガラススライダーが備わる。

サハラ色を入れてクラシカルを演出

 トランプカースクエアでは、TJ型をレストモッドするほか、JK型やJL型などの現代車のモディファイも手掛けている。ここに紹介するJL型には、TJ型前期サハラのハードトップをカラーリングで再現しクラシックな雰囲気を持たせる、ヘリテージパッケージが施してある。このパッケージは、新車コンプリートとしても購入できる。

足回りは、ラフカントリー製2.5インチリフトアップキットに換装。ラングラーらしさの強調、オンロード&オフロードでの走破性アップを狙った王道のグレードアップである。
ホイールは、KMC IMPACT(18インチ)。カラーは、ボディカラーとルーフカラーを引き立てるシルバーを選択した。タイヤは、YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003(35×12.50R18LT)を組み合わせている。
35サイズのタイヤをインストールするために、エルフォード製オーバフェンダーを装着。フロントバンパーの裏はジェップセンのハーネスカバーで保護する。
ハードトップのカラーをTJ型時代のスパイスカラーへ変更。この効果は絶妙で、クラシカルな雰囲気がJL型にプラスされた。