専門店の技術と知識が
現代に名車をよみがえらせる
納得のいくパーツを生み出す
シンプルオートのこだわりとは?
安心して使うために
入念なテストを繰り返す
台湾のメーカーと幾度となく連絡を取り合い、時には直接訪問して細部のクオリティに関して打ち合わせを重ねるシンプルオート。同社は今、ジェネリックパーツ開発に一切の妥協を辞さない姿勢で挑んでいる。代表の吉田氏は、レストアが本業なのだからユーザーに提供する補修パーツは自信を持ってオススメできる製品でなければ意味が無い。そう語り、本気で取り組むレストアの新たな選択肢は着々とプロジェクトが進行している。今回はそのパーツを実際に使用してレストアを進めているという個体をもとに、そのクオリティや新たな補修アイテムを紹介しよう。 まずは前回誌面を飾ったボンネットやフェンダーなどのパネル類。御覧の通りグリルやヘッドライト、バンパーやエンブレムが未装着の状態ではあるが、パネルラインから造形まで完全にクローンと言えるまでのフォルムに仕上がっている。また、取材直前に到着した新たなメッキパーツは、通常イグニッション、ドア、給油口と3つが異なる鍵で構成される部分を1本で済むように配慮されたドアノブ、キーシリンダー、給油キャップ。さらにはヘアライン仕上げまで巧みに再現されたパークシグナルやサイドミラーなど、再メッキをかけるよりも安価で、新品にてリフレッシュできるアイテムが充実する。今後はE30、E28、E24のバンパーやフロントグリルなども順にパーツ開発に着手していくとのことなので、ネオクラシックファンも同社の動きに注目しておいてほしい!
レストアの現場に密着!
新たなボディパーツを装着して
新車時のようなルックスを再現する!
今後、塗装工程を終えて実際に街を走らせて振動や雨風にさらされた時の耐久性や強度、歪みの有無などを入念に検証。その上でパーツ単体での販売を開始するとのことだ。