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BMW Xシリーズ

2022.10.19

【いま買えるBMWのキャラクターがまるわかり】X5M・X6M

 今やフルラインナップと言えるほど豊富な車種展開となっているBMW。コンパクトな1シリーズからフルサイズの7シリーズ、さらにBMWではSAVと呼ぶSUVまでカーライフに合わせて最適な1台をチョイスできるようになっている。ここでは今買える注目のBMWを紹介しながら、各モデルのキャラクターを解説していこう。

 

X5M

BMW4輪駆動モデル史上最もパワフル

 オンロード性能をより際立たせた4輪駆動車の新カテゴリーであるSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)としてBMW Mが手がけたX5M。その2代目となるF15型。BMWの4輪駆動モデル史上最もパワフルな、最高出力575psを発生する4.4ℓV8ツインパワーターボエンジンを搭載し、Mモデル初の8速トランスミッションなど、BMW Mが誇る数々の革新的なテクノロジーにより究極のドライビング・ダイナミクスを実現。わずか4.2秒で時速100㎞まで加速する。

直立したプロポーション、大型ウインドー、長いルーフラインにより、力強い存在感を主張。タイヤハウス後方のエアアウトレットはタイヤの周囲で発生する渦の抑制効果があるという。
X5Mのボディ重量は2275kgという重量級であるにも関わらず、0-100km/h加速の4.2秒は、M5よりも0.1秒速いだけでなく、ポルシェ・カイエンターボの4.5秒よりも速い。
575ps/890kg‐mを発揮するV8+ツインターボエンジンは、M5よりもパワフル。
インテリアにはブメリノレザー採用のMスポーツシートを装備。ダッシュボード上部もレザー張りとなるレザーフィニッシュダッシュボードも標準装備し高級感を演出する。
注目モデル

■ベースグレード (V8DOHC+T/8M-SAT)

 

X6M

スポーティで躍動的な印象を強調

 X5Mに遅れること8年。テールゲート後端に向けて下降するクーペを彷彿とさせるエレガントなルーフラインが、よりスポーティで躍動的な印象を強調するX6Mが登場。F16型は2代目となる。エンジンはX5Mと同様で、575ps/76.5㎏‐mを発揮する。トランスミッションもX5M譲りの8速Mステップトロニック。正確かつ極めて迅速にシフトチェンジを行なってくれる。また、ステアリングの向こう側のパドルを弾けばレブリミット限界まで引っ張ることも可能だ。

ベースとなったX6に対して明らかに違うのはフロントマスク。右に大きなエアインテークを備え、左右前フェンダーパネルにはインテークが備わる。
並々ならぬ加速を得るのに、ほとんど努力はいらない。また、ブレーキの並外れた制動力のおかげで、かなりの自信と速度をもってコーナーに進入することも可能。ダークブルーに塗られたキャリパーと、先代より遥かに大きくなったブレーキ・ディスクが一気に制動を行なう。
フロント285/40R20、リア325/35R20と大径かつファットなタイヤを履く。パドルシフト付き
キャビンはいくつかが専用の仕立てにされるが、大部分はX6のハイグレード版。レザーがあしらわれたパネルや電動フロントシート、ナビゲーションシステム、BMWコネクテッドドライブは標準装備。
注目モデル

■ベースグレード (V8DOHC+T/8M-SAT)