350d&400dユーザーは要注意!
ディーゼルモデルのトラブル事情
DPFセンサーとアドブルーのヒーター&ポンプが弱い
消耗品を中心とした補修パーツの輸入・販売を行っているセントピアでは、Gクラスにおいてどのようなパーツがよく出るのかが分かるため、必然的に各モデルの弱点を把握することになる。W463A型およびW463型においては、自社でデモカーを用意して研究も行っていたため、より正確にウィークポイントを把握することが可能になっているのだ。
そんなGクラスで注意すべきなのが、350d及び400dに搭載するディーゼルユニットのアドブルーヒーター&ポンプユニットとDPFセンサーのふたつ。これらにトラブルが生じると、初期段階ではエンジンの始動不良、加速不良などが発生するが、最終的には始動困難に陥ることになる。さらに現状では、純正及びOEMパーツに関しても、パーツが入手しにくい状況にある。エンジン状態がいつも違うと感じたら早めに点検を受けて、怪しい場合は早めのパーツオーダーがお勧め。これらが高い確率で交換されることが多い部品であることは、Gクラスオーナーなら知っておくべきだろう。
限定車の純正パーツを使ったカスタム
品質に優れた部品を供給するスペシャリスト集団
来るべきBEVの普及に向けてEQSをデモカーに導入!
あらゆるデータ状況を鑑みて、2年先のパーツ輸入計画を行っているセントピア。パーツ研究はその計画における重要なデータ取りとなるため、定期的にデモカーを導入している。その最新モデルが、完全BEVであるMercedes-AMG EQS 53 4MATIC+。658psの出力と950N・mという最大トルクは、RACE START時に761ps、1,020N・mというとてつもないスペックを誇る。ちなみに、RACE START時の0-100km/hは3.4秒というから驚きだ。EVメルセデスのフラッグシップに相応しい性能を備えている。
まだ納車されたばかりゆえに、各部の研究はこれからという状況だが、EV化が進んでもセントピアのパーツ供給は続いていく。