2022年に創業のファーストサイン。しかしショップの源流は、1978年に創業した板金塗装工場。その長い歴史の中で培った高度な鈑金塗装技術を受け継ぎ、「カスタムガレージ」というコンセプトを掲げてスタートさせたのが代表の小松壱斗氏だ。
実は小松氏の前職は不動産関係。そこで感じたのが注文住宅のようなクルマ作り。ボディやインテリアのカラーやデザイン、パーツなどを好きなように注文することで、オンリーワンの1台を創る商品を考案したのだ。ベースがないため車種や年式など思いのままに決めることができ、しかも自由に注文できるので、まさに理想通りの1台を創ることができる。
今回紹介する2台は、いずれもファーストサインで製作したカスタムモデル。上写真・右側のランドクルーザープラドは95をベースにフロントフェイスを60化。ボンネットやフェンダーをオリジナルの60キットに交換し、ボンネットの造形なども見事に再現。プラドのプレスラインとフェンダーのつなげ方も見事な仕上がりで、違和感を一切感じさせない作り込み。
いっぽう左の78プラドは外装だけでなく、内装も含めてカスタムが施されている。外装についてはナローボディ化を行ないシンプルなレトロ感を実現。ボディカラーはスモーキーブルーをベースとしつつ、ルーフとサイドをボーンホワイトにペイントした3トーンとしてオリジナリティを演出。内装もボディカラーに合わせてグレー系のシートカバーを装着するなど、スタイリッシュに仕立てている。
なおベース車を探してもらいゼロベースで創るだけでなく、自分のクルマを持ち込んでカスタムをしてもらうことも可能。プライスはカスタム内容によって大きく変動するが、車両も含めた参考価格としては95プラドが330万円。78プラドは380万円とのこと。世界に1台だけの、しかも理想通りのクルマが手にできることを考えれば決して高くはない価格だ。
いつもの通勤ですら旅をしているような感覚を味わえる。そんな楽しい日常を味わえるクルマを手に入れる。ファーストサインはその手助けをプロの技術で行なってくれるカスタムガレージだ。
■ファーストサインの魅力を知る3つのポイント
1.オーダーカスタムで叶えるオンリーワンのデザイン
ファーストサインの商品ラインアップは「オーダーカスタム」のみ。そのためカタログのような商品見本はなく、デザイナーがユーザーの好みをヒヤリングして実現可能な形へと落とし込んでいく。そんなオンリーワンのクルマを現実にすることが可能となっている。
2.受け継がれる板金塗装技術で高品質な仕上がりを約束
1978年創業の熟練の板金塗装技術を持つ工場が、ファーストサインの源流。その高い技術を受け継ぎ、自社工場には経験豊富な職人が在籍。この技術力により、ペイントワークだけではなく、ナローボディ化といった高品質な仕上がりを可能にする。
3.「こんな感じ」を具現化するデザイナーのサポート
一般のユーザーで理想のイメージはあっても、それが具体的にどのメーカーの商品かを説明できる人は少ないだろう。それを探し出し提案してくれるデザイナーも在籍。きっと理想の答えが見つかるはずだ。
■LAND CRUISER 95 PRADO


ベースとなるのは95プラド。このクルマはユーザーが持ち込みカスタムを依頼。オーダー内容としてはフロントの60フェイス化とオールペンだ。ボディカラーはラングラーの純正色であるライノークリアコート。色番号がないカラーやオリジナル色、さらにラプターなど特殊な塗装にも対応してくれるとのこと。また劣化したパーツは純正、もしくは社外パーツへの交換も可能。さらにサスペンションの交換やエンジンのオーバーホールも可能だという。ちなみに車両も含めた参考価格は330万円だ。


ランドクルーザー60の角目仕様に変更されたフロントフェイス。交換されるのはフロントフェンダーとボンネット。キット販売ではなく車両を預かって加工装着が必要となる。グリルは60の純正を使用しているのもポイント。このグリルを装着するために95純正の位置よりもグリルは前側に移設されており、そこに合わせてステーとフェンダーを設計しているという。なお丸目バージョンにすることも可能とのこと。


ボンネットは純正をベースにファーストサインで95プラドに合わせて設計したオリジナル品。後端のデザインも見事に再現されている。ワイパーカウルは純正を使用するが違和感はなくまるで販売モデルのよう。さらにボンネットの裏側は骨組みがしっかりと設計されており、走行中のバタつきなども皆無。ボンネットのキャッチは純正を使用しており運転席から開閉することができるので実用性の心配もない。




驚くことに前後バンパーはスチール製で自社で製造したという。リアフェンダーはこのバンパーに合わせてカットし、さらに純正のように作り上げているという。じっくりと見てもソレとは気が付かない出来栄えは息を呑むほど。こうした高い完成度も高度な鈑金技術があればこそ。もし自社以外でこうした作業をすると高いコストと長い納期がかかると思われるが、全て自社で行うため納期は半年〜8か月ほどだという。

■LAND CRUISER 78 PRADO




こちらの78プラドは、ベース車両からファーストサインが探してカスタマイズしたモデルとなる。ポイントはナローボディ化とカラーリング。純正のナローは市場ではほとんど出回っていない希少な個体。そのレトロかつシンプルなスタイリングのナローボディを、スムージングすることで再現。鈑金も経年でパテが痩せないよう、裏に当て板をするなど技術を駆使して行なっている。またカラーリングもこだわりの3トーン。ホワイトは、色番号すらないオールドボルボのボーンホワイトを再現している。





78プラドのルックスを際立たせるのが、現行の250にも採用されるスモーキーブルーとボーンホワイトの3トーンのカラー。純正に存在しないカラーリングでもファーストサインなら対応してくれる。また経年劣化したパーツは交換や補修を行ない、できる限り新車の状態に近づけるなど、手間と時間をかけてカスタマイズを行なっているのもポイント。ホイールはボディカラーに合わせ、クラシックホイールを選択しペイント。タイヤはオシャレ系ユーザー必携のオープンカントリーM/Tをチョイスするなど、全体のトータルコーディネイトも考えて作り上げられている。
FIRST SIGN



ファーストサイン/マネージャー兼デザイナー・成川さん



自分の好きなようにデザインしたクルマに乗りたい。そんな夢を叶えてくれるカスタムカーディーラーであるファーストサイン。1978年から続く自社工場があるため、ローコストで高品質な状態のクルマを提供することができる。板金塗装を行なっているのは40年来の職人であり、古くから受け継いだ技でオーナーの夢の1台を制作している。マネージャー兼デザイナーの成川さんは、オーナーの夢を聞いて装着可能なパーツやボディカラーを提案してくれるキーパーソン。
- ファーストサイン
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