TOP > 記事 > 【WIN’S WORKS】スタイルも走りもノーマルを凌ぐトータルバランスを考えたカスタム

【WIN’S WORKS】スタイルも走りもノーマルを凌ぐトータルバランスを考えたカスタム

ジムニーやランドクルーザーなど、歴代の本格4WDをメインに取り扱うウインズワークス。カスタマイズする上でスタイルも機能性も大切と考えているが、しかし、最も重要なことは「バランス」だと代表の中島氏は断言する。ジムニーをどのように扱い、どこへ出かけるのか?それによってカスタマイズのアプローチやパーツ選択は変わってくる。4WDに携わり半世紀近くになる中島氏が提案する様々な製品にはジムニーをもっと楽しいクルマしたい!という想いが込められている。

■JIMNY(JB64)オフロードを意識した足回りと外装パーツ

ジムニーに限った話ではないが、四駆ファンはついつい車高が高い方がカッコ良いと思ってしまう。だが、過度なリフトアップは車両の重心が上がりすぎて、コーナリング時には安定感を失う。また、タイヤサイズを大きくするとどうしてもハンドリングが重くなり、燃費も悪化する。これまで様々なカスタムを手掛けてきたウインズワークスが導き出した答えは「適度なリフトアップ」である。その集大成と言えるのが、このJB64。リフト量は70㎜で、タイヤサイズは225/75R16。これらにより前後バンパーの対地クリアランスが大幅に拡大したので、オフロードでのポテンシャルは高くなっている。
軽快感をプラスするためにアーシングだけでなくターボパイプやマフラー、さらにスロットルコントローラーも追加。最小限のプラスで、このスタイルにあった力を導き出しているのだ。

●タイヤ:YOKOHAMA GEOLANDAR X-A/T
LT225/75R16
●ホイール:BRUT BR-55
16×5.5Jインセット20
●リフトアップ量:70㎜

ジムニーのオフロード性能をさらに高めるために、4×4エンジニアリングのサスペンションキットで70㎜ほどリフトアップ。タイヤはジオランダーX-A/T(LT225/75R16)を選択。BRUT・BR55のブロンズとキネティックイエローがマッチする。

無駄を省き、走破性の向上を追求したBOXバンパー。スキッドプレートも付属する。

ウインズワークスのビルトインバンパー。スチール製で強度は抜群。厚みを減らしデパーチャーアングルも向上させられる。

JB64/74専用に設計された唯一無二のデザインは、どんなルーフキャリアとも被らないスタイル。SUS304ステンレスパイプを組み合せたモノコック構造で、軽量化と剛性を両立している。

後方視界を損なわない、シンプルなリヤラダー。ブラックの他にステンレス仕様も設定。

4x4ESのカントリーサスキットで70㎜リフトアップ。オリジナルの強化アームや補正パーツで走行安定は抜群。ショックアブソーバーにはショックアブソーバーには減衰力調整機構や微振動を抑制するハーモフレック機構も装備。

ウインズワークスのリーディングアームに変更し、キャスター角やホイールベースを補正。

クロスメンバーやラテラルダウンブラケットも装備。細かな補正部品の追加でリフトアップしても違和感のない、自然な乗り味を実現している。

マフラーはFUJITSUBO製に交換し、スムーズな加速を実現。リヤバンパーの下にはヒッチメンバーも追加し、遊びの幅を広げる。

圧力損失のない、ステンレス製のターボパイプに交換することでレスポンスを向上。

コンパクトで視界を妨げないメーターカウル。スマートなインテリアを演出できる。

良好なコンディションの必需品!

エンジンから排出されるブローバオイガスには、スラッジを含んだ液状不純物が含まれる。その不純物が含まれたガスは直接エアクリーナーケースに戻されるので、エアクリーナーが汚れやすく、またタービンにも悪影響を及ぼしてしまう。その不純物を取り除き、クリーンなガスだけを戻すのが、オイルキャッチタンクの役目だ。長期間、快適な走りを保つために、早めの装着を推奨したい。

新製品のステンレス製ルーフキャリアは、クラシカルなRALLYスタイルを採用。JB64/74専用に新設計された秀逸なデザインだ。バックドア左側に装着するリアラダーと合わせてアウトドアシーンでも活躍してくれる。

■JIMNY SIERRA(JB74)クラシカルなプッシュバーが近日登場!

リフト量は30㎜、ホイールを16インチに変更してノーマルよりも約2インチ車高をアップ。エクステリアをモノトーンに仕上げ、落ち着いた印象を感じさせる。プッシュバーがむしろ新しさを感じさせてくれる。

●タイヤ: TOYO TIRES OPEN COUNTRY A/TⅢ
215/70R16
●ホイール: BRUT BR-44
6.5J×16インセット0
●リフトアップ量: 30㎜

ジムニー シエラはジムニーよりもカスタムの自由度が高いが、オンロードを重視するユーザーが多いので、リフト量は30㎜に留めている。タイヤはむやみに太くせず215を選択することで、進行方向に対しての抵抗増を抑えて燃費悪化に対応。インチサイズは、16インチに変更して、安定感を向上させ、視覚的にも逞しさを演出している。
エンジンルームには、オリジナルのオイルキャッチタンクとダイレクトアースを装着。アーシングすることで電気の流れが安定し、トルク感が向上、低速域でのスロットルのギクシャク感が解消し、乗りやすさが向上する。これはぜひ装着したいアイテムの1つだ。
追加メーターは、専用のメーターカウルでスマートに配備。外観だけでなく、インテリアの機能美にもコダワルのがウインズワークスのスタイルだ。

JB74専用のオイルキャッチタンクも装着。マッチングが確認取れ次第、ノマド用もリリースされる予定だ。

電気の流れをスムーズにし、トルクアップやスロットルの安定感を得られるダイレクトアース。快適なドライブを実感できる。

サスペンションは4×4ESのキットと使用し、30㎜リフトアップ。キットには含まれていないが、リヤラテラルロッドのアップブラケットも追加。30㎜リフトでも、ラテラルの角度を補正することで、リヤの挙動が激変し乗り心地を大きく改善できるのだ。

スチール製のサイドステップはロッソモデロの製品。AES素材を採用したウィッツのスリムサイドは、乗降性を飛躍的に改善する。

ウインズワークスでは、様々な小物も取り扱い中。ドアの傷を防ぐプロテクターや、スモークカラーがクルマを引き締めてくれるドアバイザーも発売中だ。

星光産業のシフトゲージパネル。夜間のドライブ中にシフトポジションが確認できるので、中島氏も装着を強く推奨。

コンパクトで視界を妨げないメーターカウル。こちらはスポーティなラウンドシェイプとなっている。

四駆の王道的なアイテムが復活!

新製品のステンレス製のSUSブッシュバーは、アルミ製のアンダーガードもセットアップされているので、フロント下回りをしっかりガードしながらフロントマスクにも力強さを与えてくれる。シエラ専用にデザインされておりフィット性は抜群。ボルトオン装着なので、DIYでノーマルバンパーが一気に格上げできる。

タイヤはオープンカントリーのA/TⅢで、太過ぎない215サイズをセット。BRUT-BR44のブラックを組み合わせ、全体の色合いを整える。