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【RAINBOW AUTO】タイムアタックの追求が確かな効果を生み、技術の向上に繋がっている!サーキットだけじゃなくオンもオフもより快適で楽しいジムニーへ

チューニング・ジムニーでサーキットのタイムアタックを競う「ジムニースーパーラップ」を主催するなど、ローダウン仕様のジムニーカスタムで人気となっているショップがレインボーオートだ。ECUチューニング、サスペンション、ボディワーク、駆動系、ターボチューニングなど、タイムアタックに効果的なカスタムメニューを幅広く用意している。
実は、これらのチューニングは、リフトアップスタイルやクロカン仕様のジムニーにも有効。パワーアップを可能にするエンジンチューニングやサスペンションモディファイは、120㎞/h巡航を容易なものとし、安心感の高い高速移動を実現する。また、極低速域でも十分なトルクを発揮するチューニングや低重心かつ軽量化に繋がるチューニングは、クロカン走行やロックセクションでも有利となる。
事実、同社のデモカーであるジムニーJB23 の“キャンディ”は、極低速のオフロード走行から超高速サーキット走行までをこなすことをコンセプトにしたモデルであり、ショックとスプリングの交換だけで、オフロード走行もサーキット走行も高い次元で楽しむことができるデモカーとなっている。
そしてここで培ったノウハウと経験はJB64、JB74、JC74のチューニング・カスタムに踏襲されている。実はエンケイが製造するレインボーオートオリジナルの「レコードブレーカーホイール」も、オンもオフもこなすモデルとして開発された17インチホイールなのである。

■RainbowAuto DEMO CAR JB74

●タイヤ:YOKOHAMA GEOLANDAR X-AT
(225/65R17)
●ホイール: Rainbow Auto Record Breaker
(17×7J+5 JB74&JC74用)

サスペンションはノーマルだが、より快適かつ安心感の高いチューニングを実施。ジムニー強化ウレタンブッシュへの変更で、フラつきやロール感を抑制。フロントには低ダスト&純正以上の制動力が得られるブレーキパッドを装着し、チタンブレーキパットシムを追加することでブレーキタッチ&フィールを向上。リアはアルフィンドラム+スポーツブレーキシューに交換。この他、純正ECUの書き換え(Alientech エイリアンテックのハイオクガソリン仕様)なども実施。

◆Record Breaker

サーキット走行からオフロードまで対応の軽量高剛性ホイールはこだわりの17インチ!

JB74、JC74(ノマド)用のレインボーオートオリジナルホイールがRecord Breaker。SタイヤもMTタイヤも装着可能なホイールで、豊富なタイヤが選択できる17インチを設定。製造元は日本が誇る一流ホイールメーカーのENKEIだ。このホイールを装着した同社のデモカーは、サーキットのタイムを競う「ジムニースーパーラップ」にも出場し好記録を出している。

■RainbowAuto DEMO CAR JB64

●タイヤ:YOKOHAMA ADVAN D09
(225/45ZR17)
●ホイール:Rainbow Auto Record Breaker
(17×7J+5JB74&JC74 用)
※JB64では3cmほどはみ出る

DAMD製品特約店でもあるレインボーオート。JB64のシャコタンデモカーは、DAMDリトルデルタボディキットを装着(構造変更済み)。またJB23”J2”のフロントホーシング流用やトランスファーの2WD化等などを実施したサーキット仕様のFRだ。エンジンマネージメントはLINKのフルコンとし、筑波2000のベストタイムは1分14秒915を記録している。

TRUSTのインタークーラーGReddyは効率アップのために、モンスタースポーツ TOUGHフロントグリルの奥に設置。バンパーはJB74で、これにビーストアールのエアロを装着。

660ccで100馬力オーバーを狙えるコンプリートエンジン

R06Aコンプリートエンジン。ブースト1.35の仕様に耐えるオリジナルの燃焼室加工を実施。タービンは110psを狙えるRHF3ハイフローターボチャージャーへと変更。クランクケース減圧システムのT-REV αSYSTEM、スポーツインジェクターキット、強化メタルヘッドガスケットなども装着されている。

フロント10kg、リア8kgというハイレートコイル+倒立式ビルシュタインショックという組み合わせ。このダンパーは2インチまでのアップ仕様にも対応。また強化ウレタンブッシュ、フォーミュララテラルロッドなども追加。

ボンネットもドライカーボン製へ変更。約12kgのノーマルに対し約3.5kgとなり、8.5kgもの軽量化を実現。またドライカーボンならではの美しい見た目も魅力的なアイテム。デモカーは、このドライカーボンボンネットに、排熱効果に優れるダクト加工も実施。これらはレインボーオート店舗限定のインストールサービスとなっている。

ノーマルは約14.8kgのスチールだが、これを約4kgのドライカーボンのルーフへと変更すると、約10.8キロの軽量化が可能になる。軽量化と同時に、低重心化も実現できるため、オンロードでの走行性能のみならず、オフロード走行でのパフォーマンスアップにも繋がる。

マフラーはTRUSTのXROSSエキゾースト G-STYLE。ファイナルギアはJB23用を流用した4.300となっている。

社外ステアリング装着時に、純正のステアリングスイッチを使えるようにするステアリングスイッチケースを装着。シートはRECAROのRSGとSR7に変更し、4点式シートベルトを追加している。

サイトウロールケージ11点式アルミロールバーやCUSCOの補強パーツでボディを強化。リアゲートはビーストアールのFRP。

■RainbowAuto JB23改

オンロードとオフロード究極の両立を目指したジムニーJB23 デモカー“キャンディ”。筑波2000のベストタイムは1分09秒216。LINKのフルコンを初めてインストールしたジムニーで、これらの挑戦的なモディファイが、JB64、JB74、JC74カスタムにフィードバックされている。

レインボーオートの代表で、 横ヒレさんの愛称を持つ横尾剛史氏。カスタムビルダーというよりは“チューナー”という言葉がピッタリフィットする方で、エンジン、足回り、内外装に至るまでジムニーに関する幅広いチューニングカスタムを得意とする。ローダウン仕様だけでなく、アップスタイルも得意とするジムニーチューナーだ。

チューニングやカスタムのみならず、整備や修理、ボディワークも自社で行なっているレインボーオート。ほぼ外注なしという作業なため、品質の高いサービスの提供を可能にしている。またATユーザーには、信頼性と効果が高い圧送式のATF交換となる、トルコン太郎を使用した整備を勧めている。トラブル予防にも効果的である。