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【BRAINSTORM】メイドインジャパンにこだわったオリジナルパーツ

パジェロやアウトランダーPHEV、デリカ、デリカミニなど、三菱系の4WD車のカスタムも数多く手掛けており、そのほかフルサイズのアメリカンピックアップから逆輸入車モデルまで、ジャンルを問わず多くの4WD愛好者たちの駆け込み寺となっているブレインストーム。そんな同社が手掛けるトライトンは、ビジュアル重視のスタイルとは一線を画す機能性にこだわったオリジナルパーツを続々とリリース。
特筆すべきはそのリフトアップ手法。リーフスプリング車の定番と言えばリフトアップブロックだが、この車両は増しリーフの手法でバネレートまで緻密な計算を尽くしており、上げ幅も1.2インチ(30㎜)と絶妙な高さに抑える。これはフロント側も同様で、フロントフォグランプの高さ規制にもギリギリ対応するなど、匠の技が光る。
その緻密な計算がもたらす恩恵は、スタイリングだけにとどまらず乗り心地にも反映し、違和感を感じさせないストレスフリーな乗り心地を実現。ピックアップトラックは荷物をたくさん積んで水平になるのが本来あるべき姿であり、走り出しのトラクションがかかった時のステアリングフィールなどを考慮しても、少し前下がりの姿勢にはメリットしかないと太鼓判を押す。スタイリングだけに惑わされず、長年蓄積された経験値と実体験を生かしたカスタムには説得力がある。

●タイヤ:BFGoodrich All-Terrain T/A KO3
(LT265/65R18)
●ホイール:WORK MEISTER S1 1PIECE SUV
(18×9.0J インセット0)
●リフトアップ量:1.2インチ(30㎜)

今トレンドのスタイルとは一線を画す、本格派のジャパニーズピックアップの制作に全力に取り組んでいるのが、このトライトンだ。
増しリーフの手法を取り入れた1.2インチ(30㎜)リフトアップを皮切りに、ワークのブロンズホイール×BFグッドリッチ・ホワイトレターのボトムス。そしてフェンダーアーチにはパイプフェンダーを取り入れ、リアゲートにはMITSUBISHIのイニシャルデカールのアレンジ。マッドガードも然り。4WDロショップならではのノウハウを惜しみなく取り入れたスタイリングはビジュアル&パフォーマンスを高次元で融合させている。
また、5ZIGENとの共同制作で販売を開始するフェイクマフラーは、本物のマフラーと同様のステンレス仕立てで、リアエンドの効果的なアクセントとして存在感を示す。LEDを仕込んで光らせたり、差し色的なカスタムペイントを施すなど好みに合わせてコーディネイトできる点も特筆物だ。

フォグランプの高さ規制は地上800㎜以内。現車はタイヤ外径が大きくなっているが795㎜で収まっている。ノーマルタイヤなら770㎜程度と規制対策も万全!

プロテクションシートでドアの開閉時のひっかき傷を抑制。完全透明UVカットフィルム仕立てなので装着感を感じさせない点も嬉しい。ドアノブのみならずヘッドライトやデイライト専用フィルムもリリースしており、経年劣化による黄ばみから守ってくれる。

ホワイトとアンバー色を切り替え可能なNOVSIGHT JAPAN製品のライトシステム。4.5インチと3インチのほか、全サイズ全シリーズを取り扱っており、デイライトやフォグとしても有効。

TRDオフロードパッケージなどUSピックアップシーンを連想させるデザイン性の高いスタイリッシュなデカールもクール。どんなボディカラーにも映えるアースカラーというカラーチョイスもポイントが高い。リアゲートのイニシャルデカールはブラックのほか、シルバーもラインナップ!

装着するホイールはWORKマイスター(18×9J インセット0)、組み合わせるタイヤはBFグッドリッチ・オールテレーンT/A KO3(LT265/65R18)で、純正よりもひと回り大きなサイズ感で履きこなす。30㎜上がったボディとのバランスも絶妙で、ブロンズカラーとマッドガード、デカールカラーのマッチングも完璧!

ワンサイズ上のタイヤサイズに9Jインセット0のホイール装着を見据えて、約1インチワイドのパイプフェンダーを製作。ラバーフェンダーでカバーできる範囲ではあるが、それだと味気ない。日本の道路事情を考慮した対策としてはもちろん、効果的にスタイルアップするカスタムパーツといった観点からも両立させた逸品。

タイヤ幅が太くなれば当然泥ハネも大きくなる。ワイルドなオフローダーの証として泥を楽しむのも悪くないが、ボディに小石がはねて傷をつけてしまってはもったいない。従来は無難なブラックが本命だったりしたが、デカールとの一体感やアウトドア、オフロードを見据えたアースカラーは絶妙なアクセントとして映える。

マフラーメーカーの老舗、5ZIGENと共同開発したフェイクマフラーは、デュアルエンドの斜め出しとスタイリッシュなアクセントとしてはもちろん、マッドフラップのワイヤーブラケットも装備しているため、固定場所で困る必要はない。

タイヤサイズを大きくしたことによる重量増で生じるパフォーマンスのスポイルは、TDIチューニングで払拭!お好みのモード設定で、ベストな乗り味にアレンジが可能だ!

軸のぶれない姿勢の良さにこだわったジャパンメイドのオリジナルリフトアップキット

1.2インチ(30㎜)

2インチ(50㎜)

ボディリフトやコイルマウントスペーサー、リーフブロックなどに頼ることなく、バネレートや上げ幅を入念に計算しつくして販売される1.2インチ(30㎜)アップのリフトアップキット。フォグランプの高さ規制に対応する。さらにはリア側の増しリーフでオーバーランダースタイルなど重量増の状態のリア下がりを払拭。トラクションがかかって走り出した状態でもフラットな姿勢をキープすることで快適なドライビングフィールを実現させた。2インチ(50㎜)アップタイプ(セミハード)もリリースされているが、車体への負担や構造変更などの観点からも主力は1.2インチ(30㎜)となりそうだ。