ローダウンとリフトアップ、このふたつのカスタムを実戦しているのがSPDクリエーション。そのアプローチが面白く、ローダウンもリフトアップもエアサスを使用しているのである。
ローダウンは前後とも完全エアサスで、ノーマルから8インチ下げることができる。実はこのエアサスによるローダウン、GIN125ハイラックスで構築した技術をトライトン用にフィードバックしたもので、車高変更で必要になる関連パーツも自社で開発。見た目だけのローダウンとは異なり、ローダウンに適した走りを可能にする。と同時に、エアサスで簡単に車高アップも可能なことから、高い利便性も魅力的なシステムとなっている。
一方リフトアップは全長調整式車高調のリフトアップ用サスペンションキットが基本となる。32段の減衰力調整付きで、前は75㎜以上にも対応し、後ろが4インチまでに対応。ボディリフトを使用せずに、ハイリフトカスタムが可能だ。また2インチアップ以上にはデフダウンなどの補正パーツも用意する。リアは1インチブロックかヘルパーバッグを用意。ヘルパーバッグはエアサスと同様のシステム。あくまでリーフスプリングの補助的アイテムながら車高調整を可能にし、同時にしなやかな乗り味も提供する。エアサスにこだわり続けるSPDだから可能にしているシステムだ。
MITSUBISHI TRITON GSR SPD CREATION LIFT UP Ver.

●タイヤ:ATTURO TRAIL BLADE M/T
(35×12.50R20LT)
●ホイール:VORTEK VRT608
(20×12.0J -44)
●リフトアップ量:F:5インチ/R:3インチ


フロントはSPDのフルタップ車高調を装着し、デフダウン、メンバーダウン、ロングボールジョイント、スタビリンクなどをセット。リアはSPDリアヘルパーエアバッグキットを装着。リーフスプリングにエアバッグを追加することで、調整式車高アップを実現。この仕様で前が5インチ、リアで3インチアップとなる。

ボリューム感のあるワイルドなフロントビューを演出するWILDのボンネットスクープTYPE1。両面テープによる簡単装着が可能で、手軽にイメージチェンジを楽しめる。

フロントバンパーはWILDのTYPE1。オーバーフェンダーとマッチするデザインで、迫力あるフロントマスクを演出。フロントグリルはクロスファング製を装着する。

ボディリフトアイテムを装着することなく、トライトンに35インチサイズのMTタイヤを装着。SPDフルタップ車高調などの組み合わせで、6インチ以上の車高アップを実現している。

35×12.50R20LTサイズのタイヤと12Jサイズのホイールを履かせるために、WILDのオーバーフェンダーにラバーフェンダーを追加してインストール。75㎜幅のサイズとなる。

好きなロゴを入れることができるガラス製フューエルリッド。社用車でもある撮影車両には、BBB PERSONAL GYMというロゴをフューエルリッドに入れている。

SPD可変式両サイド4本出しマフラー。純正マフラーをカットし、マフラーカッターとして装着するため車検対応。音は純正と同じ。装着位置から3〜6cm外出しの場合は記載変更が必要。




武骨なデザインでLEDのワークライトが2つ備わるSPDロールバー。同時装着が可能なSPD電動シャッタートノカバーは、荷台の内側にあるスイッチ&リモコン操作で開閉が可能。後端にはSPDリアゲートスポイラーをセットする。


リフトアップ車両のみならず、ノーマル車高にも使用できるLED付電動サイドステップ。ドアの開閉に瞬時に連動して昇降する。格納時のスマートなデザインも秀逸。
MITSUBISHI TRITON GSR SPD CREATION LOW Ver.

●タイヤ:ROCKBLADE ROCK 535
(265/35RZR22)
●ホイール:LEONHARDIRITT FORGED LF-S2
(22×10.5J)
●ローダウン量:F:8インチ/R:9インチ


フロント、サイド、リアにWILDのフルエアロをインストール。フロントにはワンオフのリップスポイラーも装着済み。グリル内部にはトライトン専用のグリルマーカーキットを装備。ホワイトかアンバーカラーを選択できる。
夜の繁華街からゲレンデまでをクールにキメるエアサスローダウン


ローダウンスタイルを構築しているのは前後に装着したSPDのエアサス。専用のコンプレッサーやエアタンク、コントローラーなどを装備し、車高調整も可能。またリアのリーフスプリング加工、フレームとホーシング(車軸の軸受け)が干渉しないように、フレームを加工するCノッチ加工を実施。


GUN125ハイラックスで培ったピックアップトラックのエアサスインストール技術をトライトンに踏襲。これらのモデルにエアサスキットなどは存在していないため、SPDがオリジナルパーツも含めて新規に開発。ローダウン量はフロントで8インチ、リアで9インチ。ここからエアサスで8インチアップが可能。

車高調整が可能なエアサスをインストールしたことで、ローダウンとアップ(ノーマルと同等)のふたつのスタイルを選択できる。よって、段差のある道や雪道などの走行も可能。4本出しマフラーはワンオフ仕様。

ローダウン仕様のトライトンに装着している電動シャッタートノカバーはEGR。スイッチはレールオーバーの後端に付く。SPDクリエーションは、このパーツの代理店にもなっている。

エキゾーストパイプを彷彿させるロールバーはワンオフ。材質は軽量かつ高剛性なチタンを使用している。唯一無二のデザインで、SPDクリエーションを象徴するアイテムのひとつだ。

LEONHARDIRITTの22インチホイールの奥にLEDホイールリングを装着。夜間はトライトンの存在を主張するアイテムとなる。

内部の給油口が見えるガラスと金属プレートからなるSPDフューエルリッド。リッド上部には好きなロゴを入れることも可能だ。

シートバックの角度が立ち気味なトライトンの後部座席。これを7度寝かせることが可能なリアシートアングルブラケットキットを装着。その快適性から大ヒットとなっている商品だ。

SPDクリエーション

ローダウン&リフトアップカスタム、エアサス、ワンオフパーツなど、幅広いトライトンカスタムを実施するSPDクリエーション。新車・中古車をベースにした、カスタムコンプリート販売も行なっている。
- エスピーディークリエーション
- 〒192-0011
- 東京都八王子市滝山町2-10-1
- 042-696-3851
- https://www.spd-creation.com/