■ランドクルーザー70専用設計センターコンソール
誕生以来、40年以上に渡って生産され愛され続けているランドクルーザー70シリーズ。その間様々な改良がなされてきたが、現行型GDJ76のセンターコンソールを見れば分かる通り、実は40年以上同じ部品が使われ続けている。現代ではあまりに小さいコンソールボックスだと感じるし、低すぎてアームレストにも向かない。もっとも2024年までは国内外の70にはMT車しか設定がなかったので、ある意味これで良かったのだろう。しかしATミッションを搭載した70なら少々使い勝手を改善したい。そう、不満点を解消し、使い勝手を向上させるのがカスタムの醍醐味なのだ。
そこで注目したいのが、シートカバーを中心にフロアマットなど多数のインテリア用品を発売するグレイスのセンターコンソール。前述のユーザーの気持ちを察知し、後付けで設置できる大型のセンターコンソールの発売を開始した。なお取付けは、加工や工具は一切不要。純正のコンソールの上に被せるだけでイイ感じにフィット。コンソールボックスが大型化されて小物の収納能力が拡大し、さらにフロントシートにアームレストとドリンクホルダー機能が加わるので、ドライブの快適性や普段使い格段にアップする。
なおセンターコンソール本体はウッド製だが、表面はグレイスのシートカバーと同じアンティーク調PVCレザーでカバーされるので質感もバッチリ。もちろん同社のシートカバーとコンビで装備すると一体感も◎。違和感は皆無で、純正のような室内を楽しめる。
ちなみにVer.1は後席用のドリンクホルダーが設定されないが、リヤシートのタンブルが可能。一方Ver.2はドリンクホルダーが備わるが、タンブルさせるとシートと干渉してしまう。乗車定員やクルマの使い方を考えてベストなモデルを選ぼう!

graceセンターコンソール装着時

純正センターコンソール
写真で見比べてみるとセンターコンソールの有無での機能の違いは一目瞭然。なお、設置方法はランクル70の純正コンソールの上に被せるだけでOKで、安定感は抜群。またセンターコンソールの前端部分に空間を設けているが、これは純正ドリンクホルダーやサイドブレーキを問題なく操作できるという配慮。そう、純正の機能を損なわないアップグレードなのだ。

graceセンターコンソール装着時
今回撮影した製品はどちらもコーデュロイ生地/アンティーク調PVCレザー仕様だが、肌触りの良さとお洒落な雰囲気を演出できる。質感や色の違いで11タイプを設定。さらに撮影したセンターコンソールのコンソールの蓋部分がアームレストになり、今回のコーデュロイ仕様の「アンティークコーデュロイ」、デニム生地を採用した「アンティークデニムインディゴ」と「アンティークデニム」、千鳥格子柄の生地の「アンティーク千鳥」などを設定。バリエーション豊富で、シートカバーなどとのトータルコーデも可能なので、好みに合わせて選びたい。

コンソールボックスの容量はVer.1/Ver.2ともに同じで、携帯電話やモバイルバッテリー、財布などの小物の収納が可能。さらに前方にはドリンクホルダーとテーブルも備わり、運転席周りをスッキリと整理できる。
VER.1



VER.2



この再再販ランドクルーザー70専用のグレイス・センターコンソールには2つのバージョンがあるが、基本的な形状やコンソールボックスの容量はVer.1とVer.2で同じ。違いはコンソールの後方に後席用のドリンクホルダーがあるか否か(それにより後席足もとスペースへの突出量が変わる)。リヤシートに人を乗せる機会が多いならやはり便利に使えるVer.2がオススメ。対してキャンプなどでリヤシートを折り畳み、多くの荷物を乗せることが多いならシートとコンソールに干渉のないVer.1が良いだろう。なお、今回の記事は違いを分かりやすくするため「アンティークコーデュロイ」をベースに、本体のアンティーク調PVCレザー部分のカラーをそれぞれヴィンテージブラックとヴィンテージブラウンで撮影しているが、Ver.1とVer.2で設定される仕様やカラーバリエーションは変わらない。

VER.1
Ver.2はドリンクホルダーを備えるが、セカンドシートをタンブルさせると干渉してしまう。一方、ドリンクホルダーがないが、リヤシートをタンブルできるのが写真左のVer.1。失敗しないためにも、購入の際はしっかりと使い方や乗車定員などを考えた上で選びたい。
グレイスのインテリアで組み合わせるとよりお洒落に!

GDJ76の車種専用品としては、フロアマットのほか、ラゲッジマットも発売中。特に後者のつくりは秀逸で荷室部分だけでなく、跳ね上げた時のフロアまでカバーしてくれるため、車内を汚れからしっかりガードできる。アンティークなテイストもイイ感じ♪


グレイスアイテムの最大の魅力は、シートカバーを中心に車内の雰囲気をシックにも可愛らしくもできること。写真のランクル70のシートカバーはコーデュロイとアンディークブラック仕様を装着。シートとアームレストを統一することで、洗練されたノーマルとは異なる空間を演出できる。他にもグリップカバー、ダッシュボードマット、ピラーカバー、バニティミラーカバーといったアイテムも発売中。ぜひともトータルコーディネイトを楽しんでもらいたい。
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