ハイラックスサーフの専門店として、約20年前にスタートしたWeed。創業当初は若いユーザーが多かったが、彼らが歳を重ね結婚や家族が増えるタイミングで、クルマを乗り換えることが多かった。そんなユーザーからの要望に応える形でサーフ以外を取り扱うようになる。年々車種のバリエーションは増加の一途を遂げ、今では国産の全ラダーフレーム車に加え、様々なSUVを取り扱うまでに成長し、「国産SUV専門店」というイメージが定着していることだろう。
なおWeedでは、トライトンが登場する前からデリカ、そしてハイラックスのカスタムに取り組んでいたので、ごく自然な流れでトライトンを扱うようになったと言える。
Weedのカスタムで基本となるのは、リフトアップ/タイヤ&ホイール/マフラーの3アイテム。近年ではクロスロードと命名されたルーフキャリアも展開するが、トライトンの場合は純正バンパーに無加工で装着でき、イメージを一新できるグリルガードもラインナップ。
もちろん自社のパーツだけでなく、国内のあらゆるパーツメーカーの製品も取り寄せることができるので、自分の使い方に最適な仕様を作り上げることが可能。プロショップであり、セレクトショップでもあるWeedなら、新車の購入だけでなく購入後のカスタマイズにもしっかり対応可能だ。

【タイヤ】YOKOHAMA GEOLANDAR M/T G003
(LT275/55R20)
【ホイール】Mclimb KANONE
(20×8.5J インセット20)
【リフトアップ量】F/40m
ノーマルの車高から若干リフトアップし、ホイールやマフラーといったカスタマイズに不可欠なアイテムを追加。18インチから20インチにサイズアップを図り、しかも荒々しいトレッドパターンが特徴的なMTタイヤをチョイス。これだけでもノーマルとは明らかな違いを演出できるのだが、さらにフロントマスクの印象を一変させるクロスロードのグリルガードを装着。
アメリカのパトカーを彷彿とさせるような巨大なガードは、よくあるオフロードタイプとはまったく異なるデザインを採用しているのが最大の特徴だ。素材はスチールを採用するが、重量は約20㎏台と軽さにも配慮しているので、ハンドリングの悪化も皆無。もちろんレーダーやカメラの機能はそのままで、安全性にも配慮されている。カスタムしても使い勝手はまったく変わらないのがポイントだ。
WeedはiKamperやイントレピッドの日本正規代理店も務めており、それらを装着できるアイテムもラインナップしている。現在それらのアイテムの軽量化を図り改良中。決まったスタイルを画一的に提案するのでなく、時には自社でなく他社の製品を使用することでユーザーの理想を具現化する。
なお、ここまでワイルドなカスタムを施すが、実は車検にも適合した合法カスタム。胸を張って乗れる仕様で、編集部も自信を持ってオススメできる。
フロントマスクが激変する金属製のグリルガード







ノーマルバンパーを加工することなく装着できる、クロスロードのグリルガード。レーダーやカメラの視界を妨げることはなく、安全装備も問題なく作動する。流行りのグリルマーカーを内蔵しつつ、グリル中央にはランプステーとして活用可能なバーも備わる。前方への張り出しも極力抑えられているので、取り回しも良好だ。


ベッド部分には三菱純正のベッドライナー(GSR標準装備)装着。トノカバーはX-Fangのローラーシャッターカバー(手動タイプ)を装着し、荷物をしっかりガード。シャッターを開ければ背の高いものも積載可能なので、使い勝手も抜群だ。


フロントはスプリングを交換して40mmのリフトアップを実現する。構造変更不要なので、車検期間を無駄にしない。

片側斜め出しのステンレスマフラーに交換。後ろ姿をスポーティに演出してくれるが、デザイン性だけでなくトルクアップも実現。もちろん保安基準適合品なので、装着したまま車検もクリアする。



エムクライムのオリジナルホイール「KANONE」の20インチを装着。大砲をイメージしたデザインで発売から10年以上経過するベストセラーモデル。これにジオランダーM/T G003を組み合わせる。