【TOYO TIRES】見た目・走りで違いを実感！タフで貫禄も十分な新作「OPEN COUNTRY R/T TRAIL」が加わった

■OPEN COUNTRY R/T TRAIL

TOYO TIRES（トーヨータイヤ）が誇る4WD・SUVタイヤブランド『OPEN COUNTRY（オープンカントリー）』は、2025年で誕生42周年を迎えた。OPEN COUNTRYは、歴史が長いだけでなく、現在もユーザーから〝＃オプカン〟の愛称で親しまれている人気タイヤブランドである。
　ひと口に＃オプカンといっても種類はさまざまで、オフロードに特化したOPEN COUNTRY M/T（マッドテレーン）やオン・オフをハイバランスさせたOPEN COUNTRY A/T（オールテレーン）、舗装路を重視したOPEN COUNTRY H/T（ハイウェイテレーン）といったラインナップがある。さらに＃オプカンには、M/Tタイヤのようなアグレッシブなデザインを採用しながら、A/Tタイヤのような快適な乗り味の双方を兼ね備えたOPEN COUNTRY R/T （ラギッドテレーン）という新しいカテゴリーのタイヤも用意されている。R/Tは#オプカンが切り開いたジャンルである。

　今春、このR/Tに最新タイヤとなる『OPEN COUNTRY R/T TRAIL（オープンカントリー・アールティートレイル）』がラインナップした。メーカーによるとその位置付けは、OPEN COUNTRY R/TとOPEN COUNTRY A/TⅢの間にあたるという。ただ、そのトレッドのパターンは、従来のR/Tよりもブロックの1つ1つが大型化され、溝面積が増えたように思える。タテ方向に太い溝のジグザグワイドグルーブを刻み、横方向にもラテラルジグザグワイドグルーブが走るなど、タテ・ヨコとも路面を捉えるエッジ成分が高そうである。R/Tとの違いを簡単に表現するなら、〝かなりワイルドになっていて、むしろオフロード走行向けの印象〟といった感じだろう。
　一方で再生ビードワイヤーといったサステナブル素材を使用して環境に配慮したケースからも分かる通り、ハードに見えてオンロードの静粛性はR/Tよりもブラッシュアップしている（もちろん、オフロード性能は標準モデルと同等のスペックを誇る）。つまりR/Tに比べて若干オンロード寄りの性能を持つR/Tの上位バージョンだと理解すべきタイヤと言って良いのである。
　トレッドパターンのデザインだけでも十分にトレイルの魅力を感じ取れるのだが、新採用したサイドウォールもR/Tトレイルを語る上で外せない。4WD・SUVの足もとを演出する迫力のあるディープバットレスデザインやバイティングエッジなどは、MTタイヤ並みのアグレッシブな見栄えと実性能の向上を実現。さらにサイドウォールをしっかり固めているため、オフロードで接地面積を稼げるのである。
　国内向けのサイズラインナップは、現状7種類を用意し、タイヤ幅265〜285㎜、リム径16〜20インチという大径が中心となる。またすべてがLT規格で、トライトンなどの大型4WDがそのターゲットとなる。

パターンデザインは、タテ方向にジグザグワイドグルーブ、ヨコ方向にラテラルジグザグワイドグルーブをメインに刻み、4方向テーパーノッチやスタッガードショルダーとも相まって、よりオフロードでトラクションを稼ぐための工夫がある。一方で3バリアブルピッチやラテラルサイプ、初期摩耗に対応するブロックエッジステップなどは、トラクション性能だけでなく、パターンノイズの低減や快適な乗り味に寄与する技術である。

装着サイズ：LT265/70R17

FLEX SHOW AIKAWA Racing with TOYO TIRESは、昨年に引き続き三菱トライトンを使用し、車両の装備も大幅な更新を行ないOPEN COUNTRY R/T TRAILを装着。「XCRスプリントカップ北海道」の第3戦「ARK ラリー・カムイ」および第4戦「ラリー北海道」への出場を予定している。