【Kudo-J】王道的なビッグフットスタイルに現代的なノウハウを融合させる！

■kudo-j シエラJB74 4インチアップスタイル

リーフ車の時代から、ジムニーのカスタムを探求し続けている工藤自動車。最近はホワイトレタークリーナーやアイスヒューズなど様々なアイテムを手掛けるが、もちろんジムニーのカスタムも研究中。このシエラは昨年の秋にも紹介しているが、そこから大幅な進化を遂げているので紹介したい。
最大のポイントは4インチのリフトアップと265タイヤを装着している事で、いわゆるチョロＱ的なフォルムを実現。だが単なる懐古趣味ではなく、大口径の工藤自動車オリジナルA‐LAP‐07Xを組み合わせることで、可能な限りバネ下重量の増加を抑制。またアースの追加やヒューズの交換でエンジン出力のロルを低減し、潜在能力を最大限に引き出すeチューニングに加え、吸排気系の見直しも実施。これらを組み合わせることで、オリジナリティ溢れるスタイルにアレンジしつつ、キチンと走れる性能を実現している。
工藤自動車を昔から知る人ならご存知だと思うが、工藤さんはジムニー以外の車種にもアンテナを張り巡らしており、流用パーツやヘッドライトの殻割りなど、様々な小技も満載。またIPF製のマーカーをスマート＆確実に装着するために専用ブラケットを開発するなど、既存のジムニー専門店には見られない細かなパーツも豊富にラインアップする。ちなみにこの仕様が完成形ではなく、まだまだNEWパーツを計画中とのこと。シエラの更なる進化に期待したい。

シンプルで機能的なフロントバンパー＆スキッドプレート。パイプ部分は一直線でなく角度を付ける事で、ボディと絶妙なマッチングを実現。もちろん対地クリアランスを大幅に拡大しているので、走破性を向上させることが可能。また牽引フックやフォグランプなども機能性も優れている。

ヘッドライトのインナーをブラックにするだけで、イメージが劇的に変化。併せてウインカー類もスモークに変更する。

IPFのマーカーを手軽に装着できるよう、工藤自動車ではABS製の専用ブラケットで発売中。マーカーをはめ込むだけで確実にロックすることが可能。またブラケットには傾斜が付いているので、照射方向の微調整も可能なのだ。グリルだけでなく、ルーフラックなどの隙間にも取り付けが可能となる。

クルマの各部で起こる電気抵抗を減らすことで、エンジンが本来持っている能力を可能な限り引き出すeチューニング。その鍵となるのはアースチューニングとアイスヒューズ。また空気が流れることで発生する静電気も抑制。これらの細かな積み重ねで、スムーズな走りを実現する。またシリコンタイプのインテークパイプに変更し、レスポンスも向上させる。

-196℃の液体窒素に浸すことで、金属を整列化し電気抵抗を減らすアイスヒューズ。トルクアップやスロットルレスポンスなど、様々な変化が体感できる。純正ヒューズは意外と硫化するので、メンテナンスの一環としてもオススメ。

フロント

リア

試作品の4インチリフトアップコイルに、工藤自動車オリジナルのエナペタルビルシュタインショックアブソーバーを組み合わせる。リフト量に関しては現在検証中で、実際の製品では若干変更される可能性がある。ちなみに一般的なシエラよりもはるかに大きなタイヤを装着しているので、タイロッドエンドは他車種のパーツを使い、強化を実施。細部に至るまでバランスを考慮したカスタムが施される。