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【TOYO TIRES】ファッショナブルなデザインと街乗り向けの静粛性を兼ね備えたハイウェイテレーンタイヤ「OPEN COUNTRY H/TⅡ」

TOYO TIRES(トーヨータイヤ)が誇る4WD・SUVタイヤブランド『OPEN COUNTRY(オープンカントリー)』『PROXES(プロクセス)』そしてスタッドレスタイヤブランド『OBSERVE(オブザーブ)』の3つは、トーヨータイヤのラインアップの中でも最重要ブランドに位置付けられる。そんなオープンカントリーとプロクセスから新しいモデルがデビューした。各タイヤの詳細を解説する前にまずはオープンカントリーの歴史を紹介しよう。
 オープンカントリーはトーヨータイヤの中で最も長い歴史をもつブランドで、オンロードとオフロードの双方を向上させるタイヤとして、1983年に誕生した。
 ブランドコンセプトは「心の垣根をとき放ち、自由な大地に飛び出していく」であり、アメリカなど4WD・SUVの本場でも高い人気を博す。また既存のM/TやA/Tだけでなく、アグレッシブなルックスとオンロードの快適性を追求した大ヒットタイヤであるR/T(ラギットテレーン)という新カテゴリーを誕生させたほか、世界一過酷なオフロードレースといわれる「ダカールラリー」や「BAJA1000」などにチャレンジし、その経験によって得られた知見を商品にフィードバックするなど、挑戦的なスピリッツでラインナップを拡充させてきた。
 そんなオプカンシリーズ最大の魅力は、やはりバリエーションの豊富さだろう。カスタムの方向性やライフスタイルに合わせて用意されるタイヤはなんと10種類。この中から、自分に合うこれぞというタイヤを選ぶことができる。そして今回紹介するのが最新の『オープンカントリーH/TⅡ』だ。
 この『H/TⅡ』は、オプカンらしいアグレッシブな見た目はそのままに、オンロードでの走行性能とファッショナブルなルックスを高めたモデル。具体的には、ナノバランステクノロジーによるフルシリカコンパウンドによる転がり抵抗の低減、ワイドグルーブやショルダーリブ化、マルチウェーブサイプなどによる耐摩耗性能やウエット性能、静粛性能の向上。さらに高張力スチールベルトやカーカスプライ&高剛性ビードフィラーによる高い操縦安定性能を実現している。
 またデザイン面でも大きな特徴があり、幅が215以上のSUVサイズはアグレッシブなスクエアショルダーを採用し、逆に205以下のコンパクトSUV&軽用サイズはマイルドな見た目のラウンドショルダーとなる。さらに16~18インチにはホワイトレター(もしくはブラックレター)を、14、15インチの一部軽カーサイズにはシリーズ初のホワイトリボンをラインナップ!性能のみならず、強くドレスアップ要素も加味したコダワリのモデルとなっている。

TOYO TIRE株式会社
商品企画本部
消費財商品企画部長
永井 邦彦さん

ホワイトレターに加えてホワイトリボンも採用したファッショナブルなデザインなの、女性ユーザーにも使っていただきたいタイヤですね。またこうしたデザインだけでなくしっかりと乗り心地や静粛性、摩耗ライフの向上と転がり抵抗の低減といったオンロード向けのキャラクターに求められる性能を兼ね備えています。

■OPEN COUNTRY H/TⅡ

ファッショナブルなデザインと街乗り用タイヤとしての性能を兼ね備えたハイウェイテレーンタイヤにカテゴライズされるオープンカントリーH/TⅡ。サイドウォールはホワイトレター/ブラックレターに加え、14インチと15インチの一部軽サイズにホワイトリボンを採用。またショルダーの形状は215幅以上はスクエア形状、215幅以下はラウンド形状と、サイズごとに変えているのも特徴。さらにショルダーのリブ化やグルーブのストレート化によって、操安性や静粛性を向上。また摩耗時でも排水性を維持してくれるディンプル付きワイドグルーブも採用されている。
サイズによってショルダー形状を変えているのもオープンカントリ―H/T Ⅱの特長。写真左のホワイトレターは215幅以上はアグレッシブなスクエア型で、写真右の205幅以下はマイルドなラウンド型となる。車格にマッチしたタイヤで、トータルバランスを確保している。
外観デザインのトピックは14、15インチの一部サイズにオープンカントリー初となるホワイトリボンが採用されたこと。一方16~18インチはホワイトレターとブラックレターを採用。いずれも非常にファッショナブルでおしゃれに履けるデザインなのだ。
そんな最新のオンロードタイヤである『オープンカントリーH/TⅡ』を、今回はサーキットのにて試乗した。デリカミニに165/60R15のホワイトリボン仕様のタイヤを装着し、さらには『オープンカントリーR/T』と比較試乗している。念のためお伝えするが、R/Tも決して悪くない。むしろオフロードタイヤとしては非常に優れたオンロード性能を持っている。が、やはりオンロード性能を重視して開発されたH/TⅡは、直進安定性やレーンチェンジでのふらつきの無さ、ブレーキ時の制動姿勢などにおいて、圧倒的と言えるほどの安心を体感できた。特に時速100㎞近い速度域でのバンク走行においては、侵入から高い安定性を示して、ハンドルを握りながら思わず笑みがこぼれるほどだった。トーヨータイヤの新製品『オープンカントリーH/TⅡ』は、オンロードでの高い走行性能やルックスを重視するユーザーにオススメのタイヤといえよう。
オンロードタイヤにもかかわらず、ゴツゴツとした見た目のオープンカントリーH/T Ⅱ。いわゆる乗用車用タイヤとは一線を画したオプカン流のルックスが特長だ。ところが走り出すと、驚くほどに静かで快適に感じる。そこから速度を100㎞/h程度まで上げていっても耳障りなロードノイズを感じない。これは比較試乗したオープンカントリーR/Tとは明らかに異なるキャラクターである。また直進安定性にも優れており、高速域でもいい意味でリラックスして運転することができた。
カーブやレーンチェンジといった横方向に力がかかるような場面でも、H/TⅡは剛性が高くしっかりと踏ん張ってくれる印象がある。さらにハンドル操作に対する応答性やブレーキングの時の安定性も高く、安心感がある。しかも見た目がオシャレなので、通勤から週末の長距離ドライブまで、さまざまな場面で楽しさを提供してくれるタイヤ、といえるだろう。
H/TⅡとの比較試乗として用意されたのがオープンカントリーR/T。大きなブロックがワイルドなオフロードタイヤだ。もちろん高速度での操安性やロードノイズの静粛性などに関してはオン向けキャラクターのH/TⅡに軍配が上がる。だがR/Tもオン・オフ性能を兼ね備えたオールマイティタイヤとして、非常に高いレベルにあることは間違いない。

■PROXES Luk2

国内の保有台数の約4割を占める軽自動車。中でも現在主流なのは、スーパーハイトワゴンと呼ばれる全高を稼いで積載性と居住性に優れたモデルだ。そんな状況を踏まえ、トーヨータイヤはトランパスからリリースしているLuk(エルユーケー)をモデルチェンジ!『PROXES Luk2(プロクセス・エルユーケーツー)』として発表した。
 このプロクセスブランドはトーヨータイヤが誇るスポーツ性と静粛性を高次元で兼ね備えるプレミアムタイヤブランド。つまり、プロクセスLuk2にもそうした技術を取り入れている。左右非対称のトレッドパターンを採用し、アウト側に大きなブロックとフレキシブルテーパーでしっかり感のある操縦安定性を実現し、イン側に採用した3Dマルチサイプは静粛性の向上や偏摩耗抑制を行なう。
 またナノバランステクノロジーを活用した低燃費コンパウンドとサスティナブル素材を使ったシリカ分散剤を採用し、転がり抵抗の低減とウェット路面での高いグリップ性能を両立しているのだ。
 なお、消費財商品企画部 部長・永井邦彦さんは「軽自動車の中でも高い比重を占めるスーパーハイトワゴンの中でも特別仕様車などプレミアムなカテゴリーをターゲットにしたタイヤです」とコメント。一方のREタイヤ開発部・助吉拓哉さんは「雨の日でもかなり安心して走れるウエット性能と上質な快適性、環境性能にも対応しています」と自信をのぞかせた。また見た目の特長としては、サイド部に水面の輝きをモチーフとしたデザインを採用するなど、プレミアムなプロクセスにふさわしいモデルなのだ。

左右非対称のトレッドパターンはアウト側で操縦安定性を、イン側で静粛性を実現したもの。さらにウェット性能も飛躍的に高められており、前モデルのLuk比で制動距離は12%短縮となっている。またサスティナブル素材使用のシリカ分散剤を配合したコンパウンドを使用することにより、やはりLuk比で転がり抵抗を9%低減。環境にも配慮したタイヤといえよう。
サイド部には水面の反射をモチーフとした繊細なデザインを採用。見る角度によって異なる表情を見せることでプレミアムブランドタイヤらしい高級感を演出している。
プロクセスLuk2の性能面での特長のひとつがウエット性能の向上だ。今回の試乗では散水路でLukと比較したが、ステアリングの応答性が高く、鼻先が軽く入ってくれる印象がある。またグリップ性能も高く、操舵角も少なくて済むため、運転時の安心感も高かった。

軽自動車でもしっかりと体感できるプレミアムタイヤ

トランパスLukとプロクセスLuk2。世代の差はハッキリと現れて、走り出した瞬間に分かるほど大きな進化を感じられる。まず動き出しは滑らかに追従しているようで、しっかり感は別のクルマかと思えるほど。大げさではなくそれくらいの体感がある。
 走り出してもその違いは顕著で、特にハイスピードでのコーナーリングやバンク走行時での横方向の応力が強いシーンではやはり絶大な安定感があった。また静粛性の高さもさすがで、まさにプレミアムブランドらしい快適性を確保しているのである。
  • トーヨータイヤ
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