日本国内で、最も歴史のある四輪駆動車のアフターパーツメーカー。それが4×4エンジニアリングサービス(以下、4×4ES)。カスタムのことをあまり詳しく知らなくても、「カンサス」や「ブラV」の名前を耳にしたことがある人は多いと思うが、これらはいずれも4×4ESのブランド名で、二つ名で呼ばれるほど多くのファンから愛され続けている。4WDの持つ走破性を損なわず、その性能をさらに引き上げることをモットーとして様々なパーツがリリースしているが、そのスタンスは今後も揺らぐことはない。
JIMNY


クルマの足もとと言えば、真っ先に思い浮かべるのがアルミホイール。四半世紀以上前から継続販売されているブラッドレーVは、オフロードを走るために開発された、リアルオフローダーのためのアルミホイールと言っても過言ではない。鋳造の1ピース、シンプルなデザインにはすべて意味があり、これぞ機能美と言えるだろう。
もちろんオフロード走行はあまり考えておらず、もっとスタイリッシュなファッション性を高めたいユーザーもいるだろう。そんなニーズに応えるのが、Air/Gシリーズ。近年はカスタムの方向性にも多様性が求められる時代だが、4×4ESは「変わらないもの」を大切にしつつ「時代に合わせたもの」も提案し続けて行くだろう。
◆Air/Gシリーズ

ガンメタリック

マットブラック

マットブロンズ

マットガンメタリック
四半世紀以上に渡り販売され続けるブラッドレーVは、日本だけでなく世界中で愛用されるベストセラーモデル。

排土性を重視したデザインや、強度を追求するためにリムの端まで伸びたスポークは、機能から生み出されたカタチだ。また鍛造に匹敵する軽さを追求したブラッドレーVエボリューションは、クラス最軽量級の6.07kgを実現している。


JIMNY SIERRA


高い耐久性に加えスタイルも重視


ジムニーに乗るユーザーが全員オフロードを走るわけではないし、中にはブラッドレーVが「シンプルすぎる」と思う人もいるだろう。そんなユーザに向けてリリースするのがAir/G Rocks。幾何学的なディスク面とビードロックをイメージしたデザインは、ジムニーの足もとに優美さを感じさせてくれる。カラーはマットブラックとステルスブロンズを設定。

エクステリアパーツでは、シンプルなリアラダーを発売中。デモカーにはスチール製でマットブラック塗装したモデルを装着。また、ステンレス素材でハンドバフで仕上げられた仕様も用意される。
サスペンションの補正や各種ガードも発売中


ビッグカントリーサスペンションの基本はコイルスプリングと専用ショック。スプリングは30㎜リフトアップと70㎜リフトアップの2種類を設定。リフト量に合わせてキットの構成内容が変わるが、ステアリングダンパーやブッシュなどを含めたバリエーションを豊富に用意。自分のジムニーに最適なセットを選択できる。また、他にもオプションで様々なパーツを用意しており、自分の使い方に最適なパーツを追加できる。

ローディングアームとトレーリングがボディと繋がるピボット部分をスチール製のガードでしっかり保護。オフロードで引っかからないよう、スキッド性を追求した形状を採用する。

リフトアップするとスタビラーザーに引っ張る力が加わり、サスペンションの動きが損なわれる。これをノーマルと同じ角度に戻すために、ブロックを挟み角度を改善するスタビライザーダウンブロック。

ノーマルよりも太いタイヤを装着すると、わだちの影響を受けやすくなる。直進性の改善を図るには、ステアリングダンパーの交換が効果的。セットだけでなく、単品でも購入可能。

燃料タンクを岩などにヒットさせると、重大なトラブルになり自走できなくなる可能性がある。それを防ぐために、スチール製の頑丈なガードを装着。オフロードデビュー前に装備したい。


30㎜リフトでは必要ないが、70㎜リフトの場合プロペラシャフトとクロスメンバーが干渉してしまう。そこでブラケットを追加し、ノーマルのメンバーを前方&下方にオフセットし回避させる。クロスメンバーを外している人も多く見られるが、厳密に言えばボディ合成が下がるし、車検に通らないという話も耳にする。リフトアップ量が70㎜以上のユーザーは、装着を勧めたい。

リアショックの根本にも、ガードを追加。ホーシングの前とショックの下側の2箇所で確実に固定する。ロックセクションではショックが破損することもあるので、備えあれば憂い無しだ。

車高を上げるとラテラルロッドが傾き、足回りと車体のロールセンターがズレ不快な横揺れが起きる。ブラケットの追加で角度を補正すると、リアサスが綺麗に上下し快適な挙動となる。

遂にデリバリーが開始されたジムニーノマド。4×4ESがシエラに設定するブラッドレーV/ブラッドレーVエボリューション/Air/G Rocksのいずれも装着が可能だ。
- 4x4Engineering
- 愛知県名古屋市中川区広川町1-1-2
- 052-715-4411
- 営業時間:9:00〜18:00
- 定休日:土曜日・日曜日
- https://www.4x4es.co.jp/