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【ARAI 4×4 Lab.】快適さは維持してスタイルUP!これぞ〝A4L流〟カスタム術!

アグレッシブなエクステリアカスタムに、最上級のサスペンションをインストールした新井工房の150プラド。通称〝工房号〟とも呼ばれるこのデモカーは、ユーザーの間で今なお憧れの的となっているが、この路線とは別のコンセプトで進化を遂げているのが、ランクル250だ。
 この最新デモカーは、ノーマルフェンダーを基本としつつ、スタイルアップと走破性を考慮して大径タイヤを装着し、かつ良質なサスペンションパーツを最良のセッティングでインストールしている。つまりは快適性を失うこと無く、スタイリッシュで高い走破性を誇るランドクルーザー250、というワケだ。
 そして、足もとにはメソッドの17インチホイール『MR703』と285/70R17サイズの『ジオランダーM/T G003』、さらにKINGショックのリフトアップキットを装着した250デモカーは、新たにオリジナルのA4L延長バンプラバーキットを実装。これを製品化してリリースした。
 その中身は従来のバンプラバーより大きく長い。これはショックアブソーバーの縮み側で威力を発揮し、縮み側の限界手前から絶妙な減衰を開始するためのもの。このパーツを装着することで、快適性は維持されたまま、走破性を高めることに成功した。事実、すでに装着済みのランクル250のオーナーは、その走りに大満足しているとのこと。
 このA4L延長バンプラバーキットは、サスストロークがノーマルと同等の場合でも効果が顕著にだという。250オーナーなら要注目のカスタムメニューなのだ。

A4L(新井公房)とは?

某国内メーカーのエンジニアだったが、脱サラしてカスタムプロショップ『新井工房/ARAI 4x4Lab.』 を立ち上げた新井康弘さん。エンジニア時代から高いインストール技術と独特のカスタムセンスが評判で、ユーザーから多くの依頼を受けるようになったことで独立を決意。そうした要望に合わせた足回りのカスタム&チューニングのほか、スタイリッシュなボディワークを発展させ、現在はA4Lブランドを中心にオリジナルパーツを数多く取り扱う。
写真の通り、なんとスペアタイヤより高い位置にセットできる新井工房オリジナルのマフラー。マフラーを換装しても、オフロード走行時のデパーチャーアングルはむしろアップする。材質はオールステンレスでテールエンドはダウン形状だが、パイプ径はノーマルとほぼ同一。フランジもノーマル形状を踏襲しているためボルトン装着が可能。音量自体は大きくなく、低音が強調されたジェントルな排気音となる。車検対応品。

ステップをスマートに保護するスカッフプレート

いわゆる先代にあたる150プラドとは異なり、塗装面が剥き出しとなっているランクル250のインナーステップ。乗車時などに意外と傷つけてしまいがちだが、スタイリッシュなステンレスプレートでカバーする『A4Lスカッフプレート』でしっかり保護。写真の通り、フロント用とリア用をラインアップ。

スタイリッシュにランドクルーザー250を守るスキッドプレート&バンパースカッフプロテクター

A4Lブランドのアイテム拡充を進めている新井工房だが、ランクル250用としてフロントのスキッドプレートを新たにラインナップ。オフロード走行への対応も想定したもので、堅牢なスチール製となる。さらに従来からリリース中のリアバンパープロテクターは、新たに「A4Lロゴ」を追加したものへと進化。特長的な凝ったデザインでバンパーを守る。

デパーチャアングルを犠牲にしない〝合法〟ダウンテールマフラーをリリース

GMG祭り2025で初披露された、ランクル250用『新井工房オリジナルマフラー』。エンドピース一体もので、オフロード走行に配慮したアップポジション&ダウンテールが特長。さらにボルトオン装着できることも美点だ。上写真は試作品のため、現状輪切り溶接仕様だが、製品版はベンダーによる曲げ加工のタイプとなる。このアグレッシブなルックスながら、もちろん音量規制などはクリアして車検対応マフラーとしてリリースされる。

■KING SHOCK×A4L

世界中のオフロードシーンで絶大な支持を受け、優れた耐久性&堅牢性を持ち、幅広いセッティング幅があるなどの特長を持つKINGショック。その装着およびセッティングを得意としている新井工房から、ランドクルーザー250専用のKINGショックキットが発売されている。リフトアップした場合を考慮したキットで、リアのアルミビレット製のロアアーム(Superior Engineering)、調整式アッパーアーム(Superior Engineering)、ABS車速センサーブラケット、バンプラバーブッシュ&ステーなど、補正メニューのパーツもすべて揃ったキットとなる。

A4L延長バンプラバーキットが走りを大きく変える

大径タイヤ装着車両において、サスペンションの縮み側でしっかりと良い仕事をしてくれるように、前後に装着されるA4L延長バンプラバーキット。従来のA4Lバンプラバーキットと異なるNEWアイテムで、ノーマルと同等のストローク量のショックアブソーバー装着車に特にオススメ。今回の250用だけでなく、150プラドやハイラックス用もリリース。

USオフロードレースホイールのMETHOD がユーザーに人気!

多くのカスタムホイールを取り扱う新井工房だが、ランクル250用のホイールとして高い人気を誇るのがMethod Race Wheels。USオフロードレースシーンで培った技術を市販のホイールにフィードバックしたホイールをリリースするブランドだ。今回のランクル250が装着したホイールはMETHOD MR703で、装着サイズは17×8.5J+35だ。