30年以上に渡って国内外の様々な4WD・SUVカスタマイズを手がけてきた四駆プロショップのトップランナーである『ロードハウス』。〝ショップ〟であると同時に、近年はオリジナルパーツブランド『KADDIS(カディス)』を精力的に展開するといったメーカー的側面も持ち合わせている。
これまでにプロデュースしてきた車種の膨大なカスタムに応じたアイテム数を誇るKADDISブランドだが、カスタムの方向性として『AR4(エーアールフォー)』と『XTREME(エクストリーム)』という2つのスタイルを提案。前者はノーマルの使い勝手や機能性を損なわない程度の、ちょい上げがベースのオールラウンド性能を追求したスタイル。対して後者のエクストリームは大幅なリフトアップを実施し、AR4スタイルよりもかなりワイドなタイヤとオーバーフェンダーを装着し、いい意味で過激ともいえる迫力のある姿に昇華させたスタイルである。
ここで紹介しているカスタムカーも、すべて2つのスタイルに属している。ちなみに実用新案登録済みのロードハウス独自のリフトアップ技術である「ボディアップマウント」によって、大幅にリフトアップしたランクル300はエクストリームスタイルだ。高さだけでなく横方向にも拡大しているが、後付け感のあるオーバーフェンダーの追加ではなく、「ワイドボディキット」と呼称するボディパ—ツを専用開発。ノーマルのフェンダーに被せて装着することで、純正のイメージに寄り添った一体感のあるスタイリングとなる。
対して最新カスタムのランクル250は、リフトアップコイルで2インチアップ。ショックは純正流用だが、延長ブラケットやスタビリンクプレート、ラテダウンブラケットでしっかりとサスペンションを補正。リフトアップしていても違和感のない自然なハンドリングと乗り味を実現している。またランクル300と同じコンセプトで、純正イメージを崩さないオーバーフェンダーを追加することで、フロント40㎜、リア35㎜のワイド化も実施。ノーマルと比べると十分アグレッシブだが、これはあくまでAR4スタイル。いずれ登場する、迫力のランクル250エクストリームスタイルの姿にも期待が高まる。
またランクルなどの本格4WDだけでなく、シティ派SUVのカスタムにも取り組んでいるのがロードハウスの特徴で、アウトランダーやエクストレイルも同社では重要車種。もちろん忘れてはいけないロードハウス〝最大の主力車〟はデリカシリーズだ。D:5はリフトアップキットとサスペンションチューンで、55インチや7インチのハイリフトスタイルを演出。デリカミニは1インチアップし、ノーマルより大きなATタイヤを実装済みだ。
さらに、充実のルーフキャリア類やフロントメイクまでそのパーツバリエーションは多彩。ロードハウスとKADDISならば、必ずやオーナーが満足する個性的な理想のカスタムを実現できるだろう。
■KADDIS AR4 LAND CRUISER 250


バンパーの中央に追加するファイバープロテクションでオフロードテイストを演出。軽量な樹脂素材を使い、ノーズ部の重量増加によるハンドリングの悪化も防げる。またバンパー下にはスキッドプレートを追加し、下回りやメカニズムをしっかり保護。


フロント40㎜、リア35㎜ワイドのオーバーフェンダーを装着。フェンダーの端部を純正のように処理することで、アフターパーツ感を払拭。リフトアップ&ワイド化により、タイヤサイズは285/60R20として、ホイールは軽さと強度を追求したブラッドストック・スーパーライトを組み合わせる。マッドフラップは差し色的な効果を意識し、シックなブラウンをチョイス。

ワイパー付け根に、バグガード機能が期待できるウインドウディフレクターを装備。

フロント

リア
アップコイルの装着で約2インチリフトアップ。さらにスタビライザーのリンクやショック延長ブラケットも追加。ラテラルロッドの付け根には、偏心カムを備えたダウンブラケットを追加し、リフトアップでズレたホーシングの位置を元に戻し、ノーマル同等の挙動を実現。



近年の4WDカスタムには欠かせない、ルーフキャリアとリアラダーを装着。また車高アップ時に必須のサイドステップは後席部分を低くすることで、子供の乗降にも配慮。いずれも実用性重視のアイテムだが、たくましさが感じられるように、太いパイプを採用。

■KADDIS XTREME LAND CRUISER 300

日本が世界に誇るランドクルーザーのフラッグシップモデル〝300〟。その威風堂々とした佇まいをさらに強調するため、独自の手法で大幅なリフトアップを行ない35インチタイヤに変更。もちろんそのままではタイヤがはみ出すため、ワイド化も実施。いわゆるオーバーフェンダーだけでワイドにするのではなく、ボディ全体を大きく見せるワイドボディキットを専用開発している所が注目点だ。さらに、ルーフキャリアやリヤラダーも専用開発。

また後席部分の乗降性に配慮したサイドステップは、実用性とスタイルアップを両立してくれる。それだけにとどまらず、ルーフマーカーランプの追加やボンネット変更も加えることで、まさに〝エクストリーム300〟の名に相応しいスタイリングが完成した!

KADDISボディアップマウントには、ガード用としてフロントのスキッドプレートパネルもセットされる。

フロント

リア

ボディとフレームをつなぐマウント部分でリフトアップするのが、ロードハウス独自の手法である「ボディアップマウント(実用新案登録済)」。車高を高めにしても操縦安定性はノーマルと同等レベルを維持し、駆動系への負担も軽減される画期的なメニューなのだ。さらにリヤサスペンションのラテラルロッドは水平に装着されるのが理想であるため、同時にそれを実現すべくダウンブラケットも追加。不快な横揺れの発生も抑制している。

ノーマルフェンダーをそのままワイド化したような、ボディに調和するデザインのランクル300専用ワイドボディキット。自然な見た目だが、なんと片側60㎜幅で、ノーマルとは比較にならないほどワイド&立体感を主張できる。

ランクル300のルーフを覆い尽くすほど大きなルーフキャリアは、積載量を優先しつつ、実用性を重視した形状を採用。、またサイドオーニング装着ためのアタッチメントやディフレクターも搭載。さらにルーフ先端にはマーカーランプを装備して主張。

- ロードハウス
- 埼玉県越谷市東越谷3‐5‐8
- 048-963-7600
- 営業時間 : 10:00〜19:00
- 定休日 : 年中無休(夏季休暇、年末年始、イベント時を除く)
- https://www.roadhouse.co.jp