ランドクルーザーやジムニー、さらにはジープラングラーやディフェンダーなど、世界中の本格4WDのカスタムを手掛け続ける「モトレージ」。比較的小さなお店であるが、毎月のように様々なオリジナルパーツを提案し続けており、アイテム数は国内最多と言っても過言ではないだろう。
一言でカスタムと言ってもその目的は人それぞれだが、モトレージが目指すのは「ノーマル車両の性能を損なわず、更に機能を引き出す!」と言うもの。例えばフロントグリルはクルマのイメージを変えるのに有効だが、ドレスアップ目的だけでなく冷却性能を向上させるなど、何かしら機能を付加しているのがポイント。
またサスペンションも単純に2インチや3インチリフトで開発するのではなく、ユーザーの使用環境や目的に合わせ様々な仕様をラインナップ。それと組み合わせるモトレージ専用チューニングが施されたビルシュタインショックとの相性は抜群で、オフロードを重視した仕様であってもワインディングを気持ちよく駆け抜けられる安定感を実現している。
もちろん安全性も重視しており、オリジナルのブレーキパッドやスリットローターも発売中。モトレージではクルマの3大性能をキチンと整える本当のチューニングを提案してくれるので、カスタムを計画しているならまずは相談してみよう。
LAND CRUISER 60

モトレージの歩みとほぼ同じ年月を重ねるランクル60。同じクルマを長年愛用し続けるユーザーのために、モトレージではオリジナルパーツを継続して販売中。デモカーの60はオールペンを実施し、足回りもオリジナルのスプリンングでリフレッシュを実施。ヘッドライトは小糸のLEDに変更し、さりげなくイメージチェンジを実施。DPF装置を装着しNOx/PM適合車両となっており、日本中どこでも胸を張って乗れる仕様となっている。

ヘッドライトは小糸製のLEDに変更。バルブのみを交換するのではなく、ユニットごと交換するので、適切な配光パターンを実現する。雰囲気を崩さず、機能を向上する。

ウインチはWARNの8274を装着。最新モデルの方が軽量で高性能かもしれないが、ランクル60にはクラシカルなウインチの方がよく似合う。

フロントバンパーだけでなく、リヤバンパーもラプターライナーでペイントを実施。メッキ部分を極力排除。高級感よりもワークホース的なスタイルに仕上げる。

ビンテージなクルマに最新のATタイヤを組み合わせることで、乗り心地を進化させることが可能。ホイールは定番のブラッドレーVを組み合わせた間違いのない選択。

フロントブレーキのみ強化。ブレーキパッドとスリットローターに変更している。

オリジナルのリーフスプリングに交換し、車高は約4インチリフトアップ。ショックはランチョで、4×4エンジニアリンングのステアリングダンパーで直進性を高める。

LAND CRUISER 250

これからのメイン車種となるランクル250。もちろんモトレージでも各種パーツの開発に着手しており、まずはガソリン車からスタート。オリジナルのコイルスプリングと専用ビルシュタインショックに交換し、約2インチリフトアップ。タイヤサイズは285/75R18に変更し、まさに威風堂々とした佇まいを実現する。オフロードでのトラブルを予防するため、頑丈なスキッドプレートやアンダーガード、タンクガードを一式装備する。




バンパー奥のスキッドプレート、車体中央のアンダーガード、タンクガードを装備。いずれもジュラルミンを採用しており、ボディ各部をしっかり保護してくれる。

ガソリン車のトルク不足を改善し、滑らかな加速を実現するガナドールマフラー。小気味よい音質に変わるため高回転域でも気分良く走ることができる。

ガソリン車のトルク不足を改善し、滑らかな加速を実現するガナドールマフラー。小気味よい音質に変わるため高回転域でも気分良く走ることができる。

2インチリフトアップしたことで、285/75R18とかなり大きなタイヤが装着可能。ホイールはMKWのM205。細くスポーティンなデザインなので、スリットローターの存在を強調。

前後のブレーキパッドとローターをモトレージ製品に変更。制動性能だけでなく放熱性も高め、重い4WDを確実に止めてくれる。

ガソリン車専用のコイルスプリングで2インチリフトアップ。ノーマルよりも長いスペシャルビルシュタインを組み合わせる。ディーゼル車用のスプリンングも計画中だ。

LAND CRUISER GDJ76

リフトアップのためにリーフスプリングを交換すると構造変更が必要となり、車検を取り直す必要がある。GDJ76の場合ワゴン登録なので車検期間が長く、構造変更を嫌う人も多いのでは?そこでモトレージでは、構造変更が不要なアシストリーフを製作。他にもウインチが搭載可能な樹脂製バンパーや、大径スペアタイヤタイヤを装着しても開閉できるキャリアも設定。ランクル250と同様に、下回りのガードやブレーキもしっかり強化する。

ハンドリングの悪化を防ぐため、軽量な樹脂素材を採用。スチール製のウインチベッドによりウインチは搭載可能となっている。

GDJ以前のモデルと同様に、ボディ側にもスモール、ストップ、ウインカーを増設。むしろ安全性が向上すると言える。

ヒッチメンバーを装着できる様に、分割タイプのステップに変更。あらかじめラプターライナーで塗装した製品もモトレージでは用意している。

スペアタイヤも装着タイヤと同じサイズにするのが理想的。だが左側が開けられなくならない様に、タイヤを右上にオフセットさせるスペアタイヤキャリアを装着する。



リフトアップすると突入防止バーが必要となるが、モトレージではフレームを延長する形状で製作。ランプブラケットとしての機能も備えており、暗闇での作業時等に役立つ。

約2インチのリフトアップによって、285/75R17という、細身大径なタイヤをチョイス。ノーマルフェンダーでも装着できる、ベストな組み合わせと言えるだろう。

- モトレージ
- 兵庫県神戸市東灘区住吉宮町6-12-11
- 078-811-2884
- 営業時間:10:00〜19:00 日曜・祝祭日は10:00〜18:00
- 毎週水曜日/第1・第3日曜と第3日曜の前日の土曜
- http://www.moto-rage.co.jp