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【JAOS】伝統のスタイルを継承する個性豊かなカスタムパーツ群

■JAOS STYLE TRITON

三菱からピックアップトラックとしては13年ぶり、副変速機をもった本格4WDとしても5年ぶりとなるトライトンが国内に登場し、4WDファンだけではなく、アフターパーツメーカーをも歓喜させた。そのひとつが2025年4月に創立40周年を迎えるジャオスだ。

アフターパーツメーカーとしてだけではなく、自動車メーカーとのコラボや海外モータースポーツへの参戦など様々なシーンで活動するジャオスだが、一貫したコンセプトが「4WD専業」であること。4WDユーザーが「なぜそのモデルを選んだか」を突き詰め、時に寄り添うことで開発アイテムの取捨選択を行なってきた。その成果が「ベースモデルを正常進化させるエクステリアアイテム」であり、「コンフォートとスタビリティを両立させたサスペンションアイテム」だ。そんなジャオスだが、1990年代、初代パジェロV系の隆盛と共に成長を遂げてきたのは古くからのヨンクファンには周知のとおり。そんなわけで、三菱自動車製本格4WDであるトライトンは旧知のバディ復活に近い思いであったという。また、トヨタ・ハイラックスを用いた海外モータースポーツへの参戦によって、ピックアップトラックに対するカスタムノウハウも十分となり、新型トライトンを受け入れる体制は整っていたというわけだ。
そんなジャオスのトライトンカスタムについて紐解いてみたい。

BATTLEZリフトアップセット

ジャオスのカスタマイズスタイルに欠かせないのは、機能部品ブランド「BATTLEZ」のアイテムで構築されたリフトアップ。トライトンに対してはフロントはスプリング、リヤにはスペーサーが設定される予定。ピックアップとしては望外に乗り心地の良い同車用アイテムの開発には慎重を期したというが、撮影車両にセットされていた試作品は、すでにBATTLEZブランドに相応しいコンフォートライドとハイスタビリティが両立されていた。

BATTLEZマフラーZS-S

デリカD:5用マフラーでもお馴染みのサイド出しマフラー。SUVでは機会の多い、荷物の搬出入など後部作業の際に排気ガスが直接かかることを防ぐ。高品質なオールステンレス製。新騒音規制をクリアしたリーガルモデルとなる予定。

JAOSマッドガードⅢ

4WD&SUVリアビューの定番と言っても過言ではないエクステリアパーツ。装着するだけでヨンクらしさが増すビジュアルだけではなく、大きなタイヤからはね上げられた泥などからボディを守る機能性は万人が認める。

JAOSサイドステップ ブラック

乗降性というステップ本来の機能とサイドシル部分のガード、そして極太チューブによる4WDらしいスタイリングを兼ね備えた人気アイテム。ステップ部分には高品質なインジェクション成形樹脂を採用しているのはジャオス製品らしい。

JAOSドアハンドルプロテクター

「つかむ」という動作によって、爪によるスクラッチが付き物のドアハンドル周辺。そこで、PVC樹脂シートでボディをカバーするのがこの商品。定番のカーボン柄に加え、細かな幾何学柄が特徴の「ジオメトリック」をニューリリース。

JAOS フロントスキッドバー

どんなSUVでも、装着すると途端に「JAOS style」に仕上がるというキラーアイテム。撮影車両に装着されているのはブラックバーと梨地プレートの組み合わせだが、ポリッシュバーやブラックプレートとの組み合わせなども可能。

JAOS LED フォグランプ 26C

最近は標準でフォグランプが装着されているモデルが多いが、それでもフロント部には丸形のフォグランプを装着したいのが4WDユーザーの心情。4灯同時点灯ができないよう開発されたリレーハーネスを付属しているので車検も問題ない。

JAOS TRIBE CROSS

ジャオスが運営するTEAM JAOSのモータースポーツマシン用に、日本の誇るホイールメーカー「ENKEI」と共同開発された4WD専用ホイール。Wフランジリムやディスク外周に配されたリブ形状がそのパフォーマンスを物語る。

『GSR』『GLS』それぞれの個性を生かすような商品開発

『JAOS style』のポイントとなるエクステリアアイテムは『フロントガード』と『フェンダーガーニッシュ』。ところがトライトンの場合、『GSR』には両方とも標準で装着されている。そこで、サイドステップなどそのままでも共有できるもの、そして純正パーツを取り外せば装着できるものと大枠では2タイプとなるが、『GSR』『GLS』どちらのグレードのユーザーにも満足できるよう商品開発を進めている。

MITSUBISHI TRITON GLS JAOS Ver.

ジャオスにとっては待ちに待ったトライトンだけに、一刻も早く手掛けたい。そんな折、三菱自動車工業より「東京オートサロンでトライトンの登場を一緒に盛り上げてくれないか」とのオファーが届いた。実は新規アイテムを立ち上げるにはあまりに短期間であったが、なんとか展示モデルとして仕上げたのが「TRITON GLS JAOS ver.」だった。