ラダーフレームを備える本格的な4WDからモノコックボディのSUVまで、様々な車種のカスタマイズに取り組み続けるロードハウス。それを示すように今年のオートサロンにはランクル250とエクストレイルのデモカーを発表。
どちらもリフトアップやオーバーフェンダーを追加することで一回り大きなフォルムを実現しているが、スタイルだけでなく街乗りの使い勝手も重視しているのがポイント。具体的に言うならばランクル250は片側約40㎜のオーバーフェンダーを追加。またフロントバンパーにはファイバープロテクションを装備するが、オリジナルのボディラインと見事に調和しており、美しささえも感じられる。全体的に見るとマッドフラップやルーフラック、リアラダーといったロードハウスの定番アイテムを250に注入しており、まさに王道的カスタム。
対するエクストレイルは、敢えて言うならば原点回帰がコンセプト。T30やT31が持っていた野性味がどんどん失われているように思えるが、オーバーフェンダーやランプ類の追加で、都会よりも広野が似合うシルエットへと大変身。ルーフラックやエアロボンネットなど、こちらもロードハウスの定番メニューではあるが、長年の経験で積み上げられた“らしさ”が溢れたスタイルだ。
もちろんスタイルだけでなく、保安基準にもしっかり適合。ロードハウスのカスタムは、大胆にして繊細という言葉が相応しい。
KADDIS AR4 LAND CRUISER 250



バンパーの中央に追加するファイバープロテクションがオフロードスタイルを演出する。ハンドリングの悪化を防ぐために樹脂素材で軽さも重視。またバンパーの下にはスキッドプレートも追加。オフロードに踏み込んだ際、下回りやメカニズムをしっかり保護してくれる。


ワイパーの付け根部分には、バグガードとしての機能が期待できるウインドウディフレクターを装備。またルーフの先端にはルーフマーカーランプを装着し、視認性を向上させる。

エルフォードのスプリット4本出しを装着。スクエアなタイプXのほかにオーバルのタイプWも設定。トルクが太くなり、運転のしやすさがアップする。



近年の4WDには欠かせない、ルーフキャリアとリアラダーを装着。サイドステップは後席部分を低くすることで、子供の乗降にも配慮。いずれも実用性重視。逞しさが感じられる様に、太いパイプを採用。



オーバーフェンダーの追加で、フロントは40㎜、リアは35㎜ワイド化を実現し、フェンダーの端部を純正の様に処理することで、アフターパーツ感を感じさせない。リフトアップ&ワイド化によって、タイヤサイズは285/60R20に変更。これに軽さと強度、さらに安全性を追求したブラッドストックスーパーライトを組み合わせる。マッドフラップは差し色的な効果を意識し、シックなブラウンをチョイスする。



アップコイルの装着で約2インチリフトアップ。ラテラルロッドの付け根には、偏心カムを備えたダウンブラケットを追加し、リフトアップでズレたホーシングの位置を元に戻し、ノーマル同等の挙動を実現する。


スタビライザーのリンクやショック延長ブラケットも追加。ただ車高を上げるだけでなく、細かな補正を行なうことで快適な走りを実現する。

KADDIS AR4 X-TRAIL 33



グリルの上側にはマーカーを追加。またウインドウの上にはランクル250と同じく、ルーフマーカーランプを追加することで存在感をアピール。カスタムすることで、霧やホワイトアウト時の安全性を高めることが可能だ。


フロントバンパーやルーフラックの先端には、独特な形状と様々な発光パターンが選択できるNOVSIGHTのHALOを装着。



スタイリングだけでなく、エンジンルームの熱を効率よく排出するエアロボンネット。開口部の裏側にはカバーを備えているので、エンジンに雨水が掛かることはない。ブラックのサイドステップやフューエルリッドカバーを追加することで、T33型では失われつつあったワイルドさを演出する。


モノトーンの車体色に合わせ、ブラックのマッドフラップをチョイス。MKWのM205はブロンズとブラックを装着。これにBFグッドリッチのAT KO3(265/60R18)を組み合わせる。


アップコイルに交換し、ノーマルよりも約35㎜リフトアップしたことでオフロードでの安心感が高まる。またノーマルよりも大きなタイヤを装着することでカスタムの幅が広がる。


ルーフラックやリアバンパー下にプロテクターを装備。見た目の逞しさだけでなく、積載能力や機動力を向上させることができる。

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