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【MASTERPIECE】ファミリーカーとしてだけでなくオフロードも楽しめるクルマ!

JIMNY 5Door ULTIMATE 5″UP STYLE

1月30日に国内投入が発表された5ドアジムニー(ジムニーノマド)。長年、ジムニーやランクルのカスタムを行なってきたマスターピースでは、国内モデルが投入される前にインド仕様の5ドアを導入し、早速5インチのリフトアップを実施している。
コンセプトに掲げたのは「クロカン走行が楽しめるファミリーカー」で、これは以前からマスターピースが大切にしてきたテーマ。オフロードでの高い走破性をもちろん重視するが、オンロードでの快適性も追求しているのは言うまでもない。それを実現するために同社では「トラクションリンク」と名付けた独自のサスペンションアームを装着。これにより、捻れが解消し極めてしなやかな足回りを実現している。

5インチリフトアップしたらオンロードでのロールを心配するかもしれないが、モンローのサムライショックに交換。また可能な限りワイドな235タイヤに変更することで、高速道路を走行しても安定感の高さを実感できた。
エクステリアはバンパーをマスターピースのオリジナルに変更し、前後のアングルを拡大。5ドアのために新たに開発しているアイテムはタンクガード程度だが、ジムニーノマドが発売開始となった暁には様々なパーツがリリースされることだろう。3ドアというジムニーのウイークポイントを完全に克服したジムニー5ドア。ジムニーファンのみならず。これからの4WD界を牽引するクルマになることは間違い無いだろう!

前後のバンパーはマスターピースのオリジナルに変更。金属製なので、オフロードで少々ヒットしても問題無し。ちなみにフロントのフォグやリヤコンビネーションランプは純正部品がそのまま流用できるので、リーズナブルな所も魅力と言えるだろう。またリヤバンパーの下には突入防止バーも装着する。

両の中心部分には、大型のトランスファガードを装備。アルミ製だが6㎜厚とすることで、十分すぎる強度を確保する。リヤホーシングの前側に燃料タンクを設置。ヒットしにくい位置ではあるが、トラブルを未然に防ぐためにスチール製のタンクガードを装着。まさに備えあれば憂い無し!と言えるだろう。

リヤバンパーの変更に伴い、ナンバープレートはテールゲートノブの下に移設。また235/85R16サイズのタイヤを装着できる様に、スペアタイヤブラケットも変更。オフロードを走るなら5本全て同じサイズに交換しよう。

タイヤはオープンカントリーM/T(235/85R16)に変更。5インチリフトアップしたことで、ランクル70でオフロードを楽しむユーザーと同じサイズが装着可能となる。今までのジムニーの常識を超えた仕様と言える。

ハイマウントブレーキランプやサイドウインカーは、レンス部分をスモークタイプに変更。クルマ全体をモノトーンで仕上げることで、可愛らしさよりも逞しさや武骨さを強調している。

5″UP Grace SUSPENSION KIT/ULTIMATE SET

マスターピースのオリジナルスプリングでリフトアップ。これにモンローのサムライショックを組み合わせる。前後のラテラルロッドもステンレス製の調整式に交換し、更にアップブラケットも追加。可能な限り水平となる様にセットすることで、違和感のない挙動を実現する。

もちろんスタビライザーのリンクやバンプストッパー、ショックの延長ブラケットなど細かな補正も施されており、オン/オフを問わないオールマイティ性を追求する。

ステアリングスタビライザーは、タフドッグの4WAYタイプ。装着されたコイルスプリングが飛躍的に直進安定性を高める。

リーディングアームとトレーリングアームは、マスターピースのトラクションリンクに変更。キャスター角の補正やホイールベースの修正だけでなく、リンク部分を増やすことでサスペンションの自由度が飛躍的に向上できる。