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【KS FACTORY】どこにでも行けるし、人も荷物もたっぷり積める究極のオフロードリムジン

ロングの78(いわゆるトゥルーピー)に憧れるけど、乗降用のドアが2枚しかないのはファミリーユーザーにとっては大問題。財布を握る奥様も首を縦に振るわけがない。でも76や77、さらに言えば70プラドのロングじゃちょっと短い…。そんな悩みを抱えるユーザーに救いの手を差し伸べるのが、この70リムジン(7人乗り)だ。
世界各地で活躍するランドクルーザー70には、ショートからスーパーロングまで、4つのホイールベースが存在する。このリムジンのベースは、スーパーロングの消防車で、ポンプ類を取り除いた後部に70プラド(後席以降)を合体させている。ロングモデルはホイールベースが2780㎜に対しスーパーロングは3180㎜なので、ホイールベースだけでも400㎜長い。それによって、2列目の足元はリムジンと呼ぶに相応しいゆとりを実現している。
もちろんストレッチしただけでは、70のアドバンテージであるオフロードでの走破性は低下する。そこでリフトアップやMTタイヤへの交換も実施。ルーフキャリアやサイドオーニングも追加し、機動力だけでなく遊びの機能性も高めている。まさに全地形に対応した究極のオフロードリムジンと言える。
ちなみにKSファクトリーには3台の70の消防車を在庫しているのでこのリムジンも購入が可能だが、自分の好みの仕様で作り上げるなら、まずはKSファクトリーに相談してみよう。

フロントバンパーは、グリル部分まで保護するARBのウインチブルバーに変更し、大型のLEDランプも装着。フェンダーミラーをあえて残している。

70の定番ホイールといえば、ブラッドレーV。ここに細身大径なオープンカントリーM/T(235/85R16)タイヤを組み合わせる。

オールドマンエミューのキットを装着。ショックはリザーバータンクが備わるBP-51で、高い安定性としなやかな乗り味を両立する。

ルーフラックにオーニングを追加。また積載性を高めるためにリアラダーも装備。ラックの後方にもアウトドアでの使い勝手を考慮しLEDランプを装着する。

セミロングの製品のままでは短いので、ロックレールはこのリムジンのためにワンオフで製作。岩場で石の上に乗ってもボディをしっかり保護する。

セカンドシートとサードシートは78プラドの部品を使用。3列ともKSファクトリーのシートカバーを装着し、落ち着いた雰囲気を醸し出している。ブラックのレザーとグレーのファブリックが実用車感を払拭。

76よりもホイールベースが400㎜長くなったことで、セカンドシートの居住性は格段に向上し、テーブルも追加。ドアの内側はコーデュロイ生地とウッドパネルで装飾し、リムジンに相応しい質感を演出。

毛足が長く、高級感を演出するKSファクトリーのオリジナルフロアマット。フロントシートの間には大型のセンターコンソールも追加し使い勝手を向上させる。

一見しただけでは普通のセミロングに見えなくもないが、ボディサイドをよく見るとストレッチ部分がわかりその長さを実感できる。もちろんドアの開閉は可能で、こんな70が欲しい!と思う人も多いことだろう。