やっぱりUSAブランド一択でしょ!そう断言するユーザーは非常に多いと思う。確かに異なるメーカーの製品を組み合わせても統一感あるスタイルを創り上げられるし、王道の姿に仕上げられる。だが多くの人が同じようなアイテムを選ぶということは、せっかくカスタムしたにも関わらず「どこかで見たことがある仕様」に陥りかねない。
そんな現在の風潮に一石を投じるのが、ガレージベース。長年輸入車のカスタムを専門に行なっており、特にローダウンスタイルが得意なショップだが、そんなプロショップがジープをカスタムするとこのようなスタイルになる!という実例がこのサハラだ。
コンセプトは「やりすぎない普段乗りができるカスタム」で、オリジナルの姿を大きく変えないように注意。サハラでありながら、あえてスポーツのような割り切り感を演出している。
外観は非常にシンプルだが、ハンドリングにも注力しており、ベルテック製のキットでリフトアップを実施。さらに前後のアームにはダウンブラケットも追加し、直進性・コーナリングとも極めて高い安定感を実現。37サイズのMTタイヤを履いているが極めて快適な乗り心地で、まさにガレージベースの豊富な経験と高い技術力が凝縮された1台と言えよう。
フロントグリルは2024年モデルから採用された、上下が狭いタイプに変更。よりワイドに見えるデザインがポイントで、視覚的効果は絶大。
サスペンションはUSAのBELLTECHをチョイス。ショックとスプリングを交換すれば確かに車高は上がるが、各部のジオメトリーが変化するので補正が必要。そこで前後のアームの取り付け部にダウンブラケットを追加し、ノーマルと同じ角度に修正している。またステアリングダンパーもFOXで強化。MTタイヤを装着しているのだが、驚くほど快適で安定した走りを実現している。
数あるUSAブランドの中から選んだホイールは、BTB by NEUTRAL-WHEELSのデザインM。メッシュ×センターキャップのデザインはジープ用では珍しい。エレガントなホイールに、あえて対極的なトレイルグラップラーM/Tを組み合わせ、力強さを強調。
サイドステップはWHAコーポレーションのE-STEP。リフトアップ車には必須のアイテムだ。強靭なスチール素材を採用するので、サイドシルの保護も兼ねる。
USモデル純正ハイフェンダーにWHAコーポレーションのワイドボディキットを使用して、外側&上方向にフェンダーを移設。より太く、より高さのあるタイヤが装着可能となる。
背面タイヤレスとし、そこにライセンスプレートをセットできるTERAFLEXスペアタイヤデリートキットを装着し、リヤビューをスポーティ&シンプルに演出。
- ガレージベース
- 鳥取県鳥取市用瀬町鷹狩680-1(SHOW ROOM)
- http://www.garage-base.com
- 0858-87-3900
- 定休日:月曜日